書き方と実測

研修・セミナーの受講報告書(受講日・受講料・学んだこと・活用の予定)

受講メモから受講報告書をAIで書いたときの成果・活用計画の書き足しと日付・費用の実測・プロンプト

結論(先に)受講報告書は、研修やセミナーを受けた人が、受講した内容と学んだことを上司に報告する文書です。架空の受講メモ(労務事務の基礎セミナー)から報告書を書かせた当社の検証(各条件1回)では、4条件とも、研修名・日時・受講料22,000円を原文のとおりに書き、学んだことの2点も落とさず、「社内で試すかどうかは未定」を決まったことにした条件はありませんでした。差は書き足しで、ただ頼んだだけのOpus 5.5は、メモに無い資料の扱い(「社内で共有せずに保管しておきます」)を決めました。ただ頼んだだけのHaiku 4.5は、メモに無い提出日、学んだことの中身の説明(「漏れを防ぐ」を含む)、同じ資料の扱いを足しました。

受講報告書で確かめたい4つの点

受講報告書で、取り違えや書き足しが起きやすい4つの点を、今回の架空のメモに当てて整理します。実際の報告書は、会社ごとに様式も載せる項目も違います。

確かめたい点見るところ今回の架空の書類
研修名・日時研修名、主催、日付と時間、形式労務事務の基礎セミナー(東洋ビジネス研修)、9月18日(金)10:00〜17:00、オンライン
受講料と負担金額、税込か、誰が負担するか22,000円(税込)、会社負担
学んだことメモの項目を、中身を足さずに書くか休暇の申請から承認までの流れの整理のしかた、勤怠の月次締めのチェック表の作り方
成果・活用の予定効果の断定や、決まっていない予定を書かないか社内で試すかどうかは未定(上司に相談する)。資料の社内共有は未確認

AIで受講メモから受講報告書を書いたときの実測

下の架空のメモ(総務部の研修受講メモ)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモから、上司に提出する研修の受講報告書を書いてください。」とだけ頼む条件と、下のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ書かせました(2026年10月12日)。メモには、活用が未定であることと、資料の共有が未確認であることも入れています。

研修受講メモ(架空) 総務部 佐々木

・研修名:労務事務の基礎セミナー(主催:東洋ビジネス研修)
・日時:9月18日(金)10:00〜17:00
・形式:オンライン
・受講料:22,000円(税込)、会社負担
・学んだこと:休暇の申請から承認までの流れの整理のしかた、勤怠の月次締めのチェック表の作り方
・社内で試すかどうかは未定。上司に相談する。
・研修資料を社内で共有してよいかは未確認。

採点は7項目です。①研修名と主催 ②日時と形式 ③受講料と会社負担 ④学んだことの2点 ⑤活用計画を決まったことのように書かない ⑥メモに無い成果・効果を書かない ⑦メモに無い数字・名前・出来事を書かない(提出日、資料の扱いの決定、学んだことの中身の説明も数える。定型の挨拶や見出しは数えない)。

条件7項目報告書の内容メモに無い書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7研修名・日時・受講料・学んだことが原文のとおり。「社内で試すかどうかは未定です。今後、ご相談させてください」「まだ確認できていません」と、メモの事実を書いたなし
Opus 5.5・ただ頼んだだけ6 / 7(⑦×)研修名・日時・受講料・学んだこと・未定のことは原文のとおり。報告書のあとに「メモに書かれていないこと(各項目の詳しい内容や感想など)は足していません」と断りを付けたあり。「確認が取れるまでは、資料は社内で共有せずに保管しておきます」(メモに無い資料の扱いの決定)
Haiku 4.5・プロンプトあり7 / 7研修名・日時・受講料・学んだことが原文のとおり。「上司に相談します」「未確認です」と書いた。報告書のあとに、メモの題にある「(架空)」の扱いを確認する補足を付けた(報告書の外)なし
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ6 / 7(⑦×)研修名・日時・受講料は原文のとおり(日時には「2026年」を足した)。活用は「未定です。上司と相談し」と書いたあり。提出日「2026年10月12日」、学んだことの中身の説明(「何を確認し、どこで記録を残すかの整理のしかた」「漏れを防ぐためのチェック表」)、「確認が取れるまで共有は行いません」。成果の言い切りは無く、⑥は○
  • 研修名・日時・受講料は4条件とも原文のとおりで、学んだことの2点も落ちなかった。受講料22,000円(税込)・会社負担を取り違えた条件はありませんでした。ただ、Haiku 4.5のただ頼んだ条件は学んだことに中身の説明を足し、Opus 5.5のただ頼んだ条件は「勤怠の月次締めで使うチェック表の作り方」と、「で使う」を足しました(言い換えの範囲として数えていない)。
  • 活用計画を決まったことのように書いた条件は無かった。メモに「未定。上司に相談する」と書いていたため、作りにくい条件だった可能性があります。メモにその一文が無い場合は、この検証では確かめていません。
  • 書き足しは、ただ頼んだだけの2条件。Opus 5.5は資料の扱いを決め、Haiku 4.5は提出日、学んだことの中身の説明(「漏れを防ぐためのチェック表」という目的の言い方を含む)、資料の扱いの決定を足しました。Opus 5.5は報告書の外に、主催に問い合わせると早く確認できるという助言も付けています(数えていない)。メモの「未確認」を、「共有しない」という決めごとに変えた点は、2条件で同じでした。
  • 各1回の比較なので、プロンプトの効果とまでは言えません。メモは1枚と短く、実際の受講メモや、感想・成果のメモがある場合で同じ結果になるとは限りません。
この検証の範囲:1つの架空の書類で、各条件1回ずつの結果です。書類と正解は当社が作ったものです。採点の7項目のうち⑦の例(資料の扱いの決定、学んだことの中身の説明、提出日)は、回答を見たあとで正解表に足しました。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。報告書の様式や提出先の決まりは、会社の規程に沿って人が確かめてください。

受講報告書を書くプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです。

次のメモから、上司に提出する研修の受講報告書を書いてください。次のルールを守ってください。
・メモに書いてあることだけを書き、数字・日付・名前は原文のとおりにする。
・成果や効果、社内での活用の予定は、メモに無ければ作らない。未定のことは未定と書く。
・メモに無い数字・人名・出来事を足さない。

[ここにメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 成果は、受講したあとに人が確かめて足す。「業務が効率化する」のような効果は、受けた直後には分かりません。メモに無い効果をAIが書いたときは、削ってから出します。
  • 活用の予定は、上司と相談してから人が決める。メモが「未定」のときは、報告書も「未定」のままにします。AIに「活用計画も書いて」と頼むと、決まっていない計画を作ることがあります。
  • 日付・金額は、申込書や領収書と見比べる。提出日のように、メモに無い日付が入っていないかも確かめます。

よくある質問

受講報告書には何を書けばよいですか?

研修名、主催、日時、形式、受講料、学んだこと、活用の予定を、事実として短く書きます。成果は、受講後に確かめられたことだけを書きます。様式は会社ごとに違うため、決まりがあればそれに沿います。

AIに受講報告書を書かせると、成果や活用の予定を作りますか?

当社の検証(各条件1回、架空のメモ1枚)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、活用の予定を決まったことのように書いた条件はありませんでした。ただ頼んだだけの2条件は、メモに無い資料の扱いを決め、Haiku 4.5は提出日と学んだことの中身の説明(「漏れを防ぐ」を含む)も足しました。実際の受講メモで同じ結果になるとは限りません。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月12日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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