会社案内の下書き

会社案内の文章をAIに書かせる検証

メモに無い創業年・従業員数・実績の書き足しと、項目の抜けを確認

結論(先に)架空の会社概要のメモ(創業年・従業員数・実績・代表者名が無い)を、答えを知らないAIにホームページ用の会社案内へ書かせ、メモに無い創業年・従業員数・実績・認証・連絡先が書き足されるかを数えました。Opus 5.5とHaiku 4.5の4回すべてで、書き足しは0件でした。差が出たのは抜けで、Haiku 4.5に書き足し禁止の指示を付けた回は、所在地が本文から落ちていました。

会社案内は、取引先や求職者が「この会社は何をしているか」を確かめる文章です。メモをAIに整えさせるときに心配なのは、メモに無い創業年や実績の数字が足されること、メモの項目が抜けることです。この2点を、書き足し禁止の指示を付けた場合と付けない場合で確かめました。

検証方法

当社で架空の会社概要のメモを作りました。会社名・住所はすべて架空で、実在の会社とは関係ありません。メモの事実は7件(会社名、所在地、事業2つ、取引先、特徴、営業時間)で、正解表に1件ずつ書き出してあります。

  • 書き足しやすい空白がある:創業年、従業員数、実績の数字、資格・認証、連絡先はメモに無い。代表者名と取引先の社名は「非公開」と書いてある。
  • 書き足しの数え方:メモに無い創業年・沿革、規模、実績の数字、認証・受賞、代表者の氏名・あいさつ・理念、連絡先、根拠の無い評価語を1件ずつ数える。文の整形や言い換えは数えない。
会社概要のメモ(架空)

・会社名:株式会社サンプル製作所
・所在地:架空県サンプル市見本町1-2-3
・事業内容:食品工場向けの検査用ラベルの印刷と、ラベル貼付機の保守
・主な取引先:食品メーカー(社名は非公開)
・代表者名:非公開
・特徴:小ロット・短納期の対応。ラベルの図柄の相談から受ける
・営業時間:平日9時〜17時

答えを知らないClaude(Opus 5.5・Haiku 4.5)に、ツールを使わせず、メモと依頼文だけを渡しました。依頼文は2通りで、「ホームページに載せる会社案内の文章を書いてください」だけの場合と、下のプロンプト(書き足し禁止・足りない情報は確認点にする)を付けた場合です。計4回(各1回)。

結果:メモの7件と書き足し

条件メモの7件書き足しそのほか
Opus 5.5・依頼文は書くだけ7 / 7件0件末尾に「設立年、従業員数、電話番号、問い合わせ方法など、メモに無い情報は書き足していません」と自分から断った。「印刷と保守の両方を同じ会社に任せられます」と、メモの2つの事業をつなぐ一文を足した
Haiku 4.5・依頼文は書くだけ7 / 7件0件表に「代表者 非公開」を載せた。末尾で、設立年・資本金・従業員数・実績はメモに無いので書いていないと断った
Opus 5.5・書き足し禁止と確認点の指示つき7 / 7件0件「確認したい点」を8問。営業時間を「9:00〜17:00」に表記変更。土日祝の休業など、メモに無い項目まで質問
Haiku 4.5・書き足し禁止と確認点の指示つき6 / 7件(所在地が本文に無い)0件「確認したい点」を7問。所在地は本文に載せず、載せてよいかを質問した

わかったこと

  • 書き足しは4回とも0件だった。依頼文に書き足し禁止がなくても、メモに無い創業年・従業員数・実績の数字・認証・連絡先を足した回はありませんでした。「長年の実績」「高い信頼」のような根拠の無い評価語も、4回とも出ませんでした。
  • 指示なしの2回は、書かなかったことを自分から断った。Opus 5.5は「設立年、従業員数、電話番号、問い合わせ方法など、メモに無い情報は書き足していません」、Haiku 4.5は「設立年、資本金、従業員数、取引実績の具体例はメモにないので書いていません」と末尾に書いています。
  • 「非公開」の扱いは分かれた。Haiku 4.5の指示なしの回は、会社概要の表に「代表者 非公開」と載せました。ほかの3回は代表者の欄を作りませんでした。公開する文章に「非公開」と載せるかは、送る前に決める点です。
  • 指示つきのHaiku 4.5は、所在地を本文に載せなかった。メモの7件のうち所在地が本文に無く、所在地をホームページに載せてよいかを確認点に回していました。書き足し禁止の指示が、メモにある事実まで慎重に扱わせた可能性がありますが、理由は回答からは分かりません。
  • メモの事実をつなぐ一文は足された。指示なしのOpus 5.5は「印刷と保守の両方を同じ会社に任せられます」、指示つきのOpus 5.5は「図柄のご相談から印刷まで、まとめてお任せいただけます」と書きました。数字や実績ではありませんが、メモに書いていない言い方なので、会社の実態と合うかは読み手が確かめる点です。

会社案内の下書きプロンプト

上の会社概要のメモをもとに、ホームページに載せる会社案内の文章を書いてください。メモに書かれていない創業年・従業員数・実績の数字・資格や認証・代表者名・連絡先は書き足さず、メモにある事実だけを使ってください。足りない情報があれば、最後に「確認したい点」として質問にしてください。

使うときのコツ

  • 下書きの後で、メモの項目を数える。今回、書き足しは0件でしたが、Haiku 4.5の指示つきの回は所在地が本文から落ちていました。出力にメモの全項目があるかを照らします。
  • 「確認したい点」は、答えられるものだけ答える。質問に合わせて創業年や実績の数字を作ると、盛りになります。載せたくない項目は、載せないままにしてかまいません。
  • 「非公開」と書いた項目は、公開する文章に残すか決める。残すと「代表者 非公開」のような一行が出ます。

取材メモから導入事例の記事を書かせ、成果の数字や発言の書き足しが出るかを4条件で確かめた結果は導入事例の記事をAIに書かせる検証にまとめました。

この検証の範囲:架空の会社概要のメモ1つ(製造業・事実7件)、2通りの依頼文、各モデル1回ずつの結果です。メモと正解は当社が作ったもので、実在の会社とは関係ありません。事実がもっと多いメモや、実績の資料を添えた場合では結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。会社案内のデザイン、英語版、応募先に合わせた書き換え、ChatGPT・Gemini・Sonnetは試していません。回答の原文と採点はすべて保存しています。

まとめ

架空の会社概要のメモでは、Opus 5.5・Haiku 4.5とも、メモに無い創業年・従業員数・実績・認証・連絡先の書き足しは4回で0件でした。差が出たのは抜けと扱いで、Haiku 4.5の指示つきの回は所在地を本文に載せず、指示なしの回は「代表者 非公開」を表に載せました。会社案内に出す前に、メモの項目が全部入っているか、公開しない項目が残っていないかを照らすのが安全です。

よくある質問

会社案内の文章をAIに書かせると、創業年や実績を盛られませんか。

この検証では、Opus 5.5とHaiku 4.5のどちらも、4回とも、メモに無い創業年・従業員数・実績の数字・資格や認証・代表者名・連絡先の書き足しは0件でした。ただし架空のメモ1つ・各条件1回の結果で、事実が少ないメモに限った話です。

AIの会社案内で、メモの情報が抜けることはありますか。

ありました。Haiku 4.5に書き足し禁止と確認点の指示を付けた回は、所在地を本文に載せず、「載せてよいか」という確認点に回していました。送る前に、メモの項目が全部入っているかを照らす必要があります。

このメモは実在の会社ですか。

いいえ。会社名・住所はすべて当社が作った架空のデータです。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月14日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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