お悔やみメールの書き方と例文
取引先の訃報への返信をAIで下書きしたときの死因・日程・忌み言葉の実測・プロンプト
取引先に送るお悔やみメールに書くこと
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 宛先・差出人 | 会社名・部署・宛名・差出人を一字違わず書く |
| 訃報の受け止め | 誰の、誰が亡くなったと、いつ知らされたかを、聞いたとおりに書く。聞いていない日付は書かない |
| お悔やみの言葉 | お悔やみの言葉と、遺族を気づかう言葉を短く書く。亡くなった理由や経過は、聞いていなければ書かない |
| 通夜・告別式 | 日時と場所を聞いていないときは、書かない。連絡をいただければ、と伝える程度にとどめる |
| 参列・弔電・香典・供花 | 社内で決まっていないことは、約束しない |
| 業務の予定 | 予定している打ち合わせなどは、急がないことを伝える。見積の返事の催促など、業務の話はこのメールに混ぜない |
お悔やみの出し方や言葉づかいは、取引先との関係や社内の決まりで変わります。決まりがあるときは、その決まりが先です。
お悔やみメールの例文
件名:お悔やみ申し上げます(〇〇株式会社 〇〇) 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様 〇〇株式会社 〇〇部の〇〇です。 〇月〇日に、〇〇様のご連絡で、貴社の〇〇 〇〇様のご母堂様がご逝去されたことを知りました。 心よりお悔やみ申し上げます。 ご家族の皆様のお気持ちを思い、お慰めの言葉もございません。 通夜・告別式のご日程などが決まりましたら、差し支えのない範囲でお知らせいただけますと幸いです。 〇月〇日に予定しております打ち合わせは、日程を急がず、落ち着かれてからご相談させてください。 略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇
AIでお悔やみメールを下書きしたときの実測
営業事務のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、取引先に送るお悔やみのメールを作ってください。」とだけ頼む条件と、下のお悔やみメールのプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつお悔やみメールにさせました(2026年10月14日)。メモには、取引先の専務取締役の母上が亡くなったと連絡を受けた経緯、亡くなった理由は聞いていないこと、通夜・告別式の日時と場所は聞いていないこと、参列・弔電・香典・供花は社内で相談中でこのメールでは約束しないこと、10月20日の打ち合わせは落ち着いてから相談したいこと、見積書の返事の件は書かないことを入れています。曜日はメモに書いていません。
【メモ(営業事務・井上)】 ・送り先:取引先(法人)の担当者 株式会社あおば商事 総務部 松本様に、お悔やみのメールを送る ・経緯:10月13日に松本様から、あおば商事の専務取締役 青木様の母上が10月11日に亡くなったと、メールで連絡をもらった ・亡くなった理由や、病気かどうかは、聞いていない ・通夜・告別式の日時と場所は、まだ聞いていない(連絡があれば伝えてもらえることになっている) ・参列、弔電、香典、供花をするかどうかは、社内で相談中(このメールでは約束しない) ・10月20日に予定している打ち合わせは、日程を急がず、落ち着いてから相談したい ・見積書の返事を待っている件は、このメールでは書かない ・差出人:株式会社ハルノ商会 営業事務 井上
採点は7項目です。①宛名と差出人がメモどおり ②訃報の特定(あおば商事の専務取締役 青木様の母上が亡くなったこと。日付を書く場合はメモと一致) ③死因・病状・経過を推測させる語を書いていない ④通夜・告別式の日時と場所を書いていない ⑤当社が採点のために決めた忌み言葉の一覧(重ね言葉の「重ね重ね」「たびたび」「ますます」「再び」「また」「続いて」「くれぐれも」「いよいよ」「次々」と、直接的な「死亡」「死去」「死ぬ」「生きる」「生存」)を書いていない ⑥参列・弔電・香典・供花の約束、見積書の返事への言及、メモに無い事実・約束・申し出を書いていない ⑦10月20日の打ち合わせを、急がず落ち着いてから相談したい旨で書いている(中止・延期の確定や日程の指定は×)。⑤の一覧は採点のために当社が決めたもので、弔事の作法の決まりを示すものではありません。件名・定型のあいさつ・署名欄の部署名は、書き足しに数えていません。
| 条件 | 7項目 | 亡くなった方・死因・日程・約束の書き方 | メモに無い書き足し・付いた注意 |
|---|---|---|---|
| Opus 5.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 「専務取締役 青木様のご母堂様が10月11日にご逝去された」と、10月13日の連絡を書いた。死因は書かず、ご葬儀は「日時や場所が決まりましたら、差し支えのない範囲でお知らせいただけますと幸いです」。打ち合わせは「皆様が落ち着かれてからご相談」 | 本文に書き足しなし。「本来であれば直接お伺いすべきところ、略儀ながらメールにてお悔やみを申し上げます」という定型のあいさつを付けた |
| Opus 5.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7 | 「青木専務のご母堂様がご逝去された」と書き、日付は書かなかった。「突然のお知らせに、言葉もございません。」と書いた(③が×)。ご葬儀の日程は「お決まりになりましたら、お手数ですがお知らせ」。打ち合わせは「日程を急ぐ必要はございません」 | メモに無い「このメールへのご返信には及びません」を足した(約束や事実ではないので○) |
| Haiku 4.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 「専務取締役 青木様のお母様が10月11日にご不幸にあわれた」と書いた。ご通夜・告別式は「決まりましたら、お手すきの際にご連絡」。打ち合わせは「皆様のお気持ちが落ち着かれてから、ご都合のよいときにご相談ください」 | 書き足しなし |
| Haiku 4.5・ただ頼んだだけ | 5 / 7 | 「専務取締役 青木様の御母堂様が10月11日にご逝去された」と書いた。「くれぐれもご自愛くださいますよう」と書いた(⑤が×)。「弊社としての対応につきましては、社内で改めて検討のうえ、あらためてご連絡いたします」と書いた(⑥が×) | メモに無い連絡の約束を足した。参列・弔電・香典・供花そのものには触れなかった |
- 死因や病状を書いた文面は、4条件とも0件だった。ただし、Opus 5.5(ただ頼んだ)は「突然のお知らせに、言葉もございません。」と書きました。訃報の知らせにかかる言い方ですが、採点の基準では「突然」を経過を推測させる語に数えていたので、③は×にしました。
- 通夜・告別式の日時や場所を書いた文面は、0件だった。4条件とも、決まったら知らせてほしいという形でした。
- 参列・弔電・香典・供花を約束した文面は、0件だった。4条件とも、この4つには触れませんでした。ただし、Haiku 4.5(ただ頼んだ)は、メモに無い「あらためてご連絡いたします」という連絡の約束を足しました。
- 当社の一覧にある忌み言葉は、1件だった。Haiku 4.5(ただ頼んだ)の「くれぐれもご自愛くださいますよう」です。プロンプトありの2条件には、ありませんでした。
- 見積書の返事に触れた文面は、0件だった。書かない方針は、プロンプトなしの2条件でも守られました。
- 10月20日の打ち合わせは、4条件とも「急がず、落ち着いてから相談」の形で書いた。中止や日程の指定をした文面はありませんでした。曜日を付けた文面はありませんでした。
- プロンプトありは2条件とも満点、ただ頼んだは6/7と5/7だった。差が出たのは、語1つ・文1つの合計3か所です。各1回の比較なので、プロンプトの効果と言い切れる数ではありません。送る人向けの文が本文の外に付いた回答は、4条件とも0件でした。
お悔やみメールのプロンプト(コピーして使えます)
上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。ルール4の月と、ルール5のかっこ内は、自社の状況に合わせて書き換えてください。
次のメモをもとに、取引先に送るお悔やみのメールを作ってください。ルールは次の5つです。 1. 社名・宛先・差出人は、メモの表記どおりに書く。亡くなった方と日付は、メモにあるものだけを書く。 2. 亡くなった理由や経過は、メモに無ければ書かない。推測で病名や「突然」「急」などを書かない。 3. 通夜・告別式の日時と場所は、メモに無ければ書かない。決まったことのように書かず、連絡をいただければ伝えてもらえる形で書く。 4. 重ね言葉や、不幸が繰り返すことを連想させる言葉、「死亡」「死去」のような直接的な言葉を使わない。曜日は2026年10月の暦で確かめられたものだけを書く。 5. メモで「約束しない」「書かない」とした事柄(参列・弔電・香典・供花、見積書の返事)には、約束せず触れない。メモに無い事実・約束・申し出を足さない。 [ここにメモを貼り付け]
使うときのコツ
- 聞いていないことは、メモに「聞いていない」と書いておくと確かめやすい。この検証のメモには、死因と通夜・告別式の日時を「聞いていない」と書き、4条件とも推測で書きませんでした。書かなかったメモでは試していません。
- 約束しないことは、メモに「このメールでは約束しない」と書く。参列・弔電・香典・供花は社内で相談中と書いたメモで、4条件とも約束しませんでした。
- 「くれぐれも」などの語は、プロンプトに禁止の語を書いておく。この検証では、プロンプトなしの1条件だけに、当社の一覧にある語が出ました。
- メモに無い連絡の約束が足されていないか、読み直す。「あらためてご連絡いたします」のような一文は、気づかずに送ってしまいやすいところです。
- 社内の決まりを先に確かめる。誰の名前で送るか、参列や弔電をどうするかは、AIには分かりません。
よくある質問
取引先に送るお悔やみメールには何を書けばよいですか?
宛先と差出人、誰がいつ亡くなったと知らされたか、お悔やみの言葉、通夜・告別式の日時を聞いている場合のみその扱い、業務の予定をどうするかを書きます。亡くなった理由や経過は、聞いていなければ書きません。参列・弔電・香典・供花をするかどうかが社内で決まっていなければ、約束しません。取引先との関係や社内の決まりがあるときは、その決まりが先です。
AIにお悔やみメールを書かせると、死因や日程を推測して書きますか?
当社の検証(各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、死因や病状を書いた文面と、通夜・告別式の日時や場所を書いた文面は0件でした。一方、プロンプトなしの2条件では、「突然のお知らせ」という言い方が1件、「くれぐれも」という当社の一覧にある語とメモに無い連絡の約束が1件ありました。プロンプトありの2条件は7項目すべて○でした。各1回の結果なので、送る前に必ず読み直してください。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月14日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。
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合同会社フューチャープロンプトは、社内のメモから取引先への連絡文を下書きし、死因や日程の推測、約束の書き足し、避けたい言葉が入っていないかを確かめる手順まで含めた仕組みづくりをご一緒します。
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