電話の伝言メモの書き方と例文
走り書きの伝言メモをAIで整えたときの電話番号・金額・期限・推測の扱いの実測・プロンプト
電話の伝言メモに書くこと
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 受けた日時と受けた人 | いつ、誰が受けたか。時刻が「ごろ」なら、確かな時刻に書き換えない |
| 宛先 | 誰に渡すメモか。部署と名前を書く |
| 相手 | 会社名と名前。名前の漢字を聞けていないときは、聞けていないと書き、漢字を当てない |
| 用件 | 相手が言ったことを、聞いたとおりに短く書く。数字は一字違わず写す |
| 聞いた人の推測 | 「桁の入れ替わりかも」のような推測は、事実と分けて、推測と書く |
| 折り返し先 | 電話番号と、それが直通か代表かを書く |
| 期限 | 相手がほしいと言った期限を書く。こちらが伝えた折り返しの見込みとは分ける |
社内で伝言メモの様式が決まっている場合は、その様式が先です。個人名や電話番号を含むため、外部のAIサービスに入力してよいかは、社内の決まりで確かめてください。
電話の伝言メモの例文
〇〇さんへ(〇〇部) 電話の伝言 ・受けた日時:〇月〇日 午後〇時ごろ ・受けた人:〇〇部 〇〇 ・相手:〇〇株式会社 〇〇さん(漢字は聞けていません) 【用件】 〇〇の件で、〇〇とのことです。 ・先方の数字:〇〇〇〇円 ・こちらの数字:〇〇〇〇円 (〇〇かもしれません。これは〇〇の推測で、確認はできていません。) 確認して折り返してほしいとのことです。 【折り返し先】 〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(〇〇さんの直通。会社の代表番号ではありません) 【先方の希望期限】 〇月〇日の夕方まで(理由:〇〇) 【こちらから伝えたこと】 折り返しは〇月〇日の朝になる見込み、と伝えました。
AIで電話の伝言メモを整えたときの実測
総務の走り書きのメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次の走り書きの伝言メモを、宛先の担当者にそのまま渡せる形に整えてください。」とだけ頼む条件と、下の電話の伝言メモのプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ整えさせました(2026年10月10日)。メモには、聞けていない名前の漢字、桁が入れ替わったように見える2つの金額(森田の推測つき)、会社の代表番号ではない直通の番号、先方がほしい期限、こちらが伝えた折り返しの見込みを入れています。
【電話の伝言メモ(走り書き)】 ・受けた日時:10/14 午後2時ごろ 受けた人:総務 森田 ・宛先:経理 片山さん ・相手:北山ファスナー(株) のオオツキさん(漢字は聞けていない) ・用件:9月分の請求書の金額が合わないとのこと。先方の控えでは 184,800円、うちに届いた請求書は 148,800円。桁の入れ替わりかも(森田の推測)。確認して折り返してほしい ・折り返し先:03-5550-0183(オオツキさんの直通)※会社の代表番号ではない ・期限:10/16 の夕方までに連絡がほしい(先方が10/17から出張のため) ・森田が伝えたこと:片山は明日は外出なので、折り返しは10/15の朝になると思います、と話した
採点は7項目です。①相手の社名と名前(漢字を当てていない) ②折り返し先の電話番号と、直通であること ③金額(184,800円と148,800円)が入れ替わっておらず、桁の入れ替わりを推測のまま書いている ④先方の期限(10月16日の夕方まで)と、こちらが伝えた折り返しの見込み(10月15日の朝)を混ぜていない ⑤受けた日時(10月14日の午後2時ごろ)・受けた人・宛先 ⑥用件(9月分の請求書の金額が合わない、確認して折り返してほしい)が落ちていない ⑦メモに無い事実・約束・提案を足さない。件名・見出し・項目の並べ替えは書き足しに数えていません。
| 条件 | 7項目 | 電話番号・金額・期限・推測の書き方 | メモに無い書き足し |
|---|---|---|---|
| Opus 5.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 社名・オオツキさん(漢字は聞けていません)、直通の03-5550-0183、184,800円と148,800円、期限10/16の夕方、折り返しの見込み10/15の朝を、メモのとおりに分けて書いた。桁の入れ替わりは「森田の推測で、原因はまだ確認できていません」 | なし |
| Haiku 4.5・プロンプトあり | 6 / 7 | 社名・電話番号・金額・期限は一致。桁の入れ替わりは「森田さんの推測」「原因は確認できていません」と書いた | あり。冒頭に「今日は10/10なので、日付が違っていないか森田さんに一度確認してください」、末尾に「オオツキさんの漢字を先方に確認してから宛名を書くと安全です」 |
| Opus 5.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7 | 社名・電話番号・金額・期限は一致。桁の入れ替わりは「森田は思っていますが、先方に確かめたことではありません」と書いた | あり。「外出前の朝にかけられるかどうか、片山さんのご予定と照らしてご確認ください」「先方は15日の朝に電話が来ると思って待っている可能性があります」「できるだけ早めにご連絡をお願いします」 |
| Haiku 4.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7 | 社名・電話番号・金額・期限は一致。桁の入れ替わりは「推測しています(確定ではありません)」と書いた | あり。「10月16日の夕方までに連絡できるよう調整をお願いします」「必要であれば森田から先方へ一報を入れます」(メモに無い約束) |
- 社名・電話番号・金額・期限は、4条件とも取り違えなく残った。相手の名前に漢字を当てた文面は0件で、直通であること、期限が10月16日の夕方であることも、4条件とも書かれていました。
- 森田の推測を事実にした文面は、0件だった。桁の入れ替わりは4条件とも「推測」「確認できていません」「確定ではありません」の形で書かれました。ただ頼んだ条件でも同じでした。
- 外したのは3条件で、どれも書き足しだった。Haiku 4.5のプロンプトありは、冒頭で「今日は10/10なので、日付が違っていないか」と確認を促し、末尾でオオツキさんの漢字を先方に確認するよう勧めました。プロンプトのルール5が「提案は足さない」と書いていたのに、書き足しが出ています。
- ただ頼んだ2条件は、メモの食い違いに気づいて助言を足した。メモの「片山は明日は外出」と「折り返しは10/15の朝」が食い違って読める点を、Opus 5.5・Haiku 4.5のどちらも指摘しました。気づいたこと自体は役に立つ指摘ですが、正解表の「メモに無い約束・提案」に当たる助言(「早めに連絡を」「森田から先方へ一報を入れます」など)が混ざったため、書き足しに数えました。メモを渡す前に、人が食い違いを直しておく方が確かです。
- 各1回の比較なので、プロンプトの効果とまでは言えません。満点はプロンプトありのOpus 5.5の1条件だけで、Haiku 4.5ではプロンプトありでも書き足しが出ました。同じ条件で繰り返すと変わる可能性があります。
電話の伝言メモのプロンプト(コピーして使えます)
上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。
次の走り書きの伝言メモを、宛先の担当者にそのまま渡せる形に整えてください。次のルールを守ってください。 1. 社名・人名・電話番号・金額・日付・時刻は、メモの表記のとおりに書く。聞けていない漢字は当てない。 2. メモで推測と書いてあることは、推測として書くか、書かない。原因を断定しない。 3. 先方がほしいと言っている期限と、こちらが伝えた折り返しの見込みを、混ぜずに分けて書く。 4. 折り返し先が直通か代表かは、メモのとおりに書く。 5. メモに無い事実・提案・約束・謝罪は足さない。 [ここに伝言メモを貼り付け]
使うときのコツ
- 聞けていないことは、メモに「聞けていない」と書く。この検証のメモには「漢字は聞けていない」と書き、4条件とも漢字を当てませんでした。
- 推測には「(自分の推測)」と書き添える。この検証のメモでは「(森田の推測)」と書き、4条件とも推測のまま扱いました。
- メモの食い違いは、AIに渡す前に直す。食い違いがあると、AIが助言を足すことがありました。
- 整えたあとに、電話番号と金額をメモと見比べる。この検証では取り違えは出ませんでしたが、折り返しの電話番号が違うと、そのまま連絡がつかなくなります。
- 個人名・電話番号を入れてよいか、先に確かめる。外部のAIサービスに入力してよいかは、社内の決まりによります。
よくある質問
電話の伝言メモには何を書けばよいですか?
受けた日時と受けた人、宛先、相手の会社名と名前、用件、折り返し先の電話番号(直通か代表か)、相手がほしい期限を書きます。名前の漢字を聞けていないときは、聞けていないと書き、漢字を当てません。聞いた人の推測は、事実と分けて推測と書きます。社内で様式が決まっているときは、その様式が先です。
AIに伝言メモを整えさせると、電話番号や期限を間違えますか?
当社の検証(各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、折り返し先の電話番号、金額、期限は4条件とも崩れず、名前の漢字を当てた文面と、推測を事実に書き換えた文面は0件でした。外したのは3条件で、どれもメモに無い提案や約束を足したものです。確かめた回数は各条件1回です。整えたあとは、電話番号と期限をメモと見比べてください。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月10日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。
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