書き方と実測

同意書の書き方と例文

AI4条件の実測・プロンプト

結論(先に)同意書は、相手が自分に関わる行為に同意する意思を、書面に残すものです。写真の撮影と掲載の同意書では、どの写真を、どこに、どの範囲で使うかを、相手に見える形で書くのが要です。写真の撮影と掲載についての同意書のメモ(架空)をAIに同意書にさせた当社の検証(各条件1回)では、4条件とも7項目で7/7でした。同意の4項目と5月24日の期限はメモのとおりで、メモが「書かない」とした掲載期間の終わりの日と謝礼の金額にも触れず、メモに無い期間・撤回・保存や削除を足した回答は0件でした。同じ日の別のメモの承諾書の検証では、プロンプトなしの2条件がメモに無い一文を足しており、今回はその差が出ませんでした。

同意書に書くこと

同意書は、相手に「同意します」と書いてもらう書面です。次の表は当社の整理で、法律や会社の決まりではありません。個人情報の扱いに関わる場合の要件や、実際に何を書くかは、取引先との取り決めや社内の様式、専門家の助言に従ってください。

項目書くこと
宛先・日付会社名・部署・担当者、同意書の日付
何についての同意か撮影や利用の内容、日付、場所
同意する内容使う場所・載せ方・確認の手順・使わない先を、項目ごとに。範囲を広げたり例外を足したりしない
期限確認や修正を受け付ける日など。決まっている日付だけを書く
別に決めること掲載期間の終わりの日や謝礼の金額のように、別に決めると取り決めたものは、この書面に入れない
同意者と連絡先会社名・部署・氏名、問い合わせ先の電話番号と受付時間を一字違わず書く

この記事の実測は、メモに書いた同意の内容を同意書の文面にする部分だけです。同意の取り方が足りているか、撤回の扱いなどを書くべきか、個人情報として扱うべきかは、AIには判断できません。似た書面の承諾書・誓約書、覚書は、別の記事で実測しています。

同意書の例文

〇年〇月〇日

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇

〇〇についての同意書

当社が下記のとおり撮影した写真の扱いについて、次の事項にご同意をお願いします。

記

1. 撮影:〇年〇月〇日、〇〇
2. 同意していただく内容
  (1)使う場所は〇〇だけとすること
  (2)〇〇の表記で掲載すること
  (3)掲載の前に〇〇をお見せし、直してほしい点は〇月〇日までに受け付けること
  (4)〇〇には使わないこと

以上の内容に同意します。

〇〇株式会社 〇〇部 〇〇

〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(平日〇時から〇時)

AIで同意書を下書きしたときの実測

取材する会社の広報担当のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、取引先に出す同意書を作ってください。」とだけ頼む条件と、下の同意書のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ同意書にさせました(2026年10月17日)。メモには、宛先、撮影の日と場所、同意書の日付、同意していただく内容4つ、書かない事柄(掲載を続ける期間の終わりの日と謝礼の金額は別に決める)、同意者と問い合わせ先を入れています。曜日はメモに書いていません。実際の暦では、同意書の日付の2027年5月3日、撮影の5月10日、確認の期限の5月24日はいずれも月曜です。

【メモ(取材する側・広報担当 野口)】
・差出先:取材に協力いただく取引先の株式会社みどり設計 営業部 佐々木様に出す、写真の撮影と掲載についての同意書
・撮影:2027年5月10日、株式会社みどり設計の事務所で、当社(株式会社ミナト広報サービス)が佐々木様の仕事の様子を撮影する
・同意書の日付:2027年5月3日
・同意していただく内容は4つ。1つ目は、撮影した写真は、当社のウェブサイトの「お客様の声」のページと、会社案内パンフレット(印刷300部)にだけ使うこと。2つ目は、顔が写った写真を載せること。氏名は「営業部 佐々木様」の表記にとどめ、下の名前は載せないこと。3つ目は、掲載の前に写真と文章を佐々木様に見せ、直してほしい点は5月24日までに受け付けること。4つ目は、SNS、広告、他の会社への提供には使わないこと
・掲載を続ける期間の終わりの日と、謝礼の金額は、この同意書には書かない(別に決める)
・同意者:株式会社みどり設計 営業部 佐々木
・問い合わせ:03-5550-0456(広報担当 野口)平日9時から17時30分

採点は7項目です。①宛先・撮影の日と場所・同意書の日付(曜日を付けた場合は暦と一致) ②同意1:「お客様の声」のページと会社案内パンフレット(印刷300部)にだけ使う ③同意2:顔が写った写真を載せ、氏名は「営業部 佐々木様」の表記で下の名前は載せない ④同意3:掲載の前に写真と文章を見せ、直してほしい点は5月24日までに受け付ける ⑤同意4:SNS・広告・他の会社への提供には使わない(例外を足さない) ⑥掲載を続ける期間の終わりの日・謝礼の金額に触れない ⑦同意者・電話番号・受付時間が一字違わずメモどおりで、メモに無い条項・期限・期間・責任・約束を足さない。件名・定型のあいさつ・「記」「以上」は書き足しに数えていません。

条件7項目同意の内容・期限・書き足しの書き方メモに無い書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7宛先・撮影の日と場所・同意書の日付、同意の4項目(ウェブサイトの「お客様の声」と会社案内パンフレット300部にだけ使う/顔写真を載せ氏名は「営業部 佐々木様」/掲載前に見せ5月24日まで受け付ける/SNS・広告・他社提供に使わない)、同意者と電話番号をメモのとおりに書いた。曜日は付けず、「印」の欄を付けたなし
Opus 5.5・ただ頼んだだけ7 / 7同意の4項目と5月24日はメモのとおり。「2027年5月24日」と年を補い、あいさつ文と署名欄を付けた。掲載期間の終わりの日・謝礼の金額・同意の撤回・保存や削除には触れなかったなし
Haiku 4.5・プロンプトあり7 / 7同意の4項目、撮影の日と場所、5月24日、電話番号をメモのとおりに書いた。曜日は付けず、書かないとした事柄にも触れなかったなし
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ7 / 7同意の4項目と5月24日はメモのとおり。顔写真は「掲載することがあります」と書き、「拝啓」のあいさつと署名欄を付けた。書かないとした事柄、撤回、保存や削除には触れなかったなし
  • 同意の4項目と5月24日の期限は、4条件ともメモのとおりだった。使う場所、顔写真と氏名の表記、掲載前の確認、使わない先のどれも、落としたり範囲を広げたりした回答はありませんでした。
  • メモに無い期間・撤回・保存や削除を足した回答は0件だった。「同意はいつでも撤回できる」「写真は〇年間保存する」のような一文は、プロンプトなしの2条件にもありませんでした。掲載期間の終わりの日と謝礼の金額に触れた回答も0件です。
  • 同じ種類の書面でも、メモが変わると書き足しの出方が変わった。同じ日の承諾書の検証では、プロンプトなしの2条件が「定めのない事項は別の契約書による」という趣旨の一文を足して6/7でした。今回のメモでは、その種の一文を足した回答はありません。プロンプトの効果が出る場面かどうかは、メモの内容と回数で変わり、今回の4回では差が出ませんでした。
  • 言い回しの違いは、プロンプトなしのHaiku 4.5に1つあった。顔が写った写真を「載せます」ではなく「掲載することがあります」と書きました。メモは「顔が写った写真を載せること」で、載せる場合があるという書き方は、同意の範囲を読む人にとって意味が少し変わるため、送る前の読み直しの対象です。採点では、載せることと氏名の表記の両方が書かれているため③は○としました。
  • 曜日を付けた回答は0件だった。メモに曜日が無く、4つとも日付だけを書きました。
  • 署名や押印の欄は4条件とも付き、あいさつ文はHaiku・プロンプトあり以外の3条件が付けた。同意日の空欄、「署名」の欄、「印」の欄などは、メモに無い条項・期限ではないため書き足しに数えていません。プロンプトなしの2条件は、メモの日付2027年5月3日を冒頭に書いたうえで、同意者が書く日付の空欄も作りました。
  • 送る前に読み直す箇所は、同意する内容そのもの。写真の使い道や載せ方が取引先との取り決めと合っているか、撤回や保存期間を書くべきかは、AIには確かめられません。
  • プロンプトの効果は、1条件1回では言い切れない。4条件とも7/7で、差は出ませんでした。各条件1回の結果です。
この検証の範囲:写真の撮影と掲載についての同意書のメモ1つで、各条件1回ずつの結果です。会社・担当者・日付・部数はすべて当社が作った架空のもので、実在の会社とは関係ありません。暦は実際の2027年5月です。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。

同意書のプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。

取引先に出す同意書を作ってください。次のルールを守ってください。
1. 宛先・撮影の場所と日付・同意書の日付・部数・電話番号・同意者は、メモの表記のとおりに書く。
2. 同意していただく内容は、メモにある項目だけを、メモの範囲で書く。範囲を広げたり、例外を足したりしない。
3. 期限はメモにある日付だけを書く。日付や期間を作らない。
4. 曜日を付けるときは暦で確かめ、確かめられなければ書かない。
5. メモで「書かない」とした事柄(掲載を続ける期間の終わりの日、謝礼の金額など)には触れない。
6. メモに無い条項・期限・期間・責任・約束(同意の撤回、写真の保存や削除、個人情報の管理など)は足さない。

[ここに同意書のメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 同意していただく内容は、項目に分けてメモに書く。この検証のメモは4項目に分けて書き、4条件とも4項目を落としませんでした。
  • 期限はメモに日付で書く。4条件とも、確認の期限を5月24日と書きました。
  • 書かない事柄は、書かないとメモに書く。掲載期間の終わりの日と謝礼の金額は、4つの同意書に入りませんでした。
  • 撤回や保存期間が必要かは、先に決めておく。この検証では足した回答はありませんでしたが、入れたいなら、メモに書いておきます。
  • 同意を求めてよい内容かは、人が決める。AIはメモの内容を文面にするだけです。

よくある質問

同意書には何を書けばよいですか?

宛先と日付、何についての同意か(撮影や利用の内容、日付、場所)、同意していただく内容を項目ごとに、確認や修正の期限、同意者と連絡先を書きます。掲載期間の終わりの日や謝礼の金額のように別に決めると取り決めたものは、この書面に入れません。取引先との取り決めや社内の様式がある場合は、そちらに従ってください。

AIに同意書を書かせると、メモに無い期間や条項を足しますか?

当社の検証(写真の撮影と掲載についての同意書の架空のメモ、各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、プロンプトの有無にかかわらず、メモに無い期間・撤回・保存や削除の条項を足しませんでした。4条件とも7項目で7/7でした。同じ日の承諾書の検証ではプロンプトなしの2条件が一文を足しており、メモの内容によって結果は変わります。1条件1回の結果です。同意を求めてよい内容かは、送る前に人が確かめてください。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月17日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

同意書の下書きと確認をAIで行う仕組みづくりのご相談

合同会社フューチャープロンプトは、メモや取り決めの記録から同意書を下書きし、同意の内容や期限が元の資料と合っているかを確かめる手順まで含めた仕組みづくりをご一緒します。

お問い合わせ →