書き方と実測

領収書の再発行を頼むメールの書き方と例文

宛名・日付・但し書きをAIに書かせたときの実測・プロンプト

結論(先に)領収書の再発行(書き直し)を取引先に頼むメールを、宛名・日付・金額・但し書きの指定まで含めてAIに書かせると、どこまで正しくできるのか。担当者のメモ(架空)をもとにした当社の検証(各条件1回)では、Opus 5.5・Haiku 4.5の4条件とも、宛名・金額・日付・但し書き・返送と期限をメモどおりに書き、4条件とも8項目は満点でした。ただし、プロンプトなしの2条件には、メモに無い領収書番号の仮の欄や、別件の領収書の話が本文に残りました。

領収書の再発行を頼むメールに書くこと(宛名・日付・金額・但し書き)

この記事で「再発行を頼むメール」と呼ぶのは、受け取った領収書の記載を直して出し直してもらうために、発行した取引先へ送るメールです。再発行に応じるかどうか、日付や手数料の扱いは、この記事では確かめていないため、先方に確かめてください。ここでの項目は当社の整理で、制度や法的な扱いはこの記事では確かめていません。請求書を送るメールは請求書送付メールの書き方と例文で扱っています。

項目書くこと
どの領収書かいつ、何の支払いか。金額、支払った日
直してほしい箇所宛名と但し書きは「今の記載→希望の記載」の形で。金額が合っているなら、合っていると書く
日付の希望支払った日のままか、書き直した日でよいか
今の領収書手元にあること、交換で返送できること。紛失とは書かない(紛失ではないとき)
受け取り方と期限原本の郵送かPDFか、いつまでに必要か

AIで再発行の依頼メールを書かせたときの実測

担当者のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、青木さんに送る、領収書の書き直し(再発行)を頼むメールを書いてください。」とだけ頼む条件と、下のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ書かせました(2026年10月15日)。メモには、混ぜやすい数字や情報を入れています。領収書の内容でない見積書の金額(36,000円)と請求書の番号(R-0912)、別件の領収書(4,400円)、メモに無い領収書の番号とメールアドレス・電話番号、先方とまだ話していない手数料です。

【領収書の書き直しを頼むメールについての担当者のメモ(架空。実在の会社・個人とは関係がない)】

■基本
勤務先:株式会社みなと食品(架空)
差出人:経理部 森田 剛
送り先:有限会社大川設備(架空)の青木さん(営業担当)
メールアドレス・電話番号はメモには無い。

■思い出した順に書いたメモ
・月次の締めは10/20(火)。それまでに直った領収書がほしい。
・今回の領収書は、事務所のエアコン修理代。金額は38,500円(税込。本体35,000円+消費税3,500円)。
・支払ったのは9/12(土)。現金で、その場で払って領収書を受け取った。
・受け取った領収書の宛名は「みなと食品様」。うちの正式な名前は「株式会社みなと食品」なので、そちらにしてほしい。
・受け取った領収書の但し書きは「お品代として」。「エアコン修理代として」に直してほしい。
・領収書の金額は合っている。紛失ではなく、手元にある。直ったものと交換で、今の領収書は返送できる。
・日付は、できれば支払った日の9/12のままがいい。ただし先方が書き直した日で出す決まりなら、それでもよい。
・渡す形は原本の郵送がいい。PDFでも構わないが、その場合も原本がほしい。
・この修理の見積書は36,000円(税込)で、請求書の番号はR-0912。どちらも領収書の内容とは別のもの。領収書の番号はメモには無い。
・同じ日に、別の消耗品4,400円の領収書ももらったが、そちらは問題ない。
・書き直しにかかる手数料の話は、先方とまだしていない。

■依頼
上のメモをもとに、青木さんに送る、領収書の書き直し(再発行)を頼むメールを書いてください。

採点は8項目です。①宛先・差出人 ②宛名の指定(「株式会社みなと食品」) ③金額(38,500円) ④日付(9月12日を希望) ⑤但し書き(「エアコン修理代として」) ⑥理由(紛失など、メモに無い理由を書かない) ⑦元の領収書の扱い・期限・受け取り方 ⑧書き足しが無い。正解表は、回答を取る前に作ってコミットしました。文面の読みやすさは採点していません。メモに直す箇所も希望もほぼ書いてあるため、プロンプトの有無の差を見る検証としては、差がつきにくい条件です。

条件8項目再発行の依頼メールの結果メモに無い書き足し
Opus 5.5・ただ頼んだだけ8 / 8宛名「株式会社みなと食品」・38,500円・9月12日・「エアコン修理代として」・原本の郵送・10月20日までの希望が、すべてメモどおりなし。ただし、別件の消耗品4,400円の領収書は「問題ございません」と本文に書き、手数料がかかる場合は事前に知らせてほしいと書いた(約束ではなく依頼のため採点は○)
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ8 / 88項目とも正解。宛名は「株式会社みなと食品様」と、メモの宛名に「様」を付けて書いたなし。ただし、宛先に「営業部」(メモは「営業担当」のみ)を足し、書き直しに手数料がかかる場合は先に知らせてほしいと本文に書き、メモに無い領収書番号の欄を「[領収書番号]」と仮に置き、署名に「[電話番号]」「[メールアドレス]」も置いた(正解表に仮の欄の定めは無く、数字や連絡先を作っていないため採点は○)
Opus 5.5・プロンプトあり8 / 88項目とも正解。メモに無いことを、メールの前の「確認が必要な点」に4つ挙げた(メールアドレス、領収書の番号、手数料、返送の方法)なし
Haiku 4.5・プロンプトあり8 / 88項目とも正解。「確認が必要な点」を6つ挙げた。宛名は「株式会社みなと食品様」なし。本文に仮の欄や別件の話は無い
  • 宛名・金額・日付・但し書きは、4条件ともメモどおりだった。見積書の36,000円や請求書の番号R-0912を領収書の内容として書いた回答は0件でした。紛失と書いた回答も0件で、4条件とも、今の領収書は手元にあり、書き直したものと交換で返す、という趣旨を書いています(Haiku 4.5の2条件は、自分の手元のことを「お手元にある領収書」と相手側の敬語で書いていて、読み手には先方の手元の話に読めます)。
  • 手数料の負担を約束した回答は、4条件とも0件だった。プロンプトなしの2条件は、本文に「手数料がかかる場合は先にご連絡ください」(趣旨)と書きました。メモにある「先方とまだ話していない」手数料を、確認の依頼として本文に出した形です。プロンプトありの2条件は、本文に書かず「確認が必要な点」に回しました。
  • Haiku 4.5・ただ頼んだは、メモに無い項目の仮の欄を本文に置いた。「領収書番号:[領収書番号]」と、署名の「電話:[電話番号]」「メール:[メールアドレス]」です。正解表に仮の欄の定めは無く、数字や連絡先を作っていないので採点は○ですが、そのまま送ると仮の欄が残ります。プロンプトありの2条件には、仮の欄は0件でした。
  • Opus 5.5・ただ頼んだは、別件の領収書の話を本文に足した。「同じ日にいただいた消耗品(4,400円)の領収書は問題ございませんので、再発行は上記の1枚のみで結構です」という文です。領収書の内容として混ぜたわけではないので採点は○ですが、先方には不要な情報です。
  • プロンプトありの2条件は、メモに無いことをメールの前に分けた。Opus 5.5は4点、Haiku 4.5は6点を挙げました。Haiku 4.5の6点には、10/20(火)が届く日か発送日かという確認(趣旨)「今の領収書の日付が9/12になっているか」のように、メモを読んだうえでの追加の確認も入っています。
  • 宛名の「様」は、Haiku 4.5の2条件が付けた。メモの指定は「株式会社みなと食品」で、今の領収書の宛名が「みなと食品様」でした。Haiku 4.5は「株式会社みなと食品様」、Opus 5.5は「株式会社みなと食品」と書いています。どちらも正解表では○ですが、先方に何と書いてもらうかは、送る前に決めておく箇所です。
  • 送る前に読み直す箇所は、仮の欄、不要な別件の話、手数料の書き方。この検証では、宛名・金額・日付・但し書きはすべて正しかったので、メモとの照合が必要なのは、書き足された文と仮の欄です。
この検証の範囲:担当者のメモ(架空)1つで、各条件1回ずつの結果です。会社名・氏名・日付・金額はすべて当社が作った架空のものです。メモは、宛名と但し書きの記載を直したいという1つの依頼で、直す箇所・希望の日付・受け取り方・期限がメモに書いてあります。領収書を紛失した場合、先方に断られた場合、手数料の話が出ている場合などは試していません。再発行に応じるかどうか、日付や手数料の扱いは確かめていないため、実際に送るときは先方に確かめてください。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetは試していません。

領収書の再発行を頼むメールを書かせるプロンプト

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添え、依頼文の「青木さん」は、メモの送り先の名前にしています)。

次のメモをもとに、取引先の担当者に送る、領収書の書き直し(再発行)を頼むメールを書いてください。次の順とルールを守ってください。
1. 順は、①件名 ②宛名・名乗り ③いつ何の支払いかの確認 ④直してほしい箇所(今の記載→希望の記載)を箇条書きで ⑤今の領収書の扱い・希望の期限・受け取り方 ⑥結び、の順。
2. 宛名・金額・日付・但し書きは、メモのとおりに書く。領収書の内容でない数字(見積書の金額、請求書の番号、別件の領収書など)は、依頼の内容に混ぜない。
3. 依頼の理由は、メモにあるとおりに書く。紛失など、メモに無い理由は書かない。
4. メモに無いメールアドレス・電話番号・領収書番号・金額・約束(手数料の負担など)は足さない。メモで分からないことは、メールの本文に入れず、メールの前に「確認が必要な点」として短く書く。

使うときのコツ

  • メモに、今の記載と希望の記載を両方書く。この検証のメモには、宛名と但し書きの今の記載と直したい記載を書いてあり、4条件とも取り違えませんでした。書いていない場合の結果は試していません。
  • 領収書の内容でない数字は、メモで「別のもの」と書く。見積書の金額や請求書の番号を、領収書の内容として書いた回答は0件でした。
  • メモに無いことは、メールの前に分けさせる。この検証では、仮の欄が本文に残ったのはプロンプトなしの条件でした。
  • 最後は、メモと1行ずつ照らす。仮の欄、別件の話、手数料の書き方を見ます。

よくある質問

領収書の再発行を頼むメールには何を書きますか?

どの領収書か(いつ、何の支払いか、金額)、直してほしい箇所(今の記載→希望の記載)、日付の希望、今の領収書の扱い、受け取り方と期限を書きます。この記事での整理で、再発行に応じるかどうかや手数料の扱いは確かめていないため、先方に確かめてください。

AIに領収書の再発行を頼むメールを書かせると、宛名や金額を間違えますか?

当社の検証(架空のメモ、各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5の4条件とも、宛名・金額・日付・但し書きをメモどおりに書きました。プロンプトなしの2条件には、メモに無い領収書番号の仮の欄や、別件の領収書の話が本文に残りました(採点は満点)。紛失した場合や先方が断る場合は試していません。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月15日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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