書き方と実測

納品書の書き方と例文

配送担当のメモをAIで納品書にしたときの計算・一部納品・書き足しの実測・プロンプト

結論(先に)納品書は、品物やサービスを渡したときに、何をどれだけ渡したかを相手に知らせる書面です。納品書番号・注文番号・納品日、品目ごとの数量・単価・金額、注文より少なく納めた分の扱いを、手元の記録と食い違わせずに書くのが要です。配送担当のメモ(架空)をAIに納品書にさせた当社の検証(各条件1回)では、数量×単価の計算、小計・消費税・合計は4条件とも合い、注文10個のうち6個だけ納める品目も、金額を今回の6個で計算しました。一方、プロンプトなしのOpus 5.5は、メモに書かれていない品目1・2の注文数量の列を作りました。7項目で見ると、Opus・ただ頼んだ条件が6/7、ほかの3条件が7/7です。

納品書に書くこと

納品書は、品物を渡すときに添えて、渡した内容を知らせる書面です。次の表は当社の整理で、会社や制度の決まりではありません。実際に何を書くかは、取引先との取り決めや社内の様式に従ってください。

項目書くこと
納品の特定納品書番号、納品日、注文番号、宛先(会社名・部署・担当者)
品目品名、今回納める数量、単位(箱・個など)、単価。税抜か税込かを表に書く
金額品目ごとの金額、小計、消費税、合計。今回納めた数量で計算する
注文より少ない分注文数と今回の数量、残りの扱い。残りの日付が決まっていなければ未定と書き、日付を作らない
書かない事柄この書面で触れないと決めた検収の条件や請求・支払には触れない
差出人と連絡先会社名・担当・電話番号・受付時間を一字違わず書く

この記事の実測は、メモに書いた事実を納品書の文面にする部分だけです。数量や単価が実際に渡した品物と合っているかは、AIには確かめられません。検収の条件や請求との突き合わせは、検収書の書き方と納品書と請求書の突き合わせの検証で扱っています。

納品書の例文

納品書

納品書番号:〇〇
納品日:〇年〇月〇日
注文番号:〇〇

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

〇〇株式会社 〇〇部 〇〇

下記のとおり納品します。

品名 数量 単価(税抜) 金額(税抜)
〇〇 〇〇 〇,〇〇〇円 〇〇,〇〇〇円
〇〇 〇〇 〇,〇〇〇円 〇〇,〇〇〇円

小計(税抜):〇〇,〇〇〇円
消費税(〇%):〇,〇〇〇円
合計(税込):〇〇,〇〇〇円

〇〇は、注文〇個のうち今回〇個を納品します。残りは入荷後に別便で届けます。届け日は未定です。

お問い合わせ:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(〇〇部 〇〇)〇時から〇時

AIで納品書を下書きしたときの実測

事務用品を扱う会社の配送担当のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、取引先に送る納品書を作ってください。」とだけ頼む条件と、下の納品書のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ納品書にさせました(2026年10月17日)。メモには、納品書番号・注文番号・納品日、3つの品目の数量と単価(税抜)、注文10個のうち6個だけ納める品目3(残り4個は別便・日付は未定)、計算の指示(今回納める数量×単価、消費税10%は合計に対して1回だけ)、書かない検収の条件と請求・支払を入れています。曜日はメモに書いていません。実際の暦では、納品日の2027年5月17日は月曜です。正解は、品目ごとに25,600円・5,750円・5,880円、小計37,230円、消費税3,723円、合計40,953円です。

【メモ(配送担当・吉田)】
・送り先:取引先(法人)の株式会社みなと商会 総務課 田代様に、納品書(品物を渡したことと内容を知らせる書面)を品物に添える
・納品書番号:D-2705(自社で採番済み)、納品日:2027年5月17日
・注文番号:PO-4410(先方の注文書の番号)
・品目1:A4コピー用紙(500枚入) 8箱、単価 3,200円/箱(税抜)
・品目2:事務用ボールペン(黒・12本入) 5箱、単価 1,150円/箱(税抜)
・品目3:ファイルボックス 注文10個のうち今回は6個だけ納品、単価 980円/個(税抜)。残り4個は入荷後に別便で届ける(日付は未定)
・金額は、数量×単価で計算して書く。小計、消費税(10%、合計に対して1回だけ)、合計も計算して書く。金額は今回納品する数量で計算する
・検収の期限や条件は、この書面では書かない
・請求と支払については、この書面では書かない
・問い合わせ:03-5550-0150(配送担当 吉田)平日9時から17時
・差出人:株式会社オフィスサプライ北 配送担当 吉田

採点は7項目です。①納品書番号 D-2705・納品日2027年5月17日・注文番号 PO-4410・宛先(曜日を付けた場合は月曜と一致) ②品名・数量・単位・単価がメモどおり(品目3は今回の6個) ③品目ごとの金額が25,600円・5,750円・5,880円 ④小計37,230円・消費税3,723円・合計40,953円 ⑤品目3の残り4個は入荷後に別便で、日付は未定(日付を作らない) ⑥検収の期限・条件、請求・支払に触れない ⑦差出人・電話番号・受付時間が一字違わずメモどおりで、メモに無い条項・事実・約束を足さない。件名・定型のあいさつ・署名の「配送担当」は書き足しに数えていません。

条件7項目計算・一部納品・書き足しの様子メモに無い書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7品目ごとの金額25,600円・5,750円・5,880円、小計37,230円、消費税3,723円(合計に1回)、合計40,953円。品目3は今回の6個で計算し、備考に「ご注文10個のうち今回6個を納品いたします。残り4個は入荷後に別便でお届けします(お届け日は未定です)」と書いた。納品日は「2027年5月17日(月)」と曜日を付け、暦と一致したなし
Opus 5.5・ただ頼んだだけ6 / 7金額の計算は4条件と同じ数字。品目3は注文10個・今回6個と分けて書き、金額は6個で計算したあり。品目1・2にも注文数量の列を作り、8箱・5箱と書いた(メモに書かれているのは品目3の注文数だけ)。「お届け日は決まり次第お知らせします」の一文も足した
Haiku 4.5・プロンプトあり7 / 7計算の数字は全条件と同じ。品目3は「注文数10個のうち今回は6個を納品します。残りの4個は入荷後に別便で届けます。届け日は未定です。」と書いた。曜日は付けなかったなし
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ7 / 7計算の数字は全条件と同じ。品目3は備考に「10個のうち今回6個」「残り4個は入荷後に別便でお届けします(お届け日は未定)」と書いた。曜日は付けなかったなし
  • 数量×単価の計算は、4条件とも合った。25,600円・5,750円・5,880円、小計37,230円、消費税3,723円、合計40,953円で、計算誤りは0件でした。税は合計に対して1回だけで、品目ごとに税を足した回答もありませんでした。
  • 注文10個のうち6個だけ納める品目は、4条件とも今回の6個で計算した。10個で計算した回答は0件で、4条件とも残り4個は入荷後に別便と書き、日付を作った回答はありませんでした(Opus 5.5・ただ頼んだ条件は「未定」の代わりに「お届け日は決まり次第お知らせします」と書きました)。
  • 検収の条件と請求・支払に触れた回答は0件だった。メモが書かないとした事柄は、プロンプトなしの条件でも守られました。
  • メモに無い事実の書き足しは、Opus 5.5・ただ頼んだ条件の1回答だけ。品目1・2にも注文数量の列を作って8箱・5箱と書きましたが、メモに注文数が書かれているのは品目3だけです。納品の数量と同じだと推測した数字を書面に入れたことになり、実際の注文書と違えば取引先との食い違いになります。当社は書き足しに数えて、この条件を6/7としました。同じ回答は「お届け日は決まり次第お知らせします」とも書いています。
  • 曜日を付けたのはOpus 5.5・プロンプトありだけ。「2027年5月17日(月)」は暦と一致しました。
  • 書面の外の文を付けた回答は0件。4回答とも、そのまま書面として使える形で返ってきました。ただし注文数量の列のように、書面の中に推測が混ざる場合は、読み直さないと見つかりません。
  • 送る前に読み直す箇所は、渡した数量と注文書。数量・単価が実際に渡した品物や取引先の注文書と合っているかは、AIには確かめられません。
  • プロンプトありは、2モデルとも満点だった。プロンプトなしはOpusが6/7、Haikuが7/7で、1条件1回では、プロンプトで差がついたとは言い切れません。
この検証の範囲:事務用品の納品メモ1つで、各条件1回ずつの結果です。会社・担当者・品目・金額はすべて当社が作った架空のもので、実在の会社とは関係ありません。暦は実際の2027年5月です。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。

納品書のプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。ルール3は、一部だけ納品しない場合は省いてください。

取引先に送る納品書を作ってください。次のルールを守ってください。
1. 納品書番号・注文番号・日付・宛先・品名・数量・単位・単価・電話番号・差出人は、メモの表記のとおりに書く。税抜の表記を落とさず、品目ごとに税を足さない。
2. 金額は、メモの指示のとおり今回納品する数量×単価で計算し、小計・消費税・合計も計算して書く。書く前に計算を見直す。
3. 注文より少ない数量を納品する品目は、今回の数量を書き、残りは別便で届けること・日付が未定のことをメモのとおり書く。日付は作らない。
4. 曜日を付けるときは暦で確かめ、確かめられなければ書かない。
5. メモで「書かない」とした事柄(検収・請求・支払など)には触れない。
6. メモに無い条項・事実・約束(返品、破損時の対応、保証、検収の条件など)は足さない。

[ここに納品のメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 注文数と今回の数量を、メモに分けて書く。この検証のメモは品目3だけ注文数を書き、4条件とも今回の6個で計算しました。
  • メモに無い数字は書かせない。プロンプトなしのOpus 5.5は、メモに無い注文数量の列を作りました。ルール6が効いたかは1回では分かりません。
  • 残りの日付が決まっていなければ、未定と書く指示を入れる。4条件とも日付を作りませんでした。
  • 検収の条件や請求・支払は、書かないとメモに書く。4条件とも触れませんでした。
  • 曜日は、付けるなら暦で確かめる。この検証で曜日を付けた1回答は暦と一致しました。

よくある質問

納品書には何を書けばよいですか?

納品書番号と納品日、注文番号、宛先、品名・今回納める数量・単位・単価、品目ごとの金額、小計・消費税・合計(税抜か税込か)を書きます。注文より少なく納める品目は、注文数・今回の数量・残りの扱いを書き、残りの日付が決まっていなければ未定と書きます。取引先との取り決めや社内の様式がある場合は、そちらに従ってください。

AIに納品書を書かせると、数量や金額を間違えますか?

当社の検証(架空の事務用品の納品メモ、各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、数量×単価の計算、小計、合計に対して1回の消費税、合計は4条件で一致し、一部だけ納品する品目も今回の数量で計算しました。一方、プロンプトなしのOpus 5.5は、メモに無い注文数量の列を作りました。1条件1回の結果です。数量や単価が実際の品物・注文書と合っているかは、送る前に人が確かめてください。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月17日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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