AI業務の用語集
OCR・プロンプト・ハルシネーション・表記ゆれ・名寄せ・書き足しを、当社の実測の実例つきで説明
用語の一般的な解説ではなく、「その言葉が、実際の検証でどんな結果として現れたか」を1つずつ付けています。実例の元の記事では、サンプル・依頼文・採点の基準まで読めます。検証の手順は実測の進め方にまとめています。
OCR(光学文字認識)
意味:画像データ上にある文字と思われる部分を解析し、コンピュータで扱える文字データに変換する仕組みです。総務省の「デジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドライン」(2012年)の注で、この意味で説明されています。同じガイドラインは、OCRの精度は完璧ではなく、似た形の文字を間違えたり、文章のレイアウトを正しく認識しないことがあるため、誤りを許容しないなら処理後に校正が必要だとしています。
実例の記事:画像の文字起こしをAIで行う精度検証、請求書のデータ化とAI-OCR
プロンプト
意味:ChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AIに渡す指示文のことです。同じAIでも、何をどう頼むかで返ってくる答えが変わります。
実例の記事:プロンプトとは・業務での書き方
ハルシネーション(幻覚)
意味:生成AIが、事実に基づかない誤った情報をもっともらしく生成することです。総務省の令和6年版情報通信白書は、これをハルシネーション(幻覚)と呼び、技術的な対策が検討されているものの完全に抑制できるものではないため、利用者が出力の正しさを確認することが望ましいとしています。
実例の記事:画像の文字起こしをAIで行う精度検証
表記ゆれ
意味:同じものを指す語の書き方が、文章の中でそろっていない状態です(例:「サーバー」と「サーバ」)。当社の記事では、この意味で使っています。
実例の記事:表記ゆれをAIでチェックする精度検証
名寄せ
意味:表記ゆれのある会社名や氏名などのデータを、同じ相手ごとにまとめる作業です。当社の記事では、この意味で使っています。
実例の記事:名寄せをAIで行う精度検証
書き足し
意味:メモや元の資料に書いていない内容を、AIが下書きの中に足してしまうことです。当社の検証では、メモにない目的・所感・評価・助言や、分からない点を埋める数字・日付を、書き足しとして数えています。前の項目のハルシネーションと近い現象ですが、画像や資料の読み取りではなく、下書きの作成で起きたものを指して使っています。
実例の記事:出張報告書の書き方(出張メモからのAI下書き)、月報の書き方と例文
用語ごとの実例の記事と実測日の一覧
上の実例が、どの記事のいつの実測かを表にしました。実測日は各記事に書かれた日付で、回答の原文を当社の検証フォルダに保存しているものは、そのフォルダ名を載せています(2026年10月18日に、記事とフォルダの記載を照らして確かめました)。
| 用語 | 実例の記事 | 実測日 | 回答の原文の保存先 |
|---|---|---|---|
| OCR(光学文字認識) | 画像の文字起こしの精度検証 | 2026年9月25日 | なし(記事に採点表を掲載) |
| OCR(光学文字認識) | 請求書のデータ化とAI-OCR | 2026年9月29日・10月5日 | 2026-09-29-invoice-calc、2026-10-05-invoice-bank |
| プロンプト | プロンプトとは・業務での書き方 | 2026年9月25日 | なし(記事に採点表を掲載) |
| ハルシネーション(幻覚) | 画像の文字起こしの精度検証 | 2026年9月25日 | なし(記事に採点表を掲載) |
| 表記ゆれ | 表記ゆれのチェックの精度検証 | 2026年9月25日 | なし(記事に採点表を掲載) |
| 名寄せ | 名寄せの精度検証 | 2026年9月25日(30件で再確認) | なし(記事に採点表を掲載) |
| 書き足し | 出張報告書の書き方 | 2026年10月11日 | 2026-10-11-shucchou-memo |
| 書き足し | 月報の書き方と例文 | 2026年10月11日 | 2026-10-11-getsuho |
AIに仕事を任せるときは、数字や固有名詞を原本と見比べる確認の手順を残してください。モデルの使い分けはClaude Opus 5.5とHaiku 4.5の比較にまとめています。
よくある質問
OCRとハルシネーションは、どう違いますか?
OCRは画像の文字を文字データに変える仕組みで、ハルシネーションは生成AIが事実に基づかない内容をもっともらしく作ることです。生成AIで画像の文字起こしをすると、小さい文字の部分でハルシネーションが起きることがあります。当社の検証では、軽いモデルのHaiku 4.5が9pxの注記の一部を作文しました(1枚の画像・各条件1回)。
表記ゆれと名寄せは、どう違いますか?
表記ゆれは同じものを指す語の書き方がそろっていない状態で、名寄せは表記ゆれのあるデータを同じ相手ごとにまとめる作業です。当社では、文章中の表記ゆれを探す検証と、会社名30件の名寄せの検証を別の記事で行っています。
この用語集の実例は、どこまで信用してよいですか?
各実例は架空のサンプルを使った、各条件1回の結果で、精度を保証する数字ではありません。同じ条件で繰り返すと変わることがあり、試していないモデルでは違う結果になりえます。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。用語の意味は、記載した総務省の資料と、当社の検証レポートでの使い方に基づいています。会社の詳細はトップページをご覧ください。