書き方と実測

電気料金の検針票の読み取り(使用量・請求額・日付)

電気料金の検針票をAIで読み取ったときの使用量・請求額・日付の取り違えとマイナスの符号の実測・プロンプト

結論(先に)電気料金の検針票は、ご使用量・今回のご請求額・検針日・ご使用期間・引落予定日の5つを取り違えずに、料金の内訳を段階ごとに読むのが要です。検針票(架空)をAIに読ませて一覧にさせた当社の検証(各条件1回)では、使用量と請求額の取り違え、検針日と使用期間の末日の取り違え、マイナスの符号の落ち、使用量が多い理由の推測や節電の助言の書き足しは、4条件とも0件でした。4条件とも8項目すべて○で、この検針票では、プロンプトの有無で差は出ませんでした。

電気料金の検針票で見る項目

項目見るところ
ご使用期間料金の対象になる期間と日数。検針日とは別の日付で、この検針票では末日が検針日の前日
検針日メーターの数字を読んだ日。ご使用期間の末日、次回検針予定日と取り違えない
ご使用量今回の使用量(kWh)。前年同月の使用量が並んで書かれていることがある
電力量料金使用量を段階に分け、段階ごとに単価をかけて足す。段階ごとの使用量を足すと、ご使用量になる
燃料費調整額・再エネ賦課金1kWhあたりの単価に使用量をかけた額。燃料費調整額はマイナスになることがあり、符号を確かめる
割引口座振替割引など。マイナスの項目として内訳に並ぶ
ご請求額割引を引いたあとの額。内訳の割引前の小計とは別の数字
引落予定日口座振替の日。次回検針予定日とは別の日付

この表は、今回の検証に使った検針票の項目をまとめたものです。電力会社によって、項目名や並び順、割引の種類は違います。実際の検針票の料金の決まりは、契約している電力会社の案内で確かめてください。AIは、検針票に書いてあることを読むだけで、料金が正しく計算されているかを電力会社に確かめるものではありません。

AIで電気料金の検針票を読み取ったときの実測

架空の検針票(従量電灯B・30A、ご使用量342kWh)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次の検針票から、ご使用量・請求額・検針日・ご使用期間・料金の内訳・引落予定日を一覧にしてください。」とだけ頼む条件と、下のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ一覧にさせました(2026年10月13日)。検針票には、取り違えやすい数字として、前年同月のご使用量(318kWh)と請求額(12,480円)、ご使用期間の末日(9月25日)と検針日(9月26日)、次回検針予定日(10月27日)と引落予定日(10月21日)、マイナスの3項目(燃料費調整額・口座振替割引)を入れています。検針票は画像ではなく、文章で渡しました。

電気ご使用量のお知らせ(検針票)(架空)

お客さま名:山田 太郎 様
ご契約:従量電灯B 30A(1契約)
ご使用期間:2026年8月26日から2026年9月25日まで(31日間)
検針日:2026年9月26日

ご使用量:342kWh(前年同月 318kWh)

料金の内訳
基本料金(30A)            858円00銭
電力量料金
 第1段階(120kWhまで)  120kWh × 29円80銭  3,576円00銭
 第2段階(120kWh超300kWhまで) 180kWh × 36円40銭  6,552円00銭
 第3段階(300kWh超)   42kWh × 40円50銭  1,701円00銭
燃料費調整額(1kWhあたり マイナス1円50銭)  マイナス513円00銭
再生可能エネルギー発電促進賦課金(1kWhあたり 3円50銭)  1,197円00銭
口座振替割引            マイナス55円00銭

今回のご請求額:13,316円(前年同月 12,480円)

お支払い方法:口座振替
引落予定日:2026年10月21日
次回検針予定日:2026年10月27日

採点は8項目です。①ご使用量342kWh(前年同月の318kWhと取り違えない) ②今回のご請求額13,316円(割引前の13,371円、前年同月の12,480円と取り違えない) ③検針日2026年9月26日 ④ご使用期間2026年8月26日〜9月25日(31日間) ⑤電力量料金の3段階の使用量(120・180・42kWh)・単価・金額 ⑥燃料費調整額マイナス513円、口座振替割引マイナス55円、再エネ賦課金1,197円(符号を落とさない) ⑦引落予定日2026年10月21日(次回検針予定日と取り違えない) ⑧検針票に無い事実・理由の推測・節電の助言・料金プランの評価を書かない。検針票の数字だけから出した計算(前年同月との差など)は、書き足しに数えていません。

条件8項目使用量・請求額・日付の書き方書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり8 / 8「ご使用量:342kWh」「今回のご請求額:13,316円」「検針日:2026年9月26日」「ご使用期間:2026年8月26日から2026年9月25日まで(31日間)」「引落予定日:2026年10月21日」。前年同月の318kWh・12,480円と次回検針予定日は「参考(上の項目とは別の数字)」に分けたなし。検針票の数字から出した計算(内訳の合計13,316円、前年同月との差24kWhと836円など)を式つきで添えた
Opus 5.5・ただ頼んだだけ8 / 8表の「ご使用量」は「342kWh(前年同月は318kWh)」、「今回のご請求額」は「13,316円(前年同月は12,480円)」。検針日・ご使用期間・引落予定日は一致。内訳は計算の列に「342kWh × マイナス1円50銭」などと書いたなし。内訳の合計と、段階別の使用量の合計が一致することを添えた
Haiku 4.5・プロンプトあり8 / 8「ご使用量 342kWh」「今回のご請求額 13,316円」「検針日 2026年9月26日」「引落予定日 2026年10月21日」。前年同月は「(参考)」の行に分けた。内訳は使用量・単価・金額を別の列にしたなし。検算(請求額、前年同月との差24kWh増・836円増)を添えた
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ8 / 8表に「ご使用量 342kWh(前年同月 318kWh)」「今回のご請求額 13,316円(前年同月 12,480円)」。検針日・ご使用期間・引落予定日は一致。内訳は「120kWh × 29円80銭 = 3,576円00銭」の形なし。「858 + 3,576 + 6,552 + 1,701 − 513 + 1,197 − 55 = 13,316円」などの検算を添えた
  • 使用量と請求額の取り違えは、4条件とも0件だった。ご使用量は342kWh、今回のご請求額は13,316円と書かれ、前年同月の318kWhや12,480円、割引前の合計13,371円を今回の数字にした文面はありません。
  • 日付の取り違えも、4条件とも0件だった。検針日は9月26日、ご使用期間は8月26日から9月25日まで、引落予定日は10月21日と書かれ、次回検針予定日の10月27日を引落予定日にした文面はありません。
  • マイナスの符号は、4条件とも落とさなかった。燃料費調整額の「マイナス513円00銭」と口座振替割引の「マイナス55円00銭」は、すべての文面で「マイナス」が付いていました。
  • 前年同月の書き方は、条件で分かれた。プロンプトありの2条件は、前年同月と次回検針予定日を「参考」の行に分けました。プロンプトなしの2条件は、ご使用量と請求額の後ろに「(前年同月 318kWh)」のように括弧で添えました。どちらも今回の数字とは区別されていて、取り違えはありませんでした。
  • 検針票の数字から出した計算が、4条件とも付いた。内訳を足すと13,316円になること、段階ごとの使用量を足すと342kWhになることは、4条件に書かれ、算術として正しい内容でした。プロンプトありの2条件は、前年同月との差(24kWhと836円)も書きました。検針票に無い数字ですが、検針票の数字だけから出した計算で、計算も合っているため、書き足しには数えていません。
  • 使用量が多い理由の推測や、節電の助言は、0件だった。プロンプトなしの2条件でも、前年同月より増えた理由や節電の勧めは書かれませんでした。
  • 4条件とも満点で、プロンプトの効果は測れていない。項目名が検針票に書いてある文章を渡した結果の可能性があります。画像やPDFの検針票、項目名が違う検針票、手書きの書き込みがある検針票では、結果が変わる可能性があります。同じ条件で繰り返すと変わる可能性もあります。
この検証の範囲:電気料金の検針票(架空)1枚を文章で渡し、各条件1回ずつ読み取らせた結果です。検針票・単価・金額は当社が作った架空のもので、実在の電力会社の料金ではありません。画像やPDFの検針票は試していません。4条件とも満点だったため、プロンプトの効果は、この1枚では測れていません。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。

電気料金の検針票を読み取るプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。

次の検針票から、ご使用量・請求額・検針日・ご使用期間・料金の内訳・引落予定日を一覧にしてください。次のルールを守ってください。
1. 数字・日付・単位は、検針票の表記のとおりに一字違わず書く。
2. 「ご使用量」「今回のご請求額」「検針日」「ご使用期間」「引落予定日」を別の項目として書き、前年同月の数字・次回検針予定日・ご使用期間の末日を取り違えない。
3. 料金の内訳は、検針票の行ごとに書く。電力量料金は段階ごとに使用量・単価・金額を書き、マイナスの項目は「マイナス」を付ける。
4. 検針票に無い事実・理由の推測・節電の助言・料金プランの評価は書かない。検針票の数字から出した計算は、計算式を添える。

[ここに検針票を貼り付け]

使うときのコツ

  • 「今回の」と「前年同月の」を、別の項目で頼む。この検証では、前年同月の数字が並んだ検針票でも、4条件とも今回の数字を取り違えませんでした。
  • 検針日・ご使用期間・引落予定日を、別の項目で頼む。日付が3種類ある検針票でも、4条件とも取り違えませんでした。
  • マイナスの項目に「マイナス」を付けるよう頼む。符号を落とすと、請求額が合わなくなります。
  • 内訳の合計が請求額と合うかを、自分でも見る。この検証では、4条件とも合計が13,316円と合うことを自分で確かめて書きました。
  • 金額は、検針票の現物と見比べる。AIは、検針票の料金が正しく計算されているかを確かめられません。

よくある質問

電気料金の検針票では、どの項目を見ればよいですか?

ご使用期間、検針日、ご使用量、電力量料金の段階ごとの内訳、燃料費調整額・再エネ賦課金、割引、今回のご請求額、引落予定日を見ます。検針日とご使用期間の末日、引落予定日と次回検針予定日は別の日付です。

AIに電気料金の検針票を読ませると、使用量や日付を取り違えますか?

当社の検証(各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、使用量と請求額の取り違え、日付の取り違え、マイナスの符号の落ちは4条件とも0件でした。4条件とも満点で、プロンプトの有無の差は測れていません。検針票は文章で渡しており、画像やPDFの検針票は試していません。金額は、検針票の現物と見比べてください。ガス料金の検針票を同じ条件で読ませた結果はガス料金の検針票の記事にあります。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月13日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

請求書・通知書の読み取りと確認をAIで行う仕組みづくりのご相談

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