休暇申請・打刻漏れ修正への返信文(承認・差し戻し)
休暇申請と打刻修正の依頼への返信文をAIで書いたときの日数・条件・手続きの書き足しの実測・プロンプト
休暇申請・打刻修正への返信で確かめたい4つの点
返信文を作るときに、取り違えや書き足しが起きやすい4つの点を、今回の架空の依頼に当てて整理します。実際の規程や承認の流れは、会社ごとに違います。
| 確かめたい点 | 見るところ | 今回の架空の依頼 |
|---|---|---|
| 日付・日数 | 休暇の期間と日数、打刻漏れの日付が合っているか | Aは10月19日(月)〜10月21日(水)の3日間、Bは10月9日(金)の退勤 |
| 判断 | 承認と差し戻しを取り違えず、条件を付けて曖昧にしていないか | Aは承認(所属長の承認済み)、Bは差し戻し |
| 理由と期限 | 差し戻しの理由と再提出の期限が記載のとおりか | 根拠の記録が無いこと、10月16日(金)までに再提出 |
| 規程に無い条件 | 残日数・引き継ぎ・手続きなどを足していないか | 規程の抜粋に書かれていることだけ |
AIで承認・差し戻しの返信文を書いたときの実測
下の架空の規程の抜粋と依頼2件(山田さんの休暇申請、佐藤さんの打刻修正)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「記載の判断のとおりに返信文を1通ずつ書いてください」とだけ頼む条件と、下のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ書かせました(2026年10月12日)。判断はこちらで決めて渡しており、承認や差し戻しをAIに決めさせる検証ではありません。
【規程の抜粋(架空)】 ・年次有給休暇は、申請書の提出と所属長の承認により取得できる。 ・打刻漏れの修正は、本人の申請に、退勤を示す根拠(入退室記録・PCのログなど)を添えて行う。根拠が無い申請は差し戻し、再提出を求める。 【依頼A】山田さん(営業部)から 10月19日(月)〜10月21日(水)の3日間、年次有給休暇を取りたい。 判断:承認(所属長の承認済み) 【依頼B】佐藤さん(製造部)から 10月9日(金)の退勤の打刻を忘れた。退勤は18:00だったので修正してほしい。根拠となる記録は添付されていない。 判断:差し戻し。入退室記録などの根拠を添えて、10月16日(金)までに再提出してもらう。 返信者:総務部 鈴木
採点は7項目です。①Aの休暇の期間・日数 ②Aは承認と書く ③Bの対象日と内容(退勤の打刻漏れ・18:00) ④Bは差し戻しと書き、理由は根拠の記録が無いこと ⑤Bの再提出期限 ⑥宛名と差出人 ⑦規程・判断に無い条件・日数・手続きを足さない。挨拶や件名、「ご確認ください」のような定型の文は、書き足しに数えていません。
| 条件 | 7項目 | 返信文の内容 | 記載に無い書き足し |
|---|---|---|---|
| Opus 5.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 2通とも判断・日付・日数・期限・宛名・差出人が記載のとおり。Bは理由を根拠の記録が無いことだけにした | なし |
| Opus 5.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7(⑦×) | 2通とも判断・日付・日数・期限・宛名・差出人が記載のとおり | あり。Aに「休暇中の業務の引き継ぎは、部内でご調整をお願いします」、Bの再提出の記録の例に「パソコンのログ(電源を切った時刻など)」を足した |
| Haiku 4.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 2通とも判断・日付・日数・期限・宛名・差出人が記載のとおり | なし |
| Haiku 4.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7(⑦×) | 2通とも判断・日付・日数・期限・宛名・差出人が記載のとおり | あり。Aに「当日は通常どおり休暇として扱われます」、Bに「根拠が確認でき次第、修正の手続きを進めます」を足した |
- 日付・日数・判断・期限の取り違えは、4条件とも起きなかった。休暇の3日間、打刻の日付と18:00、再提出の期限、承認と差し戻しの判断は、4条件とも記載のとおりでした。
- 差は、記載に無い依頼や手続きの書き足しに出た。ただ頼んだだけの2条件は、休暇中の引き継ぎの依頼や、休暇の扱いの説明、修正を進めるという約束など、依頼にも規程にも無い内容を足しました。プロンプトありの2条件は足しませんでした。
- Opus 5.5は、規程の「PCのログ」に例を足した。ただ頼んだだけのOpus 5.5は、PCのログの例として「電源を切った時刻など」を足しました。規程には無い記述です。
- 各1回の比較なので、プロンプトの効果とまでは言えません。規程の抜粋は2行、依頼は2件と短く、実際の規程や、承認の条件が複雑な依頼で同じ結果になるとは限りません。
承認・差し戻しの返信文を書くプロンプト(コピーして使えます)
上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです。
次の2件の依頼に、記載の判断のとおりに返信文(メール)を1通ずつ書いてください。 ルール: - 判断・日付・日数・期限・宛名・差出人は、下の記載のとおりに書く - 規程や判断に書いていない条件・手続き・日数・金額は足さない - 理由は、記載された範囲だけを書く [ここに規程の抜粋と依頼・判断を貼り付け]
使うときのコツ
- 承認か差し戻しかは、人が決めてから渡す。AIには判断を決めさせず、決めた判断と理由を書いて渡します。今回は判断を人が決めて渡しており、AIに判断させた場合は確かめていません。
- 日付と期限は、送る前に依頼の原文と見比べる。曜日が合っているかも、カレンダーで確かめます。期限を誤ると、再提出が間に合わなくなります。
- 「手続きを進めます」などの約束の文は、消すか人が決める。今回、ただ頼んだだけのHaiku 4.5は「修正の手続きを進めます」と、決めていない約束を足しました。担当者が決めたことだけを書きます。
よくある質問
休暇申請や打刻修正への返信文では何を確かめればよいですか?
休暇の期間・日数と、承認か差し戻しかの判断、差し戻しの理由と再提出の期限、宛名と差出人が、記載のとおりかを確かめます。規程や判断に無い条件や手続きが足されていないかも見ます。
AIに承認・差し戻しの返信文を書かせると、日数や条件を書き足しますか?
当社の検証(各条件1回、架空の依頼2件)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、日付・日数・期限・判断の取り違えはありませんでした。ただ頼んだだけの2条件は、休暇中の引き継ぎの依頼、PCのログの具体例、「修正の手続きを進めます」などの、記載に無い内容を足しました。プロンプトありの2条件は足しませんでした。実際の規程や依頼で同じ結果になるとは限りません。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月12日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。
休暇申請・勤怠修正への返信をAIで下書きする仕組みづくりのご相談
合同会社フューチャープロンプトは、社内の申請への返信を、決めた判断のとおりに下書きし、規程に無い条件や約束が足されていないかを確かめる手順まで含めた仕組みづくりをご一緒します。
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