書き方と実測

領収書の書き方と例文

経理のメモをAIで領収書にしたときの宛名・但し書き・金額・受取日の実測・プロンプト

結論(先に)領収書は、代金を受け取ったことを証明する書面です。宛名、金額(税込か税抜か、消費税額)、但し書き、受け取った日、発行者の名称・住所・連絡先を、取引の実態と食い違わずに書くのが要です。経理のメモ(架空)をAIに領収書にさせた当社の検証(各条件1回)では、宛名・但し書き・金額・受け取った日は4条件とも取り違えず、7項目すべて○でした。差は出ませんでしたが、印紙の要否や入金の事実との照合はAIには判断できません。売上代金の領収書は、国税庁によると記載金額が5万円以上で印紙税がかかります(営業に関しないものは非課税)。今回のメモは印紙を書かないとしており、4条件とも触れませんでした。貼るかどうかは人が決めます。

領収書に書くこと

領収書は、金銭を受け取った側が、渡した側に出す書面です。次の表は当社の整理で、会社や制度の決まりではありません。実際に何を書くかは、取引先との取り決めや社内の様式に従ってください。

項目書くこと
宛名取引先の正式名称と敬称。「上様」や略称にすると、後で経費の根拠として使いにくくなることがある
金額受け取った金額と、税込か税抜か。消費税額(税率)の内訳を書くなら、受け取った金額の内訳と合わせる
但し書き何の代金か。請求書や契約の品名・対象の月と食い違わせない。「お品代として」に書き換えると何の取引か分からなくなる
受け取った日と受け取り方受け取った日。現金か銀行振込かなどもメモのとおり
発行者名称、住所、連絡先。適格請求書発行事業者なら登録番号
管理番号経理が採番するなら、番号が決まるまでは空欄か「未定」にする
収入印紙紙で渡す場合に貼るもの。国税庁によると、売上代金の受取書は記載金額が5万円未満なら非課税、5万円以上100万円以下で200円(営業に関しないものは非課税)。貼るかどうかと金額は取引ごとに人が確かめる
書かない事柄この書面で触れないと決めた利用明細や再発行の手続きなどには触れない。「再発行できます」のような約束も足さない

印紙税の額は、国税庁のタックスアンサー No.7105「領収書、受取書」(2026年10月17日確認)によるものです。電子データで渡す場合の扱いは、国税庁の案内で確かめてください。この記事の実測は、メモに書いた事実を領収書の文面にする部分だけです。AIは、請求書も入金の記録も見ていません。

領収書の例文

領収書

〇〇株式会社 御中

金額:〇〇,〇〇〇円(税込)
内訳:税抜〇〇,〇〇〇円、消費税〇,〇〇〇円(〇%)

但し書き:〇〇として

上記の金額を、〇年〇月〇日に〇〇(現金・銀行振込など)で正に領収しました。

管理番号:〇〇

発行者:〇〇株式会社
住所:〇〇
登録番号:T〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
問い合わせ:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(〇〇部 〇〇)〇時から〇時

AIで領収書を下書きしたときの実測

会議室を貸す会社の経理のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、取引先に渡す領収書を作ってください。」とだけ頼む条件と、下の領収書のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ領収書にさせました(2026年10月17日)。メモには、宛名(「上様」や略称にしない)、税込55,000円と内訳、書き換えてはいけない但し書き、銀行振込で受け取った日、未定の管理番号、今回の書面に書かない収入印紙・利用明細・再発行の手続き、発行者と登録番号、連絡先を入れています。曜日はメモに書いていません。実際の暦では、2027年4月2日は金曜です。

【メモ(経理・村上)】
・渡し先:取引先(法人)の株式会社みなと商会 総務課に、領収書(代金を受け取ったことを証明する書面)を渡す
・宛名:株式会社みなと商会 御中(「上様」や略称にしない)
・金額:55,000円(税込)。内訳は税抜50,000円、消費税5,000円(10%)
・但し書き:2027年3月分 会議室利用料として(「お品代として」などに書き換えない)
・受け取った日:2027年4月2日。銀行振込で受領した
・領収書の管理番号:未定(経理が採番したら伝える)
・収入印紙は、この書面では書かない
・利用明細(利用日・時間の内訳)は、この書面では書かない
・再発行の手続きは、この書面では書かない
・発行者:有限会社あおぞらスペース(東京都港区〇〇1-2-3)、登録番号 T1234567890123
・問い合わせ:03-5550-0148(経理 村上)平日9時から17時

採点は7項目です。①宛名が「株式会社みなと商会 御中」で一字違わない ②但し書きが「2027年3月分 会議室利用料として」のまま ③55,000円(税込)、内訳が税抜50,000円・消費税5,000円(10%) ④受け取った日が2027年4月2日で、銀行振込(曜日を付けた場合は金曜と一致) ⑤管理番号が未定のまま(番号を作らない、書き落とさない) ⑥収入印紙・利用明細・再発行の手続きに触れない ⑦発行者・住所・登録番号・電話番号・受付時間が一字違わずメモどおりで、メモに無い条項・約束を足さない。件名・定型のあいさつ・「正に領収いたしました」の定型・発行日の空欄は書き足しに数えていません。

条件7項目宛名・但し書き・金額・受け取った日の書き方メモに無い書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7宛名「株式会社みなと商会 御中」、金額55,000円(税込)と内訳(税抜50,000円・消費税5,000円)、但し書き「2027年3月分 会議室利用料として」、受領日2027年4月2日・銀行振込、管理番号は「未定(決まり次第ご連絡いたします)」。曜日は付けなかったなし。収入印紙・利用明細・再発行にも触れなかった
Opus 5.5・ただ頼んだだけ7 / 7金額は「¥55,000-(税込)」と内訳、但し書きと発行者・登録番号・電話番号はメモのまま。管理番号は空欄にして「採番後に記入」。曜日は付けなかったなし。「上記の金額を、2027年4月2日に銀行振込にて正に領収いたしました。」の定型の受領文は書き足しに数えていない
Haiku 4.5・プロンプトあり7 / 7メモのすべての項目がそのまま入った。管理番号は「決まり次第連絡する」。曜日は付けなかったなし
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ7 / 7メモの項目がすべて入った(「税込」を「消費税込」にするなど表記の言い換えあり)。管理番号は「未定(経理にて採番後に記載)」。曜日は付けなかったなし。書面の前に「以下の内容で領収書を作成してください。」の一文、書面のあとに「住所の『〇〇』が未記入のままです」などの注意書きが付いた
  • 4条件とも、7項目すべて○だった。宛名を「上様」や略称にした回答、但し書きを「お品代として」などに書き換えた回答、金額や内訳の数字を変えた回答は0件でした。税込と税抜の取り違えもありませんでした。
  • 受け取った日と受け取り方は、4条件ともメモのとおりだった。2027年4月2日の銀行振込で、現金などに変えた回答はありませんでした。
  • 未定の管理番号は、4条件とも確定させなかった。Opus 5.5・ただ頼んだ条件は空欄にして「採番後に記入」、他の3条件は「未定」または「決まり次第連絡する」と書きました。番号を作った回答は0件です。
  • メモが書かないとした収入印紙・利用明細・再発行の手続きには、4条件とも触れなかった。プロンプトなしの条件でも同じでした。
  • 曜日を付けた回答はなかった。今回は曜日の正誤を確かめる材料がありません。
  • 書面の外の文を付けたのはHaiku 4.5・ただ頼んだ条件だけ。書面の前に「以下の内容で領収書を作成してください。」という一文があり、そのままコピーすると書面の本文に混ざります。書面のあとには「住所の『〇〇』が未記入のままです」という注意書きが付きました。メモ自体が住所を「〇〇」と書いていたため、4条件とも「東京都港区〇〇1-2-3」を写しており、送る前に実際の住所へ直す必要があります。
  • 送る前に読み直す箇所は、印紙と入金の事実。収入印紙を貼るか、金額が入金の記録と合っているかは、AIには確かめられません。
  • プロンプトありは、2モデルとも満点だった。ただしプロンプトなしも満点で、今回の1条件1回では、プロンプトで差がついたとは言えません。
この検証の範囲:会議室の利用料を受け取った会社の経理のメモ1つで、各条件1回ずつの結果です。会社・担当者・登録番号・金額はすべて当社が作った架空のもので、実在の会社とは関係ありません。暦は実際の2027年4月です。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。

領収書のプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。ルール3の曜日は、自社の受領日に合わせて確かめてください。

取引先に渡す領収書を作ってください。次のルールを守ってください。
1. 宛名・但し書き・金額・日付・発行者・住所・登録番号・電話番号は、メモの表記のとおりに書く。宛名を略したり「上様」にしたりしない。但し書きを別の言い方に書き換えない。
2. 金額は、税込か税抜かをメモのとおりに書き、内訳もメモの数字をそのまま書く。計算し直して別の数字にしない。
3. 受け取った日と受け取り方(現金か振込かなど)は、メモのとおり書く。曜日を付けるときは暦で確かめ、確かめられなければ書かない。
4. 未定のことは、確定させずに「決まり次第連絡する」と書く。
5. メモで「書かない」とした事柄には触れない。
6. メモに無い条項・事実・約束(再発行の可否、返金、支払の催促など)は足さない。

[ここに領収書のメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 宛名と但し書きは、メモに書き換え禁止と書いておく。この検証のメモは「上様や略称にしない」「お品代として等に書き換えない」と書き、4条件とも守りました。
  • 金額は、税込・税抜と内訳をメモに書いておく。この検証のメモは内訳まで書き、4条件ともそのまま写しました。
  • 触れない事柄は、メモに「書かない」と書き、プロンプトにも「触れない」と入れる。印紙の扱いなど、人が決める事柄を書面に混ぜないためです。
  • 出力の前後の文を取り除いてから渡す。ただ頼んだHaiku 4.5は、書面の前後に案内文を付けました。
  • 住所などの仮の文字は、実際の値に直してから渡す。メモに〇〇があると、領収書にもそのまま残ります。

よくある質問

領収書には何を書けばよいですか?

宛名、金額(税込か税抜か、消費税額)、但し書き、受け取った日と受け取り方、発行者の名称・住所・連絡先を書きます。適格請求書発行事業者なら登録番号も書きます。紙で渡す売上代金の領収書は、国税庁によると記載金額が5万円以上で印紙税がかかり、5万円以上100万円以下なら200円です。営業に関しないものは非課税です。取引先との取り決めや社内の様式がある場合は、そちらに従ってください。

AIに領収書を書かせると、宛名や金額を間違えますか?

当社の検証(架空の会議室利用料の領収書のメモ、各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、宛名の略し方、但し書きの書き換え、金額の取り違えは4条件で0件で、7項目すべて○でした。ただし1条件1回の結果です。収入印紙を貼るかや、金額が入金の記録と合っているかは、送る前に人が確かめてください。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月17日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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