書き方と実測

住民票の写しの見方と記載項目

住民票の写しをAIに読ませたときの続柄・転入日の取り違えの実測・プロンプト

結論(先に)住民票の写しは、「住所を定めた年月日」と「届出年月日」、「住民となった年月日」のように、似た日付が何本も並びます。世帯3人の住民票の写しの記載内容(架空)をAIに整理させた当社の検証(各条件1回)では、世帯主、続柄、住所を定めた年月日(転入日)は、Opus 5.5・Haiku 5.5の4条件とも合っていました。差が出たのは書き足しです。記載内容に無い事柄を書かないよう頼んだ2条件は7項目すべて○、ただ頼んだだけの2条件は、記載に無い助言や判断を足しました。

住民票に記載される項目

項目住民基本台帳法 第7条の定め
氏名・氏名の振り仮名・出生の年月日・男女の別第1号、第1号の2、第2号、第3号
世帯主・続柄第4号。世帯主はその旨、世帯主でない者は世帯主の氏名と世帯主との続柄
本籍(戸籍の表示)第5号。本籍のない者などはその旨
住民となった年月日第6号
住所・住所を定めた年月日第7号(市町村の区域内での住所の変更では、その住所を定めた年月日)
届出の年月日・従前の住所第8号(新たに市町村の区域内に住所を定めた者)
個人番号・住民票コード第8号の2、第13号

この表は、e-Gov法令検索の住民基本台帳法 第7条で確かめたものです(2026年10月15日確認)。同法第12条第5項では、市町村長は、特別の請求がない限り、住民票の写しの交付で第7条第4号(世帯主・続柄)、第5号(本籍)、第8号の2から第14号まで(個人番号・住民票コードなど)の記載を省略できるとされています。どの項目が写しに載るかは請求の仕方と市町村の運用で変わるため、請求する前に、提出先がどの項目を求めているかを確かめてください。この記事の実測は、記載内容を読んで整理する部分だけで、請求の手続きは含みません。

住所の表記をそろえる作業は住所の表記ゆれをAIで正規化させる検証、人事まわりのほかの書類の読み取りは雇用保険被保険者証の見方と記載項目で扱っています。

AIで住民票の写しを読み取らせたときの実測

住民票の写しの記載内容(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 5.5)に、「次の住民票の写しの記載内容から、世帯主、世帯員ごとの続柄、世帯員ごとの住所を定めた年月日(転入日)を、提出前の確認用にまとめてください。」とだけ頼む条件と、下のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつまとめさせました(2026年10月15日)。記載内容には、世帯員3人それぞれの住所を定めた年月日(令和5年9月20日)と、その5日後の届出年月日、生年月日と同じ日付の住民となった年月日、前の住所と同じ本籍を入れています。

【住民票の写しの記載内容(架空。実在の市町村・個人とは関係がない)】

世帯主:山岸 拓也(ヤマギシ タクヤ)
現住所:架空県みどり市さくら町2丁目7番3号

■世帯員(記載順)

1. 山岸 拓也(ヤマギシ タクヤ)
 生年月日:昭和63年2月14日 / 性別:男 / 続柄:世帯主
 住民となった年月日:昭和63年2月14日
 住所を定めた年月日:令和5年9月20日(転入) / 届出年月日:令和5年9月25日
 従前の住所:架空県そら市あかね町1丁目2番地
 本籍:架空県そら市あかね町1丁目2番地 / 筆頭者:山岸 拓也

2. 山岸 由香(ヤマギシ ユカ)
 生年月日:平成元年7月3日 / 性別:女 / 続柄:妻
 住民となった年月日:平成元年7月3日
 住所を定めた年月日:令和5年9月20日(転入) / 届出年月日:令和5年9月25日
 従前の住所:架空県そら市あかね町1丁目2番地
 本籍:架空県そら市あかね町1丁目2番地 / 筆頭者:山岸 拓也

3. 山岸 陽斗(ヤマギシ ハルト)
 生年月日:令和4年12月1日 / 性別:男 / 続柄:子
 住民となった年月日:令和4年12月1日
 住所を定めた年月日:令和5年9月20日(転入) / 届出年月日:令和5年9月25日
 従前の住所:架空県そら市あかね町1丁目2番地
 本籍:架空県そら市あかね町1丁目2番地 / 筆頭者:山岸 拓也

個人番号・住民票コード:記載省略
発行日:令和8年10月12日

採点は7項目です。①世帯主が山岸 拓也 ②続柄(妻・子。記載に無い語に変えない) ③拓也と由香の住所を定めた年月日が令和5年9月20日(届出年月日にしない) ④陽斗の住所を定めた年月日が令和5年9月20日(出生日にしない) ⑤氏名と読み ⑥従前の住所や本籍を現住所として書かない ⑦記載内容に無い判断や助言を足さない。正解表は、回答を取る前に作ってコミットしました。

条件7項目世帯主・続柄・住所を定めた年月日の読み取りメモに無い書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7世帯主(山岸 拓也)、続柄(世帯主・妻・子)、3人の住所を定めた年月日(令和5年9月20日)を、取った行つきで書いた。届出年月日(9月25日)は使わなかったなし
Haiku 5.5・プロンプトあり7 / 7世帯主・続柄・住所を定めた年月日とも合い、取った行も示した。届出年月日は表に入れない理由を注記したなし
Opus 5.5・ただ頼んだだけ6 / 7世帯主・続柄・転入日は合っていた。転入日と届出年月日の違いも区別したあり。個人番号と住民票コードが「記載省略」になっていて、提出先が求めるなら取り直す必要があるかを確認する、転入日を聞かれたら9月20日を書く、という助言
Haiku 5.5・ただ頼んだだけ6 / 7世帯主・続柄・転入日は合っていたあり。転入日は届出年月日ではなく9月20日を使う、記載どうしの矛盾は見当たらない、という判断
  • 3項目は、4条件とも取り違えなく読み取った。住所を定めた年月日を届出年月日(令和5年9月25日)や、陽斗の出生日(令和4年12月1日)にした回答は0件でした。
  • 差が出たのは書き足しだった。ただ頼んだOpus 5.5は、個人番号と住民票コードが「記載省略」になっていることに触れ、提出先が求めるなら取り直す必要があるかを確認するよう書き、転入日を聞かれたら9月20日を書くと助言しました。ただ頼んだHaiku 5.5は、転入日は9月20日を使うこと、記載どうしの矛盾は見当たらないことを書きました。これらは、記載内容に無い助言や判断です。
  • 記載内容に無い事柄を書かないよう頼むと、書き足しはなくなった。プロンプトありの2条件は、取った行を示して、書き足しなしで7項目すべて○でした。
  • 元号の日付を西暦に直すかどうかは、条件で分かれた。Haiku 5.5・プロンプトありは令和5年9月20日を2023年9月20日と併記し、Opus 5.5・プロンプトありは元号のまま書いて、西暦には直していません。換算の誤りは0件でした。
  • 送る前に読み直す箇所は、日付と続柄。住所を定めた年月日と届出年月日の取り違えがないか、続柄が住民票の記載のままかを、住民票の写しの原本と見比べます。
この検証の範囲:世帯3人の住民票の写しの記載内容を文章にしたもの(架空)1つで、各条件1回ずつの結果です。市町村名・氏名・日付はすべて当社が作った架空のもので、実際の住民票の様式の見た目そのものではありません。世帯主・続柄・住所を定めた年月日の読み取りは4条件とも合っていたため、この題材で差が出たのは書き足しだけです。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnet、画像やPDFの住民票は試していません。

住民票の写しを読み取らせるプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。

次の住民票の写しの記載内容から、世帯主、世帯員ごとの続柄、世帯員ごとの住所を定めた年月日(転入日)を、提出前の確認用にまとめてください。次のルールを守ってください。
1. 世帯主・続柄・住所を定めた年月日は、記載内容の表記のとおりに書く。届出年月日、住民となった年月日、生年月日を、住所を定めた年月日として書かない。
2. 元号の日付を西暦に直す場合は、元号の表記も併記する。
3. 項目ごとに、記載内容のどの行から取ったかを示す。
4. 記載内容に無い事柄(提出先の要件、有効期限、個人番号や本籍の扱い、続柄の言い換え、助言など)は書かない。

[ここに住民票の写しの記載内容を貼り付け]

使うときのコツ

  • 聞きたい項目を、依頼文に書く。この検証では、世帯主・続柄・住所を定めた年月日の3つを聞き、4条件とも答えました。
  • 似た日付を、使わないよう書く。届出年月日や住民となった年月日を使わないというルールを付けた2条件は取り違えがありませんでした(ルールを付けなかった2条件でも、今回は取り違えはありませんでした)。
  • 取った行を示させる。原本と見比べるときに、どの行から取ったかが分かります。
  • 記載内容に無い事柄を書かないよう頼む。この検証で書き足しがなくなったのは、このルールを付けた2条件です。
  • 個人情報は貼り付ける前に確かめる。実際の住民票の写しには氏名・住所・生年月日などが載ります。使うAIサービスの入力データの扱いを確かめてから貼り付けてください。

よくある質問

住民票には何が記載されますか?

氏名、出生の年月日、男女の別、世帯主・続柄、本籍、住民となった年月日、住所と住所を定めた年月日、個人番号、住民票コードなどです(住民基本台帳法 第7条)。住民票の写しの交付では、特別の請求がない限り、続柄・本籍・個人番号などの記載を省略できます(同法 第12条第5項)。

AIに住民票の写しを読ませると、間違えますか?

当社の検証(架空の記載内容、各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 5.5とも、世帯主、続柄、住所を定めた年月日を取り違えませんでした。差が出たのは書き足しで、ただ頼んだ2条件は記載に無い助言や判断を足しました。プロンプトで頼んだ2条件は書き足しがなく、7項目すべて○でした。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月15日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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