書き方と実測

休職・復職の連絡メールの書き方と例文

上司・人事部あての連絡をAIで下書きしたときの取り違えと書き足しの実測

結論(先に)休職の開始と復職の予定を知らせる連絡メール(上司あてと人事部あて)を、本人のメモ(架空)からAIに書かせ、日付・期間・担当の取り違えと、メモに無い事柄の書き足しを調べました。Opus 5.5とHaiku 4.5を、ただ頼んだ条件とプロンプトありの条件で試した4条件は、日付・期間・担当の取り違えが0件、病名や診断書などの書き足しも0件でした。ただし1条件(Haiku 4.5・プロンプトあり)だけ、メモに無い、上司に伝え済みという事実を人事部あてに書き足し、7項目のうち1つが×になりました。

休職・復職の連絡メールに書くこと

休職の開始と復職の予定を上司や人事部に知らせるメールには、メモにある次の事柄を書きます。

  • 宛先と差出人:上司と人事部のそれぞれの宛名、本人の所属と氏名、連絡日。
  • 休職の日程:最終出社日と休職開始日。
  • 復職の予定:復職予定日と、休職の期間。予定であること、延びるかどうかがまだ決まっていないこと。
  • 引き継ぎ:担当ごとの引き継ぎ先と、引き継ぎ資料を置く期限。
  • 連絡窓口:休職中の事務の連絡先と、仕事の問い合わせ先。確認の返信の期限があればそれも。
  • 理由と、書かない事柄:理由はメモにある範囲まで。診断書、復職にあたっての配慮事項、休職中の給与や社会保険の扱いなど、メモに無いことは決めて書かない。

この記事は、日付・期間・担当の取り違えと、メモに無い内容の書き足しだけを見ています。休職の手続き、診断書の扱い、就業規則や労務上の適切さ、病状に関する配慮は扱っていません。実際に使うときは、人事部の責任者や社会保険労務士などの専門家に確認します。

AIで休職・復職の連絡メールを書かせたときの実測

本人のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、休職の開始と復職の予定を知らせる連絡メールを、直属の上司あてと人事部あての2通作ってください。」とだけ頼む条件と、下の連絡メールのプロンプトを付ける条件で書かせました。4条件です。メモは次のとおりです。病名や具体的な病状は含めていません。

【メモ(営業部 営業二課・田村 裕子)】
・書類:休職の開始と復職の予定を知らせる連絡メールの文面。直属の上司あてと、人事部あての2通を作る
・本人:営業部 営業二課 田村 裕子
・宛先:直属の上司は営業部 営業二課 課長の中村 健一さん。人事部は人事部 山口さん
・連絡日:2026年11月11日(水)。確認の返信は11月20日(金)までにほしい
・理由:体調不良のため(これ以上は書かない)
・最終出社日:2026年11月30日(月)
・休職開始日:2026年12月1日(火)
・復職予定日:2027年3月1日(月)。休職の期間は12月1日から2月28日までの3か月の予定。復職日は予定で、延びるかどうかはまだ決まっていない
・引き継ぎ:A社の担当は鈴木 大輔さん、B社とC社の担当は高橋 真由さんに引き継ぐ。引き継ぎ資料は11月25日(水)までに共有フォルダに置く
・休職中の連絡窓口:事務の連絡は人事部の山口さん。仕事の問い合わせは、A社は鈴木さん、B社とC社は高橋さん
・診断書の提出、復職にあたっての配慮事項、休職中の給与や社会保険の扱いは、メモに記載なし(連絡には書かない)
・復職前の面談の日程は、まだ決めていない
・差出人:田村 裕子

メモには、あえて取り違えやすい並びを入れてあります。最終出社日(11月30日)と休職開始日(12月1日)、休職の最終日(2月28日)と復職予定日(3月1日)、A社とB社・C社で担当者が違う引き継ぎ先、事務の連絡先(人事部の山口さん)と仕事の問い合わせ先の違いです。また「診断書の提出、復職にあたっての配慮事項、休職中の給与や社会保険の扱いは、メモに記載なし」「復職前の面談の日程は、まだ決めていない」「復職日は予定で、延びるかどうかはまだ決まっていない」と書き、AIがこれらを決めて書いたり、病状の説明を足したりしないかを見ました。

採点は7項目で、回答全体(2通のメール)を対象にしました。①宛先・差出人・連絡日がメモどおり ②最終出社日と休職開始日が合っている ③復職予定日と期間(3か月)が合っていて、予定であることを落としていない ④引き継ぎ先と資料の期限が合っている ⑤連絡窓口と返信期限が合っている ⑥理由が「体調不良のため」までで、記載なしの事柄を決めて書いていない ⑦そのほかメモに無い日付・連絡先・約束・事実を書き足していない、です。

条件7項目日付・期間・担当の書き方気づいた違い
Opus 5.5・ただ頼んだだけ7 / 7最終出社日11月30日、休職開始日12月1日、復職予定日2027年3月1日、期間3か月、引き継ぎ先、連絡窓口をメモのとおりに書いた。復職日は予定で、延びるかどうか未定と書いたメールは2通とも日程を箇条書きにした。復職前の面談の日程は「まだ決まっていません」と書いた
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7同じ項目をメモのとおりに書いた。復職日は「現時点での予定です。変わる場合は、追ってご連絡いたします」とした日付欄に連絡日の11月11日(水)を書いた。本文の外に、曜日と期間(90日、3か月)を暦で確かめた補足を付けた。面談は「追ってご連絡」「追ってご相談」とした
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ7 / 7同じ項目をメモのとおりに書いた。休職期間に2027年2月28日(日)と曜日を添え、復職日は予定で延びるかどうか未定と書いた日付欄に連絡日の2026年11月11日を書いた。復職前の面談には触れなかった
Haiku 4.5・プロンプトあり6 / 7日付・期間・引き継ぎ先・連絡窓口はメモのとおりに書いた。復職日は「予定です。変更がある場合は改めてご連絡します」とした人事部あてに「直属の上司の中村 健一課長には本メールと同じ内容でお伝えしています。」と書いた。メモに無い事実のため、7項目のうち「書き足し」の1項目が×
  • 日付・期間・担当の取り違えは、4条件とも0件だった。最終出社日、休職開始日、復職予定日、期間3か月、引き継ぎ先、連絡窓口、返信期限は、すべてメモのとおりでした。書かれた曜日はすべて暦と合っていました。復職日が予定であることは、4条件とも落としませんでした。延びるかどうか未定と明記したのはただ頼んだ2条件で、プロンプトありの2条件は「変わる場合は」連絡すると書きました。
  • 病名・症状・診断書・配慮事項・給与や社会保険の扱いの書き足しは、4条件とも0件だった。理由は4条件とも「体調不良のため」までで、メモに「記載なし」とした事柄には触れませんでした。メモにあらかじめ「記載なし」と明記してありましたが、明記しないメモは試していません。
  • 書き足しは1件だった。Haiku 4.5・プロンプトありが、人事部あてに「直属の上司の中村 健一課長には本メールと同じ内容でお伝えしています。」と書きました。上司に伝え済みかどうかはメモに無い事実です。ほかの3条件にはありませんでした。プロンプトのルールは病名・症状・診断書などの書き足しを名指しで禁じるもので、メモに無い経緯の一文までは禁じていませんでした。名指ししていない種類の書き足しが出たため、プロンプトを付ければ防げるとはいえません。
  • 復職前の面談の日程は、どの条件も決めて書かなかった。「まだ決まっていません」と書いた回、「追ってご連絡」「追ってご相談」と書いた回、触れなかった回に分かれました。
  • 4条件とも、休職の理由に踏み込むことはなかった。ただし1条件1回の結果で、メモに病状を書いた場合は試していません。
この検証の範囲:休職の開始と復職の予定という1つのメモで、各条件1回ずつの結果です。メモと正解は当社が作った架空のものです。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあります。ChatGPT・Gemini・Sonnetは試していません。

休職・復職の連絡メールのプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず(ファイルを読まない)、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。ルール4は、自社の状況に合わせて書き換えてください。

次のメモをもとに、休職の開始と復職の予定を知らせる連絡メールを、直属の上司あてと人事部あての2通作ってください。ルールは次の5つです。
1. 宛先・差出人・担当者名・日付・期間は、メモのとおりに書く。
2. 休職の期間は、開始日と復職予定日から数えて確かめてから書く。復職日は予定であることを落とさない。
3. メモに書かれていない病名・症状・通院や治療の話、診断書・配慮事項・給与や社会保険の扱いは、書き足さない。
4. 「まだ決めていない」「記載なし」とされた事柄は、内容を決めて書かない。「追って連絡する」と書くか、触れない。
5. 曜日や日付を書くときは、暦で確かめてから書く。

[ここにメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 書かない事柄はメモに「記載なし」と明記する。今回のメモには明記してあり、4条件とも理由は「体調不良のため」まででした。明記しないメモは試していません。
  • 宛先ごとの文面を見比べる。書き足しが出たのは、人事部あての文面だけでした。2通を並べて、メモに無い一文がないかを読みます。
  • 送る前に、メモと見比べる。今回は日付・期間・担当の取り違えは4回とも0件でしたが、各条件1回の結果です。実際に送る日付と期間は、本人と人事の担当者が確かめます。

まとめ

休職の開始と復職の予定をメモから書かせると、Opus 5.5・Haiku 4.5ともに、日付・期間・担当の取り違えは0件で、病名・症状・診断書・配慮事項の書き足しも0件でした。書き足しが出たのは、Haiku 4.5・プロンプトありの、上司に伝え済みと書いた一文の1件で、7項目の得点は4条件で7・7・7・6でした。見る場所は、人事部あての文面に、メモに無い経緯の説明が入っていないかです。

退職や書類の再発行が絡む場合は、雇用保険被保険者証・源泉徴収票の再発行依頼メールと退職願の書き方も参考になります。

よくある質問

休職の連絡メールをAIに書かせると、日付や期間を取り違えませんか。

この検証では、Opus 5.5とHaiku 4.5のどちらも、最終出社日2026年11月30日、休職開始日12月1日、復職予定日2027年3月1日、期間3か月(12月1日から2月28日)を、4条件ともメモのとおりに書きました。取り違えは0件でした。ただし各条件1回の結果で、メモにある日付が多い場合や、期間をAIに数えさせる場合は試していません。

病名や症状、診断書のことをAIが書き足すことはありませんでしたか。

ありませんでした。メモには理由を「体調不良のため」とだけ書き、診断書の提出・復職の配慮事項・休職中の給与や社会保険の扱いは「記載なし」としてあります。4条件とも理由は「体調不良のため」までで、病名・症状・通院・診断書・配慮事項・給与や社会保険の扱いは書きませんでした。

書き足しは1件もなかったのですか。

1件ありました。Haiku 4.5のプロンプトありの条件が、人事部あてのメールに「直属の上司の中村 健一課長には本メールと同じ内容でお伝えしています。」と書きました。上司に伝え済みかどうかはメモに無い事実です。病状や日付ではありませんが、メモに無い事実を足した例として数えました。

この連絡の会社や人物は実在しますか。

いいえ。部署名・担当者名・日付はすべて当社が作った架空のものです。病名や具体的な病状は含めていません。休職の手続きや就業規則との整合、労務上の適切さは採点していません。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月14日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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