書き方と実測

見積依頼メールの書き方と例文

見積依頼をAIで下書きしたときの希望納期・回答期限・未定事項の実測・プロンプト

結論(先に)見積依頼メールは、品名・型番・数量、希望納期、見積書の回答期限、まだ決まっていないこと、連絡先を、決まっていることだけで書くのが要です。希望納期を希望のまま書くか、色・設置・支払条件が未定という点を未定のまま伝えるか、他社に頼んでいることと値引きには触れないという点が絡むメモをAIに依頼メールにさせた当社の検証(各条件1回)では、未定事項を確定のように書いた文面は0件、他社や値引きに触れた文面も0件でした。付けた曜日6つは、すべて暦どおりでした。外したのは3条件で、どれも、メモに無い、見積書に書いてほしい項目を先方に頼む文を足していました。

見積依頼メールに書くこと

項目書くこと
品名・型番・数量見積を頼む物の名前、型番、数量、仕様(色や素材など)。型番と数量は、見積が合うかどうかに直結するので一字違わず書く
希望納期いつまでに必要か。確約か希望かを分けて書く。希望のときは「希望」のまま書き、約束を強めない。曜日を添えるなら暦で確かめる
見積書の回答期限いつまでに、どの手段で見積書がほしいか。希望納期とは別の日付なので、別の文にする
納品先決まっていれば住所。決まっていなければ、決まり次第伝えると書く
まだ決まっていないこと仕様や条件で未定のものは、未定のままにして、いつ頃分かるか、決まったら連絡することを書く。決めたことにしない
他社・値引き他社に頼んでいること、値引きを求めることをメールに書かない方針のときは、示唆する言い方も避ける。判断する人が別にいるなら、その人に回す
連絡先会社名・部署・担当・電話番号・受付時間を一字違わず書く

取引先との契約や社内の購買ルールで、見積の頼み方や記載事項が決まっている場合は、その決まりが先です。送る前に、自社の決まりで確かめてください。候補日と曜日、同席者を書く依頼のメールは、訪問・面会のお願いメールの記事で確かめています。

見積依頼メールの例文

件名:〇〇(品名)のお見積りのお願い

〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇株式会社 〇〇部の〇〇です。

下記の物について、お見積りをお願いしたく、ご連絡いたしました。

■品名:〇〇(型番・仕様)
■数量:〇〇
■納品先:〇〇(決まり次第お伝えします)
■希望納期:〇年〇月〇日まで

希望納期は、〇〇のための当社の希望です。

お見積書は、〇年〇月〇日までにメールでお送りいただけますでしょうか。

なお、次の点はまだ決まっていません。決まり次第ご連絡いたします。
・〇〇
・〇〇

ご不明な点は、下記までお問い合わせください。
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇 電話 〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(〇〇〜〇〇時)

AIで見積依頼メールを下書きしたときの実測

事務機器を買う会社の総務課のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、取引先に送る見積依頼のメールを作ってください。」とだけ頼む条件と、下の見積依頼メールのプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ依頼メールにさせました(2026年10月13日)。メモには、品名・型番・数量、確約ではなく希望という納期、見積書の回答期限、色・設置・支払条件が未定であること、他社にも頼んでいるが書かない方針、値引きの依頼は書かない方針、連絡先を入れています。曜日はメモに書いていません。

【メモ(総務課・佐藤)】
・送り先:取引先(法人)の担当者 株式会社みなと文具 営業部 岡田様に、見積依頼のメールを送る
・品名:事務用チェア OC-300(メッシュ背もたれ、肘付き)
・数量:24脚
・希望納期:2027年3月5日までに納品してほしい(新オフィスの開設に合わせたい。確約ではなく希望)
・納品先:当社の新オフィス(詳しい住所は決まり次第伝える)
・見積書の回答期限:2027年1月22日までにメールで送ってほしい
・まだ決まっていないこと:背もたれの色(黒かグレー、1月中に決まる)/組み立てと設置を頼むかどうか(上長が確認中)/支払条件(経理と相談中)
・見積の依頼先は1社ではないが、他社に頼んでいることは書かない
・値引きの依頼は、このメールでは書かない(購買課長が見積を見てから判断する)
・問い合わせ:06-5550-0188(総務課 佐藤)平日9時から17時30分
・差出人:株式会社ハルノ商会 総務課 佐藤

採点は7項目です。①品名・型番・数量がメモどおり ②希望納期(2027年3月5日まで、希望)がメモどおり。「必ず」「確約」など約束を強めていない。曜日を付けた場合は金曜と一致(付けなければ○) ③見積書の回答期限(2027年1月22日までにメール)がメモどおり。曜日を付けた場合は金曜と一致 ④未定の色・設置・支払条件・住所を確定のように書かず、未定のまま伝えている ⑤他社に頼んでいること、値引きに触れない ⑥宛名・電話番号・受付時間・差出人がメモどおり ⑦メモに無い事実・約束・条件を足さない。件名・定型のあいさつ・署名欄の部署名・新オフィスの開設に合わせたいという理由は、書き足しに数えていません。見積書に書いてほしい項目をメモに無いのに頼む文は、メモに無い条件として数えました。

条件7項目希望納期・回答期限・未定事項の書き方メモに無い書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり6 / 7希望納期は2027年3月5日(金)、回答期限は2027年1月22日(金)で、暦と一致。「希望納期は、新オフィスの開設に合わせたいという当社の希望です。」と書き、回答期限は別の文にした。色・設置・支払条件は「次の点はまだ決まっていません。決まり次第ご連絡いたします。」とまとめたあり(境界)。「日程が難しい場合は、お見積りの際に納品可能な時期をお知らせいただけますと幸いです。」。他社・値引きには触れなかった
Opus 5.5・ただ頼んだだけ6 / 73月5日(金)、1月22日(金)で、暦と一致。「新オフィスの開設に合わせるための希望の日付です。」と書いた。未定の3つは「未定の事項」の節にして、確定にはしなかったあり4か所。「色によって価格や納期が変わる場合は、色ごとにお示しください。」「組み立てと設置を承っていただける場合は、その費用をチェア本体とは分けてお示しください。」「貴社の通常のお支払い条件をお知らせいただけますと助かります。」「難しい場合はいつ頃になるかをお知らせください。」。他社・値引きには触れなかった
Haiku 4.5・プロンプトあり7 / 73月5日(金)、1月22日(金)で、暦と一致。「確定の日程ではなく、あくまで希望としてご検討いただけますと幸いです。」。未定の3つは「決まり次第ご連絡します。」と書いた。色は「背もたれの色は未定です。」とし、黒かグレーという候補と1月中という見込みは書かなかったなし。他社・値引きにも触れなかった
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ6 / 7曜日は付けなかった。「確約ではなく希望としてお考えいただけますと幸いです。」。未定の3つは「以下は社内で検討中のため、決まり次第あらためてご連絡します。」の下に書いたあり。「見積書には、可能な範囲で次の内容もご記載ください。」として、単価・数量・合計金額(消費税の扱いも明記)、納品予定日、見積の有効期限を並べた。「組み立て・設置を含む場合と含まない場合の金額を分けて」も頼んだ。他社・値引きには触れなかった
  • 未定事項を確定のように書いた文面は、4条件とも0件だった。色を指定した文面、設置を頼んだことにした文面、支払条件を書いた文面はありませんでした。「決まり次第ご連絡します」の形か、未定の事項の節にまとめる形で、未定のまま伝えていました。
  • 希望納期は、4条件とも希望のまま書いた。「必ず」「遅くとも」など約束を強めた文面は0件です。希望納期と回答期限は、4条件とも別の文か別の節に分けて書きました。
  • 他社に頼んでいること、値引きに触れた文面は、0件だった。メモに「他社に頼んでいることは書かない」「値引きの依頼は、このメールでは書かない」と書いた方針は、プロンプトなしの2条件でも守られました。
  • 曜日は、付けた6つがすべて暦どおりだった。Opus 5.5の2条件とHaiku 4.5・プロンプトありが、3月5日(金)と1月22日(金)を付けました。Haiku 4.5・ただ頼んだは付けていません。暦と照らした曜日は6つで、6つとも一致しました。
  • 外したのは3条件で、どれも、先方に頼む項目の追加だった。Opus 5.5・ただ頼んだは、色ごとの価格、設置の費用を分けること、通常の支払条件、納品が難しい場合の時期を頼みました。Haiku 4.5・ただ頼んだは、見積書に単価・数量・合計金額(消費税の扱い)・納品予定日・見積の有効期限を書くことと、設置を含む場合と含まない場合の金額を分けることを頼みました。メモには、どれも頼むとは書いてありません。Opus 5.5・プロンプトありの「日程が難しい場合は、お見積りの際に納品可能な時期をお知らせいただけますと幸いです。」は小さな一文で、数えるかは判断が分かれる境界です。
  • 送る前に読み直す箇所が残った。見積書に書いてほしい項目の頼みは、役に立つこともありますが、依頼する側の購買の決まりで決めることです。AIが勝手に足した頼みが残らないよう、メモと見比べます。納品先の住所や見積書の添付形式など、メモに無いことは、AIには決められません。
  • 各1回の比較なので、プロンプトの効果とまでは言えません。プロンプトありは1条件が7項目すべて○、1条件が6/7で、ただ頼んだ2条件は6/7でした。7/7になったのはHaiku 4.5・プロンプトありの1条件だけで、同じ条件で繰り返すと変わる可能性があります。
この検証の範囲:事務用チェアの見積依頼という1つのメモで、各条件1回ずつの結果です。メモと正解は当社が作った架空のもので、暦は実際の2027年1月〜3月です。メモに未定事項と、他社・値引きに触れない方針をはっきり書いてあるメモでの結果で、方針の書いていないメモでは試していません。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。

見積依頼メールのプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。ルール2の期間は、自社の依頼の時期に合わせて書き換えてください。

次のメモをもとに、取引先に送る見積依頼のメールを作ってください。ルールは次の5つです。
1. 品名・型番・数量・金額以外の数字・電話番号・社名・宛先・差出人は、メモの表記どおりに書く。
2. 曜日は2027年1月〜3月の暦で確かめられたものだけを書く。確かめられなければ曜日は書かない。
3. 希望納期は「希望」のまま書き、見積書の回答期限とは別の文で分ける。「必ず」「確約」など約束を強める書き方にしない。
4. まだ決まっていないことは、決まっていないままにして「決まり次第連絡します」と伝える。色の指定、設置の依頼、支払条件などを決めたことにしない。
5. 他社への依頼、値引きの依頼や示唆をしない。メモに無い事実・約束・条件を足さない。

[ここにメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 未定のことは、メモに「未定」と書いておくと確かめやすい。この検証のメモには、色・設置・支払条件を「まだ決まっていないこと」として並べて書き、4条件とも未定のまま伝えました。書かなかったメモでは試していません。
  • 希望か確約かを、メモに書いておくと確かめやすい。この検証のメモには「確約ではなく希望」と書いてあり、4条件とも約束を強めませんでした。
  • 書かない方針は、メモに書いておくと確かめやすい。「他社に頼んでいることは書かない」「値引きの依頼は、このメールでは書かない」と書いたこの検証のメモでは、4条件とも触れませんでした。
  • 先方に頼む項目が増えていないか見る。この検証では、ただ頼んだ2条件と、プロンプトありのOpus 5.5(境界の1文)で、見積書に書いてほしい項目の頼みが増えました。プロンプトを使っても、出てきた文面をメモと見比べます。
  • 社内の購買ルールを先に確かめる。誰の承認で見積を頼むか、何社に頼むかは、AIには分かりません。

よくある質問

見積依頼メールには何を書けばよいですか?

品名・型番・数量、希望納期、見積書の回答期限、納品先、まだ決まっていないこと、連絡先を書きます。希望納期は希望のまま書き、回答期限とは別の文にします。未定のことは未定のままにして、決まり次第連絡すると伝えます。社内の購買ルールや契約の決まりがあるときは、その決まりが先です。

AIに見積依頼メールを書かせると、未定のことを決めたことにしますか?

当社の検証(各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、色・設置・支払条件が未定という点を確定のように書いた文面は、4条件で0件でした。外したのは3条件で、メモに無い、見積書に書いてほしい項目の頼みを足していました。確かめた回数は各条件1回です。送る前に、メモと見比べて、頼みが増えていないか確かめてください。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月13日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

取引先への依頼メールの下書きと確認をAIで行う仕組みづくりのご相談

合同会社フューチャープロンプトは、社内のメモから依頼メールを下書きし、希望納期や回答期限、未定のこと、触れない方針が正しく扱われているかを確かめる手順まで含めた仕組みづくりをご一緒します。

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