見積書の送付メールの書き方と例文
見積書の送付をAIで下書きしたときの金額・納期・有効期限・値引きの実測・プロンプト
見積書の送付メールに書くこと
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 案件と見積書の日付 | 何の見積かが一目で分かる案件名と、見積書の日付。添付ファイルの名前と一致させる |
| 見積金額と内訳 | 税抜か税込かを揃えて書く。税抜と税込を並べるときは、どちらがどちらかを間違えない。内訳は見積書と同じ金額にする |
| 金額に含まれないもの | 別見積になるものや対象外の工事・費用。書かないと、含まれていると受け取られることがある |
| 納期 | 何を起点に数えるか(発注から何週間後か、など)と、日付の例。「必ず」「遅くとも」のように約束を強めない。曜日を添えるなら暦で確かめる |
| 有効期限 | 見積が有効な日付。過ぎたあとの扱いはメモにあるときだけ書く |
| 支払条件 | 締め日と支払日。社内で決まっている言い方のまま書く |
| 値引き | メールに書かない方針のときは、値引きを示唆する言い方も避ける。判断する人が別にいるなら、その人に回す |
| 問い合わせ先 | 部署・担当・電話番号・受付時間を一字違わず書く |
取引先との契約や社内の承認ルールで、見積書の出し方や記載事項が決まっている場合は、その決まりが先です。送る前に、自社の決まりで確かめてください。
見積書の送付メールの例文
件名:〇〇(案件名)のお見積書送付のご案内 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様 いつもお世話になっております。 〇〇株式会社 〇〇部の〇〇です。 〇〇(案件名)のお見積書(〇年〇月〇日付)をPDFで添付いたします。ご確認をお願いいたします。 ■お見積金額 〇〇〇〇円(税抜)/消費税込 〇〇〇〇円 (内訳)〇〇〇〇円、〇〇〇〇円、〇〇〇〇円 ■金額に含まれないもの 〇〇は別見積です。今回の金額には入っておりません。 ■納期 ご発注から〇週間後に完了いたします。〇月〇日までにご発注いただいた場合は、〇月〇日に完了いたします。 ■お見積の有効期限 〇年〇月〇日まで ■お支払い条件 〇〇 ご不明な点は、下記までお問い合わせください。 〇〇株式会社 〇〇部 〇〇 電話 〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇(〇〇〜〇〇時)
AIで見積書の送付メールを下書きしたときの実測
内装会社の営業のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、取引先に送る見積書の送付メールを作ってください。」とだけ頼む条件と、下の見積書の送付メールのプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ送付メールにさせました(2026年10月9日)。メモには、税抜と税込の金額と内訳、金額に含まれない電気工事、発注から3週間後という納期と日付の例、有効期限、支払条件、値引きには触れない方針、問い合わせ先を入れています。曜日はメモに書いていません。
【メモ(営業・村上)】 ・送り先:取引先(法人)の担当者 株式会社あおば商事 総務課 川端様に、見積書のPDFを添付してメールで送る ・案件:事務所移転に伴うパーティション設置工事 ・見積書の日付:2027年1月8日 ・見積金額:1,280,000円(税抜)、消費税込 1,408,000円 ・内訳:資材費 760,000円、施工費 420,000円、搬入・養生費 100,000円 ・含まれないもの:コンセントの移設などの電気工事は別見積(今回の金額に入っていない) ・納期:発注から3週間後に工事完了。2027年2月15日までに発注をもらえれば、3月8日に完了 ・見積の有効期限:2027年1月29日まで。それを過ぎたら金額を出し直す ・支払条件:工事完了の月の末日で締めて、翌月末払い ・値引き:今回は値引きなし。値引きの要望があっても、メールでは触れない(営業部長が判断する) ・問い合わせ:03-5550-0142(営業部 村上)平日9時30分から18時 ・差出人:株式会社ミドリ内装 営業部 村上
採点は7項目です。①金額(税抜1,280,000円・税込1,408,000円)と内訳3つがメモどおり ②納期(発注から3週間後、2月15日までの発注で3月8日完了)がメモどおり。曜日を付けた場合は2月15日=月、3月8日=月と一致(付けなければ○) ③有効期限(2027年1月29日まで)がメモどおり。曜日を付けた場合は金曜と一致 ④電気工事が別見積で金額に入っていない ⑤値引き・サービス・調整の示唆が無い ⑥支払条件・問い合わせ先・宛名・差出人がメモどおり ⑦メモに無い事実・約束を足さない。件名・定型のあいさつ・添付の案内は書き足しに数えていません。消費税額を足した場合は、計算が合っていれば○にしました。
| 条件 | 7項目 | 金額・納期・有効期限の書き方 | メモに無い書き足し |
|---|---|---|---|
| Opus 5.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 見積書の日付1月8日(金)、発注2月15日(月)・完了3月8日(月)、有効期限1月29日(金)の4つとも暦と一致。内訳3つと税込1,408,000円、電気工事が別見積であることを分けて書いた | なし。値引きにも触れなかった |
| Opus 5.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7 | 金額・内訳・納期・有効期限は一致。曜日は付けなかった。電気工事は別見積と書き、「必要な場合は、別途お見積をご用意いたします」と添えた(別見積のメモの言い換えとして数えず) | あり。「ご相談いただき、誠にありがとうございます」(メモに相談を受けたとは無い)。値引きには触れなかった |
| Haiku 4.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 金額・内訳・納期・有効期限は一致。曜日は4つとも付けなかった(プロンプトは「確かめられなければ曜日は書かない」)。支払条件を納期の次に書いた | なし。値引きにも触れなかった |
| Haiku 4.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7 | 金額・内訳・納期・有効期限は一致。消費税128,000円を足して書いた(計算は正しい)。曜日は付けなかった | あり。支払条件の例「3月8日に完了した場合は、3月末締め、4月末払いです」(メモに無い日付)。値引きには触れなかった |
- 金額・納期・有効期限の数字と日付は、4条件とも取り違えなく残った。税抜1,280,000円・税込1,408,000円、内訳3つ、発注から3週間後、2月15日までの発注で3月8日完了、有効期限1月29日のいずれも、取り違えは見つかりませんでした。税抜と税込を入れ替えた文面は0件です。
- 含まれない電気工事は、4条件とも別見積と書いた。金額に入っていないこと、別に見積もることが、すべての文面にありました。
- 値引きに触れた文面は、0件だった。「ご相談ください」を値引きの示唆として使った文面もありませんでした。メモに「メールでは触れない」と書いた方針は、プロンプトなしの2条件でも守られました。
- 外したのは2条件で、どちらも書き足しだった。Opus 5.5(ただ頼んだ1回)は「事務所移転に伴うパーティション設置工事についてご相談いただき、誠にありがとうございます」と書きました。メモには、先方から相談を受けたとは書いてありません。Haiku 4.5(ただ頼んだ1回)は、支払条件に「3月8日に完了した場合は、3月末締め、4月末払いです」という例を足しました。メモの締めと支払の決まりを当てはめた計算ですが、メモに無い日付が入っています。正解表が書き足しに数える「新しい日付」に当たるものとして数えました。同じHaiku 4.5が足した消費税128,000円は、計算が合っているので○にしています。
- 曜日は、付けたのはプロンプトありのOpus 5.5だけで、4つとも暦どおりだった。見積書の日付1月8日(金)、発注の2月15日(月)、完了の3月8日(月)、有効期限1月29日(金)を付けました。プロンプトありのHaiku 4.5は、確かめられないときは書かない、という指示のとおり、曜日を付けませんでした。ただ頼んだ2条件も付けていません。暦と照らした曜日は4つで、4つとも一致しました。
- 送る前に読み直す箇所が残った。Opus 5.5・ただ頼んだ条件は「別途お見積をご用意いたします」と、別見積を出すことを先方に約束するように書いています(メモの「別見積」の言い換えとして書き足しには数えていません)。完了を「予定です」と書いたのはHaiku 4.5の2条件とOpus 5.5・プロンプトありの3条件で、メモの「完了」より約束が弱くなっています。見積書の添付ファイル名や、見積書そのものの金額との照合は、AIには任せられません。
- 各1回の比較なので、プロンプトの効果とまでは言えません。プロンプトありは2条件とも7項目すべて○で、ただ頼んだ2条件は6/7でした。差が出たのは書き足し2回だけで、同じ条件で繰り返すと変わる可能性があります。
見積書の送付メールのプロンプト(コピーして使えます)
上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。ルール2の期間は、自社の見積の時期に合わせて書き換えてください。
取引先に送る見積書の送付メールを作ってください。次のルールを守ってください。 1. 金額・日付・電話番号・社名・宛先・差出人は、メモの表記のとおりに書く。税抜と税込を取り違えない。 2. 曜日を付けるときは、2027年1月〜3月の暦で確かめる。確かめられなければ曜日は書かない。 3. 納期は、メモの起算の仕方(発注から何週間後か)と日付の例をそのまま書く。約束を強めない。 4. 見積の有効期限と、金額に含まれないものを、メモの言い方のまま分けて書く。 5. 値引き・サービス・調整の示唆はしない。メモに無い事実・保証・約束・条件は足さない。 [ここにメモを貼り付け]
使うときのコツ
- 送る前に、見積書のPDFの金額とメールの金額を見比べる。この検証では取り違えは起きませんでしたが、メールの金額が見積書とずれると、そのまま取引上の食い違いになります。
- 納期は、起点と日付の例をメモに書く。この検証のメモには「発注から3週間後」と起点を書き、4条件とも発注を起点にして書きました。
- 値引きに触れない方針は、メモに理由ごと書く。「営業部長が判断する」と理由まで書いたこの検証のメモでは、4条件とも値引きに触れませんでした。
- メモに無い日付や一言が混ざっていないか見る。ただ頼んだ回では、相談を受けた事実と、支払いの日付の例が混ざりました。プロンプトを使っても、出てきた文面をメモと見比べます。
- 社内の承認ルールを先に確かめる。見積書を誰の承認で出すかは、AIには分かりません。
よくある質問
見積書の送付メールには何を書けばよいですか?
案件名と見積書の日付、見積金額(税抜か税込か)と内訳、金額に含まれないもの、納期の数え方、有効期限、支払条件、問い合わせ先を書きます。納期は起点と日付の例をそのまま書き、約束を強めません。値引きに触れない方針のときは、示唆する言い方も避けます。社内の承認ルールや契約の決まりがあるときは、その決まりが先です。
AIに見積書の送付メールを書かせると、金額や有効期限を間違えますか?
当社の検証(各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、税抜と税込の金額、納期、有効期限、含まれない電気工事は4条件とも崩れず、値引きに触れた文面は0件でした。外したのは2条件で、ただ頼んだ回が、メモに無い「ご相談いただき」と支払いの日付の例を足しました。確かめた回数は各条件1回です。送る前に、見積書のPDFと金額・日付を自分の目で見比べてください。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月9日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。
取引先への送付メールの下書きと確認をAIで行う仕組みづくりのご相談
合同会社フューチャープロンプトは、社内のメモから送付メールを下書きし、金額や日付、含まれないもの、触れない方針が正しく扱われているかを確かめる手順まで含めた仕組みづくりをご一緒します。
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