書き方と実測

納税証明書(その1)の見方

納付すべき税額・納付した税額・未納税額をAIで確認した実測・プロンプト

結論(先に)納税証明書(その1)は、国税庁の案内で「納付すべき税額、納付した税額及び未納税額等の証明」とされている書類です。税目と年分(または課税期間)ごとに、この3つの金額が並びます。税目ごとの記載(架空)をAIに確認表にさせた当社の検証(各条件1回)では、3つの税目の金額、年分・課税期間の対応、未納がある税目(消費税及び地方消費税の65,600円だけ)は4条件とも合いました。差がついたのは書き足しで、プロンプトなしのOpus 5.5とHaikuは、取り直しの勧めや延滞税の可能性など記載に無い助言を足しました。7項目で見ると、プロンプトなしの2条件が6/7、プロンプトありの2条件が7/7です。

納税証明書の種類と、その1に書かれること

国税庁の「納税証明書の交付請求手続」の案内では、納税証明書に4つの種類があります(2026年10月18日に確認)。どれを出すかは提出先の指定に従ってください。

種類証明される内容(国税庁の案内)
その1納付すべき税額、納付した税額及び未納税額等の証明
その2所得金額の証明
その3未納の税額がないことの証明
その4証明を受けようとする期間に、滞納処分を受けたことがないことの証明

その1は、税目ごと・年分ごとに「いくら納めるべきだったか」「いくら納めたか」「いくら残っているか」を示します。見るときの要点は3つです。

  • 年分・課税期間を取り違えない。同じ税目でも年分が違えば別の行です。令和6年分の金額を令和7年分として読むと、納めたかどうかの判断が変わります。
  • 未納税額の欄で未納を見る。納付すべき税額と納付した税額が違う行は、その差が未納税額と合っているかを確かめます。
  • 証明日現在の状況であることを押さえる。この記載の備考には「証明日現在の状況」とあります。証明日より後の納付は反映されない前提で読みます。

この記事の実測は、書かれた内容を確認表にまとめる部分だけです。提出先で使える種類か、有効な期間か、といった判断はAIにも当社にもできません。提出先に確かめてください。住民票や領収書など、ほかの書類の読み取りの検証は住民票の写しの見方と医療費の領収書の束の集計で扱っています。

AIに納税証明書(その1)を確認させたときの実測

架空の納税証明書(その1)の記載を文章にしたものを、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku)に、「税目ごと(年分・課税期間つき)の納付すべき税額・納付した税額・未納税額を、提出前の確認用に表にまとめ、未納がある税目を示してください。」とだけ頼む条件と、下のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ確認表にさせました(2026年10月18日)。記載には、申告所得税及び復興特別所得税の令和7年分と令和6年分、消費税及び地方消費税の令和7年の課税期間の3行を入れ、消費税の行だけ納付した税額が足りない(未納65,600円)ようにしています。

【納税証明書(その1)の記載内容(架空。実在の税務署・個人とは関係がない)】

証明書の種類:納税証明書(その1) 納付すべき税額、納付した税額及び未納税額の証明
請求者:森川 恒一(モリカワ コウイチ) 架空県みどり市ひかり町3丁目5番1号
証明日:令和8年10月5日 証明を行う税務署:架空みどり税務署

■証明事項(税目ごと)

1. 税目:申告所得税及び復興特別所得税
 年分:令和7年分
 納付すべき税額:312,400円
 納付した税額:312,400円
 未納税額:0円

2. 税目:消費税及び地方消費税
 課税期間:令和7年1月1日から令和7年12月31日まで
 納付すべき税額:185,600円
 納付した税額:120,000円
 未納税額:65,600円

3. 税目:申告所得税及び復興特別所得税
 年分:令和6年分
 納付すべき税額:274,900円
 納付した税額:274,900円
 未納税額:0円

備考:上記は証明日現在の状況です。

採点は7項目です。①令和7年分の申告所得税等が312,400円・312,400円・0円 ②令和7年の消費税等が185,600円・120,000円・65,600円 ③令和6年分の申告所得税等が274,900円・274,900円・0円 ④3つの行に正しい年分・課税期間が付く ⑤未納があるのは消費税等の65,600円だけ ⑥証明書の種類(その1)と証明日(令和8年10月5日)が記載のとおり ⑦記載に無い判断・助言を足さない。表の見出しや記載の言い換えは書き足しに数えていません。

条件7項目金額・年分・未納の様子記載に無い書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 73行の金額、年分・課税期間、未納65,600円はすべて記載どおり。各行に「185,600円 − 120,000円 = 65,600円(一致)」のように引き算の確認を付け、備考欄の文を引用したなし
Opus 5.5・ただ頼んだだけ6 / 73行の金額、年分・課税期間、未納65,600円は記載どおり。3行の合計(772,900円・707,300円・65,600円)の行も足したあり。「提出先が「未納がないこと」を求めている場合、この証明書のままでは条件を満たさない可能性があります。」「納付後に証明書を取り直す必要があります。」と書き、税務署での再発行も勧めた
Haiku・プロンプトあり7 / 73行の金額、年分・課税期間、未納65,600円は記載どおり。引き算の確認の列を付けたなし(末尾に原本との照合を促す一文。確認用の依頼に沿った注意として数えなかった)
Haiku・ただ頼んだだけ6 / 73行の金額、年分・課税期間、未納65,600円は記載どおり。「金額はすべて証明書の記載どおりで、計算も合っています」と書いたあり。「未納分には延滞税が別途かかる可能性があるため、納付の時期と金額は税務署に確認してください。」と書き、納付した税額が中間納付を含むかは記載が無いとも書いた
  • 金額の読み取りは、4条件とも合った。312,400円・185,600円・120,000円・65,600円・274,900円で、読み違いは0件でした。
  • 年分・課税期間の取り違えは0件。同じ税目が令和7年分と令和6年分で2行ある記載でも、金額は正しい年分に付きました。
  • 未納の見落としも、誤った指摘も0件。4条件とも、未納があるのは消費税及び地方消費税の65,600円だけと示し、所得税に未納ありとした回答はありませんでした。
  • 差がついたのは、記載に無い助言の書き足し。プロンプトなしの2条件は、取り直しの勧めや延滞税の可能性など、提出先や税務の判断に踏み込む文を足しました。記載から言えるのは「証明日現在、消費税等に65,600円の未納がある」までです。
  • 送る前に突き合わせる箇所は、年分と金額。AIは文章にした記載を読んでいます。紙やPDFの原本の数字と合っているかは、人が確かめてください。画像やPDFの納税証明書は試していません。
  • プロンプトありは、2モデルとも満点だった。Haiku・プロンプトありの末尾の照合を促す一文を厳しく数えれば6/7です。プロンプトなしは2モデルとも6/7で、1条件1回では、プロンプトで差がついたとは言い切れません。
この検証の範囲:納税証明書(その1)の記載1つで、各条件1回ずつの結果です。税務署・人物・金額はすべて当社が作った架空のもので、実在のものとは関係ありません。文章にした記載を読ませたもので、画像やPDFは試していません。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。

納税証明書の確認用プロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。

次の納税証明書の記載内容から、税目ごと(年分・課税期間つき)の納付すべき税額・納付した税額・未納税額を、提出前の確認用に表にまとめ、未納がある税目を示してください。次のルールを守ってください。
1. 税目ごとに、年分または課税期間を取り違えない。別の年分の金額を混ぜない。
2. 金額は記載のとおりの数字で書く。未納税額は記載の未納税額の欄の値を使い、納付すべき税額から納付した税額を引いて合っているかも確かめる。
3. 証明書の種類(その1など)と証明日は、記載のとおりに書く。
4. 未納がある税目と金額は、記載の未納税額の欄から示す。
5. 記載に無い事柄(提出先で使えるか、有効期限、納付の勧め、延滞税など)は書かない。

[ここに納税証明書の記載内容を貼り付け]

使うときのコツ

  • 年分・課税期間を依頼文に入れる。この検証は「年分・課税期間つき」と頼み、4条件とも取り違えませんでした。
  • 未納は欄の値と引き算の両方で確かめさせる。プロンプトありの2条件は、各行に引き算の確認を付けました。
  • 助言が要らないなら、書かないものを名指しする。プロンプトなしの2条件は取り直しや延滞税に触れました。ルール5が効いたかは1回では分かりません。
  • 原本の数字との突き合わせは人が行う。AIが読むのは貼り付けた文章です。

よくある質問

納税証明書(その1)には何が書かれていますか?

国税庁の案内では、納税証明書(その1)は、納付すべき税額、納付した税額及び未納税額等の証明です。その2は所得金額の証明、その3は未納の税額がないことの証明、その4は証明を受けようとする期間に滞納処分を受けたことがないことの証明です。どれを出すかは提出先の指定に従ってください。

AIに納税証明書を読ませると、年分や未納額を間違えますか?

当社の検証(架空の納税証明書(その1)の記載、各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haikuとも、3つの税目の金額、年分・課税期間の対応、未納がある税目(消費税及び地方消費税の65,600円だけ)は4条件で一致しました。一方、プロンプトなしの2モデルは、記載に無い助言(取り直しの勧め、延滞税の可能性など)を書き足しました。1条件1回の結果です。送る前に、金額と年分を原本と人が突き合わせてください。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。納税証明書の種類は国税庁「G-1 納税証明書の交付請求手続」(国税庁、2026年10月18日確認)によります。AIの検証は2026年10月18日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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