書き方と実測

契約更新の案内メールの書き方と例文

自動更新の案内をAIで下書きしたときの期限・料金改定の取り違えと書き足しの実測

結論(先に)契約更新のご案内メール(取引先宛)を、更新条件・料金改定・2つの期限を並べたメモ(架空)からAIに書かせ、期限と料金の取り違えと、メモに無い特典・条件の書き足しを調べました。Opus 5.5とHaiku 4.5を、ただ頼んだ条件とプロンプトありの条件で試した4条件は、7項目がすべて○で、期限の入れ替えも、「同じ条件で更新」と読める書き方も、特典や割引の書き足しも0件でした。違いが出たのは、期限の見せ方(見出しを分けるか、前置きを付けるか)と案内日を書くかどうかでした。

契約更新の案内メールに書くこと

自動更新の契約を取引先に案内するときは、メモにある次の事柄を、メールの中で取り違えないように書きます。

  • 宛先と差出人:会社名・部署・氏名、差出人の会社名と担当者、案内日。
  • 契約と期間:契約名と契約番号、現在の契約期間、更新後の契約期間。
  • 更新の方法:自動更新か、申し込みが要る更新か。申し出がなければどうなるか。
  • 料金の改定:改定の有無、変更前後の金額、いつから適用されるか。
  • 期限:意向を確認する返信の期限と、解約や条件変更を申し出る期限。別の日のときは、何の期限かを分けて書く。
  • 決めていない事柄:まだ決めていない条件の変更は、決めて書かない。

この記事は、期限と料金の取り違えと、メモに無い内容の書き足しだけを見ています。文面の自然さや、自動更新の条項が契約上有効かどうかは扱っていません。実際に使うときは、法務の担当者や弁護士などの専門家に確認します。

AIで契約更新の案内を書かせたときの実測

取引先担当のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに、契約更新のご案内メールの文面を作ってください。」とだけ頼む条件と、下の案内メールのプロンプトを付ける条件で書かせました。4条件です。メモは次のとおりです。

【メモ(カスタマーサポート課・高橋)】
・書類:契約更新のご案内メール(取引先宛)。本文の文面を作る
・宛先:株式会社みなと商会 総務部 森田 様
・差出人:株式会社オフィスケア カスタマーサポート課 高橋
・案内日:2026年10月12日(月)
・契約:事務機器保守サービス契約(契約番号 MS-2417)
・現在の契約期間:2025年12月1日から2026年11月30日まで
・更新後の契約期間:2026年12月1日から2027年11月30日まで(1年間)
・更新の方法:自動更新。解約や条件変更の希望がなければ、そのまま更新される
・料金の改定あり:月額18,000円(税抜)から19,500円(税抜)へ(1,500円の増額)。改定後の料金は更新後の契約期間(12月1日)から適用
・更新を継続するかどうかの意向確認の返信:2026年10月23日(金)まで
・解約や条件変更を希望する場合の申し出:2026年10月30日(金)まで。この日までに連絡がなければ、改定後の料金で自動更新となる
・連絡方法:このメールへの返信
・保守対象機器の追加と、点検回数の見直しは、まだ決めていない(案内には書かない)
・更新特典や長期契約の割引は設けていない(案内には書かない)

メモには、取り違えが出やすい場所をあえて入れました。意向確認の返信(10月23日)と、解約・条件変更の申し出(10月30日)という、2つの別の期限です。料金が改定されるのに「自動更新」である点、つまり申し出がなければ改定後の料金で更新される点もあります。「保守対象機器の追加と、点検回数の見直しは、まだ決めていない」「更新特典や長期契約の割引は設けていない」と、案内に書かないことも明記しました。

採点は7項目で、回答全体を対象にしました。①宛先・差出人・案内日がメモどおり ②契約名・契約番号と、現在・更新後の契約期間が合っている ③月額18,000円から19,500円(税抜、1,500円の増額)で、更新後の契約期間から適用と書いている ④意向確認の返信は10月23日、申し出は10月30日で、入れ替えていない ⑤申し出がなければ「改定後の料金で」自動更新と書き、料金が変わらないと読める書き方をしていない ⑥決めていない機器の追加・点検回数の見直しを書いていない ⑦特典・割引・手数料・連絡先など、メモに無い内容を書き足していない。結果は次のとおりです。

条件7項目期限・料金・自動更新の書き方文面の違い
Opus 5.5・ただ頼んだだけ7 / 7意向確認は2026年10月23日(金)、申し出は2026年10月30日(金)。月額18,000円から19,500円(1,500円の増額)を2026年12月1日から適用。申し出がなければ改定後の料金で自動更新と書いた「■ご意向確認のお願い」の見出しの中に、申し出の期限を「なお」で続けた。案内日は書かなかった
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7同じ項目をメモのとおりに書いた。「期限が2つありますので、ご注意ください。」と前置きし、1と2に分けて期限を書いた末尾に案内日の2026年10月12日(月)を書いた
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ7 / 7同じ項目をメモのとおりに書いた。契約内容の箇条書きに料金改定を含め、期限は別の見出しに2つの日付を並べた契約内容の欄に契約名・契約番号の行は無く、契約番号は件名と1文目に書いた。案内日は書かなかった
Haiku 4.5・プロンプトあり7 / 7同じ項目をメモのとおりに書いた。料金改定の見出しの下に「適用開始日:2026年12月1日(更新後の契約期間の開始日)」を書いた冒頭に「平素より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。」を入れた。案内日は書かなかった
  • 期限の入れ替えは、4条件とも0件だった。意向確認の返信は2026年10月23日(金)、解約・条件変更の申し出は2026年10月30日(金)で、すべてメモのとおりでした。書かれた曜日はすべて暦と合っていました(10月12日は月、10月23日と30日は金)。
  • 料金改定の取り違えは、4条件とも0件だった。月額18,000円(税抜)から19,500円(税抜)、1,500円の増額、2026年12月1日からの適用が、すべてメモのとおりに書かれていました。
  • 「同じ条件で更新」と読める書き方は、4条件とも0件だった。申し出がなければ「改定後の料金で自動更新」と書かれました。メモに明記してある条件での結果で、明記しないメモは試していません。
  • メモに無い特典・割引・手数料・電話番号の書き足しは、4条件とも0件だった。決めていない機器の追加と点検回数の見直しも、どの回答にもありませんでした。
  • 差が出たのは、期限の見せ方だった。Opus 5.5(プロンプトあり)は「期限が2つありますので、ご注意ください。」と前置きして番号を付け、Opus 5.5(ただ頼んだ)は意向確認の見出しの中に申し出の期限を「なお」で続け、Haiku 4.5の2条件は「期限」の見出しに2つを並べました。案内日は、Opus 5.5(プロンプトあり)だけが末尾に書きました。どれも採点の7項目には入れていませんが、読む側が2つの期限を見分けやすいかどうかは、使う前に人が確かめる場所です。
  • 4条件とも7項目がすべて○で、プロンプトの効果は測れなかった。プロンプトなしでも満点だったためです。
この検証の範囲:契約更新の案内という1つのメモで、各条件1回ずつの結果です。メモと正解は当社が作った架空のものです。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあります。ChatGPT・Gemini・Sonnetは試していません。

契約更新の案内メールのプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです(検証では、このプロンプトの前に「ツールは一切使わず、次の依頼への回答だけを返してください。前置きや作業の説明は不要です。」の2文を添えています)。ルール3は、自社の状況に合わせて書き換えてください。

次のメモをもとに、契約更新のご案内メールの文面を作ってください。ルールは次の5つです。
1. 宛先・差出人・契約名・契約期間・金額・日付は、メモのとおりに書く。
2. メモに書かれていない特典・割引・手数料・連絡先、金額・日付・条件は、書き足さない。
3. 「まだ決めていない」とされた事柄は、内容を決めて書かない。「別途案内する」と書くか、触れない。
4. 回答の期限と申し出の期限が別の日のときは、入れ替えずに、それぞれ何の期限かを分けて書く。料金改定があるときは、改定の有無と適用開始日を書く。
5. 曜日や日付を書くときは、暦で確かめてから書く。

[ここにメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 「案内に書かない」事柄はメモに明記する。今回のメモには明記してあり、4条件とも特典や決めていない事柄を書きませんでした。明記しないメモは試していません。
  • 「申し出がなければどうなるか」をメモに書く。今回は「改定後の料金で自動更新となる」と書いてあり、4条件ともそのとおりでした。
  • 送る前に、メモと見比べる。今回は4回とも取り違えはありませんでしたが、各条件1回の結果です。取引先に送る期限と金額は、担当者が確かめます。

まとめ

契約更新の案内をメモから書かせると、Opus 5.5・Haiku 4.5ともに、2つの期限の入れ替えも、料金改定の取り違えも、「同じ条件で更新」と読める書き方も、メモに無い特典や割引の書き足しもありませんでした。4条件とも満点だったため、プロンプトの効果は測れていません。見る場所は、2つの期限の見せ方と、案内日を書くかどうかです。

よくある質問

契約更新の案内をAIに書かせると、期限や料金改定を取り違えませんか。

この検証では、Opus 5.5とHaiku 4.5のどちらも、意向確認の返信期限(2026年10月23日)と解約・条件変更の申し出期限(2026年10月30日)を入れ替えず、料金改定(月額18,000円から19,500円、2026年12月1日から適用)も4条件ともメモのとおりに書きました。取り違えは0件でした。ただし各条件1回の結果で、期限や改定の項目がもっと多い場合は試していません。

自動更新のとき「同じ条件で更新」と書かれる心配はありませんか。

この検証では、4条件とも、申し出がなければ「改定後の料金で自動更新」と書き、料金が変わらないと読める書き方はありませんでした。メモに「改定後の料金で自動更新となる」と明記してあるメモでの結果で、明記しないメモは試していません。

メモに無い特典や割引を、AIが書き足すことはありませんでしたか。

ありませんでした。メモに「更新特典や長期契約の割引は設けていない(案内には書かない)」と書いてあり、4条件とも特典・割引・手数料・電話番号は書きませんでした。保守対象機器の追加と点検回数の見直し(まだ決めていない事柄)も、4条件とも書きませんでした。

この案内の会社や契約は実在しますか。

いいえ。会社名・担当者名・契約番号・金額・日付はすべて当社が作った架空のものです。契約上の適切さや、自動更新の条項の有効性は採点していません。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月14日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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