催促・督促・リマインド・日程調整のメールをAIに下書きさせた実測4本の比較
語気の段階ごとの、メモに無い書き足しと未決事項の書き方
当社は、日程調整・リマインド・催促・督促状の4種のメールを、答えを知らない状態のClaude Opus 5.5とClaude Haiku 4.5に下書きさせる検証を行いました。このページは新しい実測ではなく、4本の採点結果を、語気の弱い順(依頼、連絡、確認、正式な文書)に並べたものです。
4本の結果(各条件1回)
題材ごとに採点の項目が違うため、点数どうしの優劣は比べられません。各セルの点数は、プロンプトあり、ただ頼んだだけの順で、7項目の採点です。
| 記事 | 語気の段階 | メモの未決事項・縛り | Opus 5.5(プロンプトあり・ただ頼んだ) | Haiku 4.5(プロンプトあり・ただ頼んだ) | 書き足しの実例 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日程調整 | 依頼(候補から選んでもらう) | 11月6日は担当の河野が出られない | 7/7・6/7 | 7/7・6/7 | ただ頼んだ条件は、Opus 5.5が「先日お送りした検査記録アプリの資料について」と、メモに無い資料送付を足した。Haiku 4.5は、メモに無い曜日を足した |
| リマインド | 確認と変更の連絡 | 出席者の石川は未定。会議室が前の案内から変わった | 7/7・7/7 | 7/7・7/7 | 4条件ともメモに無い書き足しなし |
| 催促 | 未入金の確認(断定しない) | 社内の方針の日付(10月10日)は相手に伝えない | 7/7・7/7 | 7/7・5/7 | Haiku 4.5のただ頼んだ条件は、社内の方針の日付を相手への返信期限にした |
| 督促状 | 新しい支払期限を示す正式な文書 | メモに無い不利益は書かない | 7/7・7/7 | 5/7・6/7 | Haiku 4.5は、メモに無い年を補った条件と、送る日を書き換えた条件があった |
未決事項と書き足しの原文
左がOpus 5.5の、未決事項や縛りを守った書き方、右がHaiku 4.5の、メモに無い書き足しです。回答の原文から写しています。
| 種類 | 未決事項の書き方(Opus 5.5・回答の原文) | メモに無い書き足し(Haiku 4.5・回答の原文) |
|---|---|---|
| 日程調整 | 「(この日は開発担当の河野が出席できず、森のみの出席となります)」 | メモに無い曜日「11月4日(月)」「11月5日(火)」「11月6日(水)」 |
| リマインド | 「課長の石川も出席する可能性がございますが、現時点ではまだ決まっておりません」 | 書き足しなし(「課長の石川も参加予定ですが、確定ではございません」と、確定でないことを同じ文で書いた) |
| 催促 | 「10月3日時点で、当社ではご入金を確認できておりません。」 | 「10月10日までにご返信をいただけますようお願いいたします」 |
| 督促状 | 「なお、本状と行き違いですでにお振り込みいただいている場合は、本状は破棄していただきますようお願いいたします。」 | 「本日10月20日の時点において」(メモの送る日は10月21日) |
語気が最も強い督促状でも、メモに無い不利益を書いた条件はありませんでした。起きたのは日付の書き換えでした。送る前は、本文の日付が、メモの日付と一致しているかを確かめます。
送る前の確認点
- 日付は、メモと1つずつ照らす。社内の方針の日付、曜日、年、送る日は、4種のどれでも書き換えられました。
- 未決事項は、「決まっていない」と書けているかを見る。リマインドの石川、日程調整の河野のように、メモにある制約が本文に残っているかを確かめます。
- 相手に伝えない社内情報が入っていないか見る。催促では、社内の方針の日付が相手への期限になりました。
よくある質問
催促のメールは、AIに任せると語気が強くなりすぎますか?
当社の実測では、強すぎる語気は出ませんでした。支払いの催促では、Opus 5.5は「10月3日時点で、当社ではご入金を確認できておりません。」と、未入金を断定せずに書きました。差が出たのは語気より、メモに無い日付の書き足しです。Haiku 4.5のただ頼んだ条件は、社内の方針の日付を相手への返信期限にしました。各条件1回の結果です。
督促状に、AIは脅しの文言を足しますか?
督促状の実測では、遅延損害金・法的な手続き・取引の停止のような、メモに無い不利益を書いた条件はありませんでした。足されたのは、メモに無い年(令和8年)や、送る日の書き換えでした。架空のメモ1つで、各条件1回の結果です。
リマインドや日程調整のメールで、AIは何を書き足しますか?
リマインドの実測では、4条件ともメモに無い書き足しはありませんでした。日程調整では、プロンプトを工夫せずにただ頼んだ条件で、Opus 5.5とHaiku 4.5のどちらも、メモに無い「資料送付済み」の記述や曜日を足しました。
4種類のどれが、AIに任せやすいですか?
題材ごとに採点の項目が違うため、点数どうしは比べられません。この実測から言えるのは、どの語気の段階でも、日付や経緯の書き足しは送る前に確かめる必要があることです。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。数字と引用はすべて、当社が行った4本の検証(各条件1回。実施日は各検証の記事に記載)の採点表と回答の原文によるものです。会社の詳細はトップページ、検証の進め方は実測の進め方をご覧ください。
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