実測のまとめ

ビジネスメール・文書をAIで下書きしたときの実測まとめ

業務メール7種・業務文書6種をOpus 5.5とHaiku 4.5の4条件で比べた結果と、送る前の確かめ方

結論(先に)メモからAIに業務メールや業務文書を下書きさせた13本の検証を並べると、試した Opus 5.5・Haiku 4.5 のどちらでも、メモに無いことの書き足しや日付のずれが起きました。言い回しより先に、「メモに無いことが足されていないか」「日付が合っているか」を確かめる必要があります。当社の検証(各条件1回・架空のメモ)では、メモに無いことの書き足しは、Opus 5.5・プロンプトありの条件では13本とも無く、Haiku 4.5・ただ頼んだ条件では13本中8本で起きました。

このページは、当社が2026年9月25日・26日に行った「書き方と実測」の検証13本(業務メール7種・業務文書6種)の結果を、同じ表に並べたまとめです。どの検証も、架空のメモ(英訳は架空のメール)を答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/Haiku 4.5)に渡し、「ただ頼む」「プロンプトを使う」の2通りで1回ずつ書かせ、先に作った正解表と照らしています。新しい検証はしておらず、数字は各記事の結果表からの転記です。

7項目で採点した9本の点数

日報からの9本は、同じ形の7項目(書くべきことが入っているか・未決定を断定しないか・メモに無いことを足さないか など)で採点しました。業務ごとに7項目の中身は違うため、合計は目安として見てください。

業務Opus 5.5・プロンプトありOpus 5.5・ただ頼んだHaiku 4.5・プロンプトありHaiku 4.5・ただ頼んだ
日報7/77/76/76/7
顛末書7/77/76/73/7
催促メール7/77/77/75/7
お礼メール7/77/77/76/7
提案書7/77/76/75/7
リマインドメール7/77/77/77/7
異動の挨拶メール7/76/76/76/7
督促状7/77/75/76/7
日程調整メール7/76/77/76/7
合計(9本)63/6361/6357/6350/63
  • Opus 5.5・プロンプトありは9本とも7/7だった。ただ頼んだ条件でも、落としたのは異動の挨拶メール(相手の評価の書き足し)と日程調整メール(メモに無い経緯の書き足し)の2本だけでした。
  • Haiku 4.5・ただ頼んだ条件は、合計50/63で最も低かった。顛末書では、推測の原因・検討中の対策・口頭だけの削除の3か所を確定に変え、3/7でした。

メモに無いことの書き足し(13本)

お詫びメール・報告書・英訳・稟議書は採点の形が違うため、13本に共通する「メモに無いことの書き足し」で並べました。各記事の表で「メモに無い書き足し」と判定したものを「あり」としています(異動の挨拶メールの相手の評価は、7項目の採点では別の項目で数えています)。日付や条件を作っていない一般的な請け合い(「すぐに再送いたします」など)は数えていません。

業務Opus 5.5・プロンプトありOpus 5.5・ただ頼んだHaiku 4.5・プロンプトありHaiku 4.5・ただ頼んだ主な内容
お詫びメールなしなしなしなし4条件とも未定の補償や再発防止策を約束しなかった
報告書なしなしありありHaiku が「名刺42枚」を「見込み客42社と接触」と言い換えるなど
英訳(ビジネスメール)なしなしなしなし4条件とも採点の項目をすべて満たした(ただ頼んだ2条件は③が対象外)
稟議書なしありなしありOpus(ただ頼んだ)が差額・合計・年間の出張費を、Haiku(ただ頼んだ)が年間の出張費と稟議の日付を足した
日報なしなしありありHaiku が不在だった訪問先の再訪の予定を足した
顛末書なしなしありありHaiku がメモに無い年を補い、ただ頼んだ条件では検討中の対策に実装の予定を足した
催促メールなしなしなしありHaiku(ただ頼んだ)が社内だけの日付を相手への回答期限にした
お礼メールなしなしなしなし採点の外で、ただ頼んだ2条件は日付の言い方が同じメールの中で食い違った
提案書なしなしありありHaiku がメモに無い利点を足し、ただ頼んだ条件では導入先の実績も足した
リマインドメールなしなしなしなし4条件とも7項目を満たした
異動の挨拶メールなしありなしなしOpus(ただ頼んだ)がメモに無い相手の評価を足した
督促状なしなしありありHaiku がメモに無い年を補い、送る日を書き換えた
日程調整メールなしありなしありOpus(ただ頼んだ)が「先日お送りした」資料を、Haiku(ただ頼んだ)が曜日を足した
「あり」の数(13本)0358
  • 書き足しは、Haiku 4.5・ただ頼んだ条件で最も多く、プロンプトありの条件では少なかった。Haiku 4.5はただ頼んだ条件で13本中8本、プロンプトありで5本でした。Opus 5.5はただ頼んだ条件で3本、プロンプトありで0本でした。各条件1回ずつの結果で、プロンプトの効果と言い切れる回数ではありません。
  • 足されたものは、年・日付と、予定・経緯・評価のような文が中心だった。メモに無い年や曜日、再訪の予定、実装の予定、「先日お送りした」資料、「いつも丁寧にご対応いただき」のような相手の評価など、文として自然なものが多く、メモに無い数字を作ったのは稟議書のただ頼んだ2条件でした。

日付・年・曜日で起きたこと

  • メモに無い年を補った:稟議書(Haiku・ただ頼んだ。稟議の日付ごと足した)、日報(Haiku・ただ頼んだ)、顛末書(Haiku 2条件)、督促状(Haiku・プロンプトあり)
  • 送る日の前提が食い違った・書き換えた:お礼メール(ただ頼んだ2条件。採点の外)、督促状(Haiku・ただ頼んだ)
  • 確かめた日付を送る日まで延ばした:督促状(Haiku・プロンプトあり。「本日まで」とだけ書き、10月20日の時点を書かなかった)
  • 社内だけの日付を相手の期限にした:催促メール(Haiku・ただ頼んだ)
  • 確かめられない曜日を足した:日程調整メール(Haiku・ただ頼んだ。2026年の暦と合わなかった)
  • 必要な日付を落とした:異動の挨拶メール(Haiku 2条件が担当の最終日を落とした)、お礼メール(Haiku・ただ頼んだが見学の日付を書かなかった)

AIの下書きを送る前に確かめること

□ 「予定です」「〜いたします」の文は、メモにある予定・約束か
□ 「先日お送りした」「ご確認いただいた」などの経緯は、実際にあったことか
□ 相手の評価(「いつも丁寧に」など)や、自社の実績・効果を足していないか
□ 年・曜日・「本日」「昨日」「明日」は、送る日のカレンダーと合っているか
□ 決まっていないこと(検討中・未定・回答待ち)が、決まったように書かれていないか
□ 最終日など、相手が動くのに必要な日付が落ちていないか
□ 社内だけの情報(社内の方針や担当者の予定)が入っていないか
□ 件名・宛名・署名があるか

この一覧は、上の13本で起きたことをもとに作りました。各業務の書き方とプロンプトは、それぞれの記事に載せています。

業務ごとの記事

このまとめの範囲:どの検証も、架空のメモ1つで各条件1回ずつの結果です。メモと正解は当社が作りました。業務ごとに採点の項目は違い、合計や件数は目安です。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。お詫びメールと報告書は、回答の原文を保存する決まりができる前(9月25日)の検証で、記事の結果表から転記しています。稟議書は、モデルの版とただ頼んだ条件の依頼文が実行記録に残っておらず、作業環境の既定の版で記載しています。リマインドメールの Haiku・プロンプトありは、1回目が本文を返さなかったため起動し直した回を採点しています。

よくある質問

AIにビジネスメールや文書を書かせると、何に気をつければよいですか?

当社の検証13本(各条件1回)では、メモに無い予定・経緯・相手の評価の書き足しや、年・曜日・送る日のずれが起きました。送る前に、予定や約束の文がメモにあるか、日付が送る日のカレンダーと合っているか、決まっていないことが決まったように書かれていないかを確かめます。

OpusとHaikuで違いはありましたか?

当社の検証(各条件1回)では、メモに無いことの書き足しは、Opus 5.5・プロンプトありで13本中0本、Opus 5.5・ただ頼んだで3本、Haiku 4.5・プロンプトありで5本、Haiku 4.5・ただ頼んだで8本でした。7項目で採点した9本の合計は、同じ順に63/63・61/63・57/63・50/63です。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年9月25日・26日に行いました(このページでは新しい検証はしていません)。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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