催促メールの書き方と例文
支払いの催促をAIで下書きしたときの期限・社内情報の書き足しの実測・プロンプト
支払期日を過ぎても入金が確認できないとき、取引先に送るのが催促メールです。強く書きすぎると関係を損ね、弱すぎると伝わりません。また、振り込みの行き違いや、請求書が届いていない可能性もあります。このページでは、催促メールに書くことと例文に加えて、社内のメモからAIに催促メールを書かせたときに、メモに無い期限や、社内向けの情報が入らないかを確かめた結果を紹介します。
催促メールに書くこと
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 件名 | 何についての確認かが分かるように(請求番号など) |
| 対象の特定 | 請求番号・金額・支払期日・送付日 |
| 事実 | 「〇日の時点で入金が確認できていない」。未払いと決めつけない |
| 行き違いへの配慮 | 振り込み済みの場合や、反映待ちの場合への一言 |
| お願い | 入金の予定日、振り込み済みなら振込日を教えてほしい |
| 再送の申し出 | 請求書が届いていない場合は再送する |
催促メールの例文(支払いの確認)
件名:ご請求書(請求番号 〇〇)のお支払いについてのご確認 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 いつもお世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。 〇月〇日にお送りした下記のご請求書について、ご確認のお願いでご連絡いたしました。 ・請求番号:〇〇 ・ご請求金額:〇〇円(税込) ・お支払期日:〇月〇日 〇月〇日の時点で、当社ではご入金を確認できておりません。 すでにお振り込みいただいている場合は、行き違いとなり申し訳ございません。 お手数ですが、ご入金の予定日(お振り込み済みの場合はお振込日)をお知らせいただけますでしょうか。 ご請求書がお手元に届いていない場合は、改めてお送りいたします。 どうぞよろしくお願いいたします。
AIで催促メールを下書きしたときの実測
未入金の確認のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに催促メールを作ってください。」とだけ頼む条件と、下の催促メールのプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつメールにさせました(2026年9月26日)。メモには、行き違いの可能性、届いたか分からない請求書、先方には伝えない社内の方針(10月10日までに予定が分からなければ営業から連絡する)を入れています。
【メモ(経理・木村)】 ・株式会社ヒカリ設計あての請求書(請求番号 F-0823、金額 385,000円(税込))の支払期日は9月30日だった ・10月3日の時点で、入金が確認できていない ・請求書は9月1日にPDFをメールで送った。先方の経理の松田様から、受け取ったという返信はもらっていない(届いているかは分からない) ・先方が振り込み済みで、当社の入金の確認が遅れている可能性もある(銀行の反映待ちなど) ・入金の予定日を教えてほしい。もう振り込んでいるなら、振込日を教えてほしい ・請求書が届いていなければ、もう一度送る ・社内の方針で、10月10日までに入金の予定が分からない場合は、営業の上田から先方の窓口に連絡する(これは先方には伝えない)
採点は7項目です。①請求番号・金額・支払期日がメモどおり ②未入金を断定せず「確認できていない」と伝える ③行き違いの可能性に触れる ④入金の予定日と、振り込み済みなら振込日を尋ねる ⑤請求書が届いていない場合の再送を申し出る ⑥社内の方針(10月10日、営業から連絡)を書かない ⑦メモに無い期限・罰則・事実を足さない。
| 条件 | 7項目 | 入金の伝え方と行き違いへの一言 | メモに無い書き足し |
|---|---|---|---|
| Opus 5.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 「当社ではご入金を確認できておりません」。行き違いには「行き違いでしたら、大変申し訳ございません」 | なし |
| Opus 5.5・ただ頼んだだけ | 7 / 7 | 「当社ではご入金を確認できておりません」。行き違いには「その際は大変失礼いたしました」 | なし |
| Haiku 4.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 「当行での入金がまだ確認できていない状況」(「当行」は銀行が自分を指す言葉で、誤り)。行き違いは「既にお振込みいただいていた場合」を挙げる形 | なし |
| Haiku 4.5・ただ頼んだだけ | 5 / 7(⑥⑦×) | 「当社の口座に入金が確認できておりません」。行き違いは「銀行の反映待ちの可能性があるため」 | あり。「10月10日までにご返信をいただけますようお願いいたします」。メモで「先方には伝えない」とした社内の方針の日付が、相手への回答期限になった。宛名と差出人も無かった |
- 罰則を足した条件は無かった。遅延損害金や法的な手続き、取引の停止に触れた条件はありませんでした。4条件とも、入金を確認できていないという事実の形で伝え、未払いと断定しませんでした。
- Haiku 4.5(ただ頼んだ条件の1回)は、社内の方針の日付を相手への期限にした。メモの「10月10日までに入金の予定が分からない場合は、営業の上田から先方の窓口に連絡する(これは先方には伝えない)」から、「10月10日までにご返信をいただけますようお願いいたします」という一文が作られました。社内のメモをそのまま貼ると、社内だけの情報が取引先へのメールに出るおそれがあります。
- プロンプトありの2条件とOpus 5.5では、社内の方針は出なかった。プロンプトには「社内向けの情報(社内の方針、社内の担当者の予定など)は書かない」というルールを入れています。Opus 5.5は、ただ頼んだ条件でも社内の方針を書きませんでした。
- Haiku 4.5はプロンプトありの条件で、自社を「当行」と書いた。「当行」は銀行が自分を指す言葉です。プロンプトのルールは言葉づかいには触れていないため、送る前に読み直す必要があります。
催促メールのプロンプト(コピーして使えます)
上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです。
次のメモをもとに、取引先に送る支払いの催促メールを作ってください。 ルール: - 相手を責める言い方をせず、「入金が確認できていない」という事実で伝える - 行き違いの可能性に触れる - メモに無い期限・罰則・事実は足さない - 社内向けの情報(社内の方針、社内の担当者の予定など)は書かない - 請求番号・金額・期日はメモの表記どおりに書く [ここにメモを貼り付け]
使うときのコツ
- 社内だけの情報は、貼る前にメモから消す。検証では、「先方には伝えない」と書いた日付が、回答期限としてメールに出ました。元のメモから消しておけば、AIに渡らないため、メールに出ることはありません(メモから消した条件は試していません)。
- 日付と期限の文は、送る前にメモと突き合わせる。「〇日までに」という文があれば、自分が決めた期限かどうかを確かめます。
- 宛名と差出人が入っているかを見る。検証では、Haiku 4.5の2条件とも差出人の無いメールが返ってきました(うち1条件は宛名も無し)。
よくある質問
催促メールには何を書けばよいですか?
請求番号・金額・支払期日で対象をはっきりさせ、「〇日の時点で入金が確認できていない」という事実を伝えます。振り込みの行き違いへの一言を添え、入金の予定日(振り込み済みなら振込日)を尋ね、請求書が届いていなければ再送すると書きます。
AIに催促メールを書かせると、期限や罰則を足しますか?
当社の検証(各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも罰則を足さず、未払いと断定しませんでした。一方、Haiku 4.5は、ただ頼んだ条件の1回で、メモで「先方には伝えない」とした社内の方針の日付を使って、「10月10日までにご返信をいただけますようお願いいたします」と書きました。プロンプトで「社内向けの情報(社内の方針、社内の担当者の予定など)は書かない」と指示した条件では出ませんでした。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年9月26日に行いました。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。
取引先へのメールの下書きと確認をAIで行う仕組みづくりのご相談
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