AIが元メモに無いことを書き足した実例集
元メモの一文と、Haiku 4.5が書き足した一文の対比
このページは新しい実測ではありません。当社が保存している回答の原文のうち、書き足しが出た箇所を、元メモの一文と並べて集めました。引用は、保存した原文(docs/tests)から一字一句そのまま写しています。条件は各記事の4条件(Opus 5.5・Haiku 4.5、プロンプトありとただ頼んだだけ)で、結果は各条件1回です。
予定や約束の書き足し
「不在」「店長が決める」のように、先がメモに無い箇所で、続きの予定を補った例です。
| 元メモの一文 | 回答の原文(条件) | 書き足されたこと |
|---|---|---|
| 日報のメモ:「残りの2件は担当者が不在」 | 「飛び込み訪問の残り2件:担当者不在のため後日訪問予定」(Haiku 4.5・プロンプトあり)。別の条件では「残り2件は担当者不在のため次訪問に継続」(Haiku 4.5・ただ頼んだだけ) | 再訪の予定。メモに再訪の予定は無い。プロンプトの「メモに無い事実・数字・反省・対策は足さない」を付けた条件でも出た。日報の記事 |
| クレームのメモ:「返金できるかどうかは、店長が決める。今週金曜までに店長が決める予定」 | 「今週金曜日までに返信させていただく予定です」(Haiku 4.5・ただ頼んだだけ) | 店長が決める期限が、当社が返信する期限に変わった。クレーム返信の記事 |
| 提案書のメモ:「初期設定:当社が1日かけて行う。初期設定の費用は無料」 | 「貴社の検査フロー」に合わせた「システム設定を行います」(Haiku 4.5・ただ頼んだだけ。原文は「当社が1日をかけて、貴社の検査フロー に合わせたシステム設定を行います」) | 「貴社の検査フローに合わせる」という、メモに無い約束。提案書の記事 |
実績や、だれが何をするかの書き足し
実績の中身や、担当の動きを、メモより広く書いた例です。
| 元メモの一文 | 回答の原文(条件) | 書き足されたこと |
|---|---|---|
| 提案書のメモ:「食品工場での導入はまだない(ほかの業種で3社)」 | 「食品工場以外の業種で既に3社に導入され、各社から業務効率化の実績を得ています」(Haiku 4.5・ただ頼んだだけ) | 「各社から業務効率化の実績を得ている」。メモは導入3社だけで、成果は書いていない。提案書の記事 |
| 引き継ぎメモ:「F社 クレーム対応。課長の佐々木さんに相談済みで、対応は課長が引き継ぐ。」 | 「課長の佐々木さんが引き継ぐ。森さんは経緯を確認する」(Haiku 4.5・ただ頼んだだけ) | 後任の森さんが経緯を確認する、というメモに無いやること。引き継ぎ書の記事 |
曜日・年・日付の書き足し
メモに書いていない曜日や年を補い、メモの日付とずれた例です。曜日は、メモに年が無いと確かめられません。
| 元メモの一文 | 回答の原文(条件) | 書き足されたこと |
|---|---|---|
| 日程調整のメモ:「候補:11月4日の10時〜12時の間、11月5日の14時〜17時の間、11月6日は終日」 | 「11月4日(月)10時~12時の間でご都合の良い時間」(Haiku 4.5・ただ頼んだだけ) | メモに無い曜日。メモに年が無く、確かめられない。日程調整メールの記事 |
| 督促状のメモ:「今回は書面の督促状で送る。送る日は10月21日」 | 「令和8年10月21日」(Haiku 4.5・プロンプトあり)。ほかに「令和8年9月30日」「令和8年10月3日」「令和8年10月31日」 | メモに無い年(令和8年)。回答の中に4か所あった。督促状の記事 |
| 督促状のメモ:「10月20日の時点で返事も入金も無い」「送る日は10月21日」 | 「本日10月20日の時点において」(Haiku 4.5・ただ頼んだだけ) | メモの送る日(10月21日)と違う日を「本日」と書いた。督促状の記事 |
この実例から見えること
- 多くの書き足しは、メモが途中までしか書いていない箇所に出た。「不在」の先の再訪、「店長が決める」の先の返信、「ほかの業種で3社」の先の成果です。一方、督促状の「本日10月20日」は、メモに送る日が書いてあるのに食い違いました。
- このページの例はHaiku 4.5の回答だが、Opus 5.5にも出ている。引き継ぎ書の実測では、Opus 5.5・ただ頼んだが、メモに無い「10月30日までに田中に確かめること」の節を足しました。モデルを替えれば防げるとは言えません。
- 禁止の一文だけでは止まらない回があった。日報では、「足さない」と書いたプロンプトでも再訪の予定が出ました。
下書きを受け取ったときの確認
- 予定・期限・約束の一文は、元メモの行を探す。見つからなければ、書き足しとして消すか、メモに戻して確かめます。
- 曜日と年は、メモに書いてあるものだけを使う。書いていないものは、カレンダーで確かめるまで載せません。
- 「誰が決めるか」「誰がやるか」が入れ替わっていないかを見る。店長の判断が、当社の返信に変わった例がありました。
よくある質問
AIが元メモに無いことを書き足すのは、どんなときですか?
このページに集めた例は、どれもHaiku 4.5の回答です(Opus 5.5にも、引き継ぎ書の実測でメモに無い確認事項の節を足した回答があります)。メモに「不在」「ほかの業種で3社」「店長が決める」のように途中までしか書かれていない箇所で、続きの予定・実績・返信期限を補った形です。結果は各条件1回で、繰り返すと変わることがあります。
プロンプトに「メモに無いことは書かない」と書けば防げますか?
防げない回がありました。日報の実測では、「メモに無い事実・数字・反省・対策は足さない」と書いたプロンプトを使ったHaiku 4.5が、不在だった訪問先2件に「後日訪問予定」と書きました。禁止に加えて、書いてよい欄や形を決めるほうが、守られた場面が多くありました。
書き足しは、どう見つければよいですか?
下書きの一文ごとに、元メモのどの行から来たかを探します。見つからない曜日・予定・実績・期限・年は、書き足しを疑って、メモに戻して確かめます。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。引用は各検証の回答の原文(docs/tests)と元メモのサンプルによります。検証の進め方は実測の進め方、方針は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。
書類の種類ごとに、貼り付けてそのまま使える指示文は業務書類のAIプロンプト集に一覧があります。