議事録の書き方

議事録の書き方とテンプレート

決定事項・見込み・ToDoを分けるフォーマットと例文・AIで作る手順

結論(先に)議事録は、決定事項と「見込み・未確定のこと」を分け、ToDoには担当・期限・根拠になった発言を並べて書くと、後で読み返したときに誤解が起きにくくなります。下のテンプレートはそのまま使えます。

議事録とは、会議で何が話され、何が決まり、誰が何をいつまでにやるのかを残す記録です。会議に出なかった人が読んでも分かること、後で「決めたかどうか」を確かめられることが役目です。このページでは、書く項目と順番、コピーして使えるフォーマット、実際の会議をもとにした記入例、AIで作るときの注意点をまとめました。

議事録に書く項目

項目書くこと
基本情報会議名、日時、場所・方法、参加者、記録者
要約会議全体を3文以内で。読む人が最初に知りたいこと
決定事項会議で合意されたことだけ。途中で撤回された案は書かない
見込み・未確定のこと「〜かかりそう」「〜の予定」「後で決める」など、まだ決まっていないこと
ToDo担当、やること、期限(発言の言葉のまま)、根拠になった発言
次回の予定日時と議題

書き方の手順

  • 会議中は発言をそのまま控える。担当や期限に関わる発言は、言い換えずに残します。
  • 決定事項と見込みを分ける。「間に合わなければ現行版でいこう。それで決定で」は決定、「早くて11月第2週になりそう」は見込みです。同じ欄に書くと、見込みが約束に見えてしまいます。
  • 撤回された案を消す。「いいね。……いや、やっぱりCRMは来年にしよう」のように途中で変わった話は、最後の結論だけを決定事項に書きます。
  • ToDoには担当が引き受けた発言を添える。「誰か見積もりを取ってもらえると助かる」のように引き受け手がいないものは、「担当未定」とします。
  • 期限は発言のまま書き、日付は推定と分かる形で添える。「来週月曜まで(推定:10月12日)」のように書くと、元の言葉と日付の両方が残ります。
  • 雑談は書かない。本題と関係のない話は、要約にもToDoにも入れません。

議事録のテンプレート(フォーマット)

Word・Googleドキュメント・メールなどに貼り付けて使えます。

議事録

会議名:
日時:  年 月 日( ) : 〜 :
場所・方法:
参加者:
記録者:

1. 要約(3文以内)


2. 決定事項(会議で合意されたことだけ)
・

3. 見込み・未確定のこと(「〜かかりそう」「〜の予定」など)
・

4. ToDo
| 担当 | やること | 期限(発言のまま) | 根拠になった発言 |
|  |  |  |  |

5. 次回の予定
日時:
議題:

記入例(展示会準備の定例会議)

当社の議事録のAI検証で使った、5人の定例会議(架空)をテンプレートに書き込んだ例です。

議事録

会議名:展示会準備の定例会議
日時:10月5日(月)
参加者:石井、大野、小林、川口、森

1. 要約
11月20日の展示会に向けて、パンフレット・印刷・デモ機・来場者リストの準備状況を確認した。デモ機は新バージョンが間に合わなければ現行版にし、来場者リストは今年もExcelで管理する。

2. 決定事項
・デモ機は、新バージョンが間に合わなければ現行版にする
・来場者リストは今年もExcelで管理する(CRMへの直接入力は来年に見送り)
・次回の定例は10月19日

3. 見込み・未確定のこと
・新バージョンのテスト終了は早くて11月第2週(川口)
・ノベルティの見積もりの担当は未定(「後で決めよう」)

4. ToDo
| 担当 | やること | 期限(発言のまま) | 根拠になった発言 |
| 大野 | パンフレットの原稿作成 | 今週中(推定:10月9日ごろ) | 「原稿は私が今週中に作ります」 |
| 小林 | 印刷会社への発注 | 原稿を受け取った翌営業日 | 「原稿をもらったら翌営業日に発注します」 |
| 森 | 来場者リストのExcelのひな形 | 来週月曜まで(推定:10月12日) | 「来週月曜までに用意します」 |
| 川口 | デモ日程について田中様へ返事 | 今週金曜まで(推定:10月9日) | 「今週金曜までに田中様へ返事してもらえる?」「了解です」 |
| 担当未定 | ノベルティの見積もり | 未定 | 「見積もりは……後で決めよう」 |

5. 次回の予定
日時:10月19日

AIで議事録を作る手順

  • 文字起こしを用意する。オンライン会議の文字起こし機能や、録音の文字起こしを使います。
  • 下のプロンプトと一緒にAIへ貼り付ける。ChatGPT・Gemini・Claudeなどのチャットで使えます(当社が結果を確かめたのはClaudeだけです)。
  • 決定事項・見込み・ToDoを人が確認する。出席者に回す前に、担当と期限を本人に確かめます。
次の会議の文字起こしから、議事録を作ってください。

出力:
1. 要約(3文以内)
2. 決定事項(会議で合意されたことだけ)
3. ToDo表:担当/やること/期限/根拠になった発言

ルール:
- 雑談や本題と関係ない発言は、要約にもToDoにも入れない
- 「〜さんに振っておきます」のような又頼みは、振る人のToDoとして書き、振られる人は備考に書く
- 期限は発言の言葉をそのまま書く。日付に直せる場合だけ、括弧で「推定:◯月◯日」と添える
- 「〜かかりそう」「〜の予定」のような見込みは、決定事項と分けて「見込み」と書く
- 担当がはっきりしないタスクは「担当未定」とし、推測で人を割り当てない

[ここに文字起こしを貼り付け]

AIで作ったときに実測で分かった注意点

2026年9月25日、上の記入例と同じ会議を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5・Haiku 4.5)に4つの条件で議事録にさせました(詳しくは議事録をAIで作る精度検証)。

  • ToDoの担当と期限は、4条件ともほぼ正しかった。撤回された案をToDoに入れた条件も、引き受け手のいない見積もりを誰かに割り当てた条件もありませんでした。
  • 軽いモデルは「見込み」を「予定」に言い換えた。Haiku 4.5は2条件とも「早くて11月第2週になりそう」の「早くて」を落としました。
  • 推定の日付を正しく添えたのは、Opus 5.5にプロンプトを付けた条件だけでした。
このページの範囲:AIの結果は、1つの会議・各条件1回の検証によるもので、精度を保証する数字ではありません。議事録の書き方は一般的な整理で、会社や会議体の決まりがあればそちらを優先してください。

よくある質問

議事録には何を書けばよいですか?

会議名・日時・参加者・記録者に加え、要約、決定事項、見込み・未確定のこと、ToDo(担当・やること・期限)、次回の予定を書きます。決定事項と見込みを分け、ToDoに根拠の発言を添えると、後で確認しやすくなります。

議事録をAIで作ると、どこを間違えやすいですか?

当社の検証では、ToDoの担当と期限はどのモデルもほぼ正しく書けましたが、軽いモデル(Claude Haiku 4.5)は「早くて11月第2週になりそう」のような見込みを「予定」と言い換え、決定との区別が消えました。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。テンプレートと記入例は、当社が2026年9月25日に行った議事録のAI検証(5人の定例会議)で使った会議をもとにしています。会社の詳細はトップページをご覧ください。

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