書き方と実測

週報の書き方とテンプレート

5日分のメモをAIで週報にまとめたときの集計・最新の状態の実測・プロンプト

結論(先に)5日分のメモを週報にまとめるとき、電話の件数やアポの数を日ごとに足す作業と、週の途中で変わった金額や終わった仕事を最新の状態に直す作業は、今回の検証では4条件とも間違えませんでした。答えを知らないClaude(Opus 5.5・Haiku 4.5)に、営業担当の5日分の架空のメモを4条件で週報にさせた当社の検証(各条件1回)では、Opus 5.5は2条件とも7項目すべてを満たしました。Haiku 4.5は、プロンプトありで訪問の数を誤り、確認先の課長を書かず(5項目)、ただ頼んだ条件では訪問の数を書かず、返事待ちの1件を書かず、訪問しただけの取引先を「対応完了」と書きました(4項目)。件数の誤りが出たのは、メモに合計が書かれておらず、自分で数える項目でした。

週報は、1週間の業務を上司が短い時間でつかむための文書です。日報と違うのは、5日分のメモを1枚にまとめる作業が入ることです。数字は日ごとに足し、月曜に書いた金額が水曜に変わったら最新の金額を書き、月曜に未完了だった仕事が木曜に終わったら完了として書く必要があります。このページでは、週報の構成とテンプレートに加えて、AIにまとめさせたときにこの「足す」「最新にする」「終わりを反映する」が正しくできるかを、正解表と照らして確かめた結果を紹介します。

週報に書くこと

項目書くこと
今週の業務相手・内容・結果。日付順に並べるより、案件や相手ごとにまとめる
数字の集計電話・訪問・アポなどの件数を、日ごとの数字を足して書く
完了したこと今週のうちに終わった仕事。週の途中で終わったものもここへ入れる
未完了・持ち越し終わっていない仕事と、いつやるか。延期になったものもここへ
返事待ち相手の返事を待っている件と、返事の予定。決定のようには書かない
課題・相談したいこと判断を仰ぎたいこと、誰に何を確認したいか
来週の予定来週やること。日程が決まっていないものは「未定」と書く

週報のテンプレート

週報(〇月〇日〜〇月〇日・氏名)

■ 今週の業務
・相手・内容 → 結果(済んだ/まだ)

■ 数字の集計
・電話〇件、訪問〇社、アポ〇件(日ごとの合計)

■ 完了したこと
・

■ 未完了・持ち越し
・〇〇:未完了(いつやるか)

■ 返事待ち
・〇〇:返事待ち(返事の予定)

■ 課題・相談したいこと
・

■ 来週の予定
・

AIで5日分のメモを週報にまとめたときの実測

営業担当の5日分のメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5/軽くて速いHaiku 4.5)に、「次のメモをもとに週報を作ってください。」とだけ頼む条件と、下の週報のプロンプトを使う条件の4通りで、1回ずつ週報にさせました(2026年10月4日)。メモには、日ごとの電話とアポの件数、月曜に80,000円で出して水曜に72,000円へ直した見積もり、月曜に「半分まで」と書いて木曜に完成させた資料、まだ出していない見積もりとまだ送っていない契約書案、延期になった訪問、返事待ちの2件を入れています。

【今週のメモ(営業1課・鈴木)10月5日(月)〜10月9日(金)】

■月曜(10/5)
・新規開拓の電話 20件。アポ取得 2件(あおば商事 10/7 14:00、ライトハウス 10/9 10:00)
・サンライズ工業(木村様)へ見積もりを提出。月額80,000円
・月次会議の資料は半分まで進んだ。残りは水曜に作る

■火曜(10/6)
・新規開拓の電話 15件。アポ取得 1件(ミナト設備 10/8 11:00)
・既存のタカラ食品(森様)を訪問。来月の契約更新について相談した

■水曜(10/7)
・14:00 あおば商事を訪問。担当者が資料を持ち帰り、返事は来週とのこと
・サンライズ工業(木村様)から値下げの相談があり、月額72,000円に直して見積もりを再提出した。返事はまだ
・月次会議の資料は着手できなかった。木曜に作る

■木曜(10/8)
・新規開拓の電話 25件。アポ取得 3件(訪問は来週以降)
・11:00 ミナト設備を訪問。見積もりを依頼された。見積もりはまだ出していない
・月次会議の資料を完成させ、課長に提出した

■金曜(10/9)
・10:00 ライトハウスを訪問。導入に前向き。契約書案を送ることになったが、まだ送っていない
・午後は既存のお客様2社を訪問する予定だったが、訪問できたのはヤマト文具のみ。グリーン薬局は先方の都合で延期になった(日程は未定)
・困っていること:ミナト設備の見積もりで、値引きの上限が分からない。課長に確認したい
・来週:月曜にライトハウスへ契約書案を送る。火曜までにミナト設備の見積もりを出す。グリーン薬局は日程が決まり次第訪問する

採点は7項目です。①電話60件・アポ取得6件・訪問5社の合計が正しい ②サンライズ工業の現在の見積もりを月額72,000円と書く ③月次会議の資料を完了として書く ④済んでいない3つ(ミナト設備の見積もり、ライトハウスの契約書案、グリーン薬局の訪問)を済んだように書かない ⑤あおば商事とサンライズ工業を返事待ちとして書き、決定のようには書かない ⑥来週の予定3つと課長への確認が入っている ⑦メモに無い事実・数字・約束を足さない。

条件7項目集計と最新の状態の書き方誤り・書き足し
Opus 5.5・プロンプトあり7 / 7電話60件・アポ6件を日ごとの内訳つきで合計。訪問は新規3社・既存2社に分けて書いた。サンライズ工業は「現在の見積額は月額72,000円」、月次会議の資料は完了に入れ、未完了3つは「未完了」と書いたなし。「資料をお渡し済み」(メモは「担当者が資料を持ち帰り」)と、メモと言い回しが少し違う箇所はある
Opus 5.5・ただ頼んだだけ7 / 7電話60件・アポ6件を曜日ごとの表で合計。訪問は新規3社・既存2社に分けて書いた。サンライズ工業は80,000円から72,000円に再提出した経過を書いて「返事待ち」、月次会議の資料は「10/8に完成させて課長に提出」と書いたなし。木曜に取ったアポ3件の訪問を来週の予定に入れた(メモは「来週以降」)
Haiku 4.5・プロンプトあり5 / 7(①⑥×)電話60件は正しく合計した。サンライズ工業は「月額80,000円で提出後、月額72,000円に修正し再提出。返事待ち」、月次会議の資料は完了、未完了3つのうち2つは予定つき、グリーン薬局は「日程未定」と書いた訪問の数が誤り。「そのうち4件は今週中に訪問を実施した」と「4社への訪問実施」と書いた(メモから数えると、今週訪問できたアポは3件、訪問した先は5社)。課題の欄は「値引き上限の確認が必要」だけで、課長への確認と書かなかった(⑥×)。来週の予定の「木曜以降に取得した3件」はメモ(木曜に取得)と違うが、判定は変えない
Haiku 4.5・ただ頼んだだけ4 / 7(①⑤⑦×)電話60件・アポ6件は正しく合計した。サンライズ工業は「月額72,000円(初回80,000円より値下げ。相談中)」、月次会議の資料は完了と書いた。ミナト設備とライトハウスは「提出待ち」「送付待ち」と書いた訪問した先の数を書かなかった。サンライズ工業の返事待ちが無く「相談中」とした。ヤマト文具を「対応完了」と書いた(メモは訪問しただけ)
  • 日ごとの数字を足す作業は、4条件とも正しかった。電話は月20件・火15件・木25件で60件、アポは2件・1件・3件で6件と、4条件とも合計できました。修正された金額(72,000円)と、木曜に完成した資料も、4条件とも最新の状態で書きました。
  • 済んでいない仕事を済んだように書いた条件は無かった。見積もりの未提出、契約書案の未送付、延期になった訪問は、4条件とも「まだ」「未完了」「提出待ち」などで残りました。
  • 件数の誤りが出たのは、メモに合計が書かれていない項目だった。訪問した先は、メモのあちこちに出てくるだけで、合計は書かれていません。プロンプトありのHaiku 4.5は、「そのうち4件は今週中に訪問を実施した」「4社への訪問実施」と書きましたが、数えると訪問した先は5社で、今週訪問できたアポは3件です。ただ頼んだHaiku 4.5は、訪問した先の数を書きませんでした。
  • ただ頼んだHaiku 4.5は、返事待ちと、訪問しただけの結果が変わった。サンライズ工業は「相談中」とだけ書かれ、返事待ちと分かる書き方がありませんでした(回答に返事待ちの欄はありません)。ヤマト文具は、メモに訪問したとしか書かれていないのに「対応完了」と書かれました。
  • Opus 5.5は、プロンプトの有無で7項目の結果が変わらなかった。違いは書き方で、プロンプトありは「完了したこと」「未完了・持ち越し」「返事待ち」の欄に分けて書き、ただ頼んだ条件は案件ごとの表に「現在の状況」としてまとめました。

1日のメモを整える検証は日報の書き方とテンプレートに、書き足しの傾向の比較はビジネスメール・文書をAIで下書きしたときの実測まとめにまとめています。

AIが書いた数字の悪い例と、直した例(回答の原文から)

メモに合計が書かれていない項目で、AIの週報の数字や状態がどうずれたかを、保存した回答の原文で並べます。左は上の実測でずれた書き方、右は同じ事実を直した書き方です。

項目悪い例(回答の原文)直した例
訪問の数Haiku 4.5(プロンプトあり)「そのうち4件は今週中に訪問を実施した」「4社への訪問実施」メモから数えると、今週訪問できたアポは3件、訪問した先は5社。Opus 5.5(プロンプトあり)の「新規のお客様への訪問 3件(あおば商事、ミナト設備、ライトハウス)」「既存のお客様への訪問 2件(タカラ食品、ヤマト文具)」のように、社名を挙げて数える
訪問しただけの結果Haiku 4.5(ただ頼んだだけ)「ヤマト文具訪問→対応完了」メモにあるのは訪問したことだけなので、Opus 5.5(プロンプトあり)の「ヤマト文具:訪問しました。」のように、起きたことだけを書く

直し方は、合計が書かれていない数字を、社名や日付を挙げて数え直すことと、メモに無い「完了」「実施」の言葉を足さないことです。AIが出した数字は、メモと突き合わせてから使ってください。

この検証の範囲:1つの5日分のメモで、各条件1回ずつの結果です。メモと正解は当社が作った架空のものです。同じ条件で繰り返すと結果が変わることがあり、精度を保証する数字ではありません。メモに合計や目標が書かれている場合、5日を超える期間、画像やExcelの集計表からの週報は扱っていません。ChatGPT・Gemini・Sonnetでは試していません。

週報のプロンプト(コピーして使えます)

上の検証で「プロンプトあり」に使ったものと同じです。

次の5日分のメモをもとに、上司に提出する週報を作ってください。

構成:今週の業務(日付順ではなく内容ごとにまとめる)/数字の集計(日ごとの数字は合計する)/完了したこと/未完了・持ち越し/返事待ち/課題・相談したいこと/来週の予定

ルール:
- メモに無い事実・数字・目標・反省・対策は足さない
- 週の途中で変わったこと(金額の修正、未完了から完了への変更)は、最新の状態だけを現在の状態として書く
- 済んでいないこと(未提出・未送付・延期など)は「未完了」と明記する
- 相手の返事待ちは「返事待ち」と書き、受注や決定のようには書かない

[ここにメモを貼り付け]

使うときのコツ

  • 合計は、日ごとの内訳と並べて確かめる。検証では、日ごとに数字があるものは4条件とも正しく足しましたが、メモの中で数えなければならない件数(訪問した先の数)は誤った回がありました。元のメモに戻って数え直します。
  • 「最新の状態だけを現在の状態として書く」と指示する。金額が変わった件や、終わった仕事は、この指示がなくても検証では正しく書かれましたが、週の途中で変わった件が多いときに備えて入れておくと、古い金額や古い未完了が残っていないかを見るポイントが絞れます。
  • 返事待ちは、メモにある件がすべて入っているか見る。メモに「返事はまだ」と書いた件が、「相談中」「進展中」という言葉に変わると、返事待ちの欄から外れることがあります。
  • 「対応完了」「実施済み」のような結果の言葉は、メモに書いてあるか見る。訪問しただけの取引先が「対応完了」と書かれることがあるので、結果の言葉を上司へ出す前に確かめます。

よくある質問

週報には何を書けばよいですか?

今週の業務、数字の集計、完了したこと、未完了・持ち越し、返事待ち、課題・相談したいこと、来週の予定を書きます。週の途中で金額が変わった件や、終わった仕事は、最新の状態だけを書きます。

AIに5日分のメモから週報を書かせると、数字の合計や最新の状態は正しくなりますか?

当社の検証(5日分の架空のメモで各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5の4条件とも、日ごとの電話・アポの件数の合計と、修正された見積もり金額、完成した資料の反映を正しく書きました。一方、Haiku 4.5は、プロンプトありでメモに合計が書かれていない訪問の数を誤りました。ただ頼んだ条件では訪問の数を書かず、返事待ちの1件が抜け、訪問しただけの取引先を「対応完了」と書きました。合計は日ごとの内訳と並べて確かめてください。

このページについて
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年10月4日に行いました。検証の進め方は実測の進め方、方針は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。

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