社内通知の書き方と例文
システム切り替えの通知をAIで下書きしたときの未定事項の実測・プロンプト
社内通知は、システムの切り替えや制度の変更、行事の案内など、全員に同じ内容を伝えるための文書です。実際の通知には、日付が未定のもの、会場が仮押さえのもの、対象の部署がまだ決まっていないものが混ざりがちです。このページでは、社内通知に書くことと例文に加えて、こうした未定の事項をAIがどう書いたかを確かめた結果を紹介します。
社内通知に書くこと
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 件名 | 何のお知らせか(例:〇〇の切り替えについて) |
| 発信者・宛先 | 誰から誰への通知か(部署名・役職) |
| 何が変わるか | 変わる内容と、いつまでの話か |
| 日時・場所 | 説明会などの日時と会場。決まっていなければ、未定と書く |
| 対象 | 誰が対象か。対象が決まっていない部署は、決まっていないと書く |
| お願い | 読んだ人にしてほしいことと、その締め切り |
| 問い合わせ先 | 担当者名と連絡先 |
社内通知の例文(システム切り替えの案内)
件名:〇〇の切り替えについて(お知らせ) 全社員各位 〇〇部長 〇〇 〇〇を、現在の「〇〇」から「〇〇」へ切り替えます。 1. 切り替えの日 〇月〇日(決まっていない場合は「まだ決まっていません。〇月に〇〇が決める予定です」) 2. 説明会 日時:〇月〇日(〇)〇時〜(未定の場合は「未定です」) 会場:〇〇(仮押さえの場合は「仮押さえ中で、確定していません」) 対象:〇〇部は全員、〇〇部は課長以上(決まっていない部署は「まだ決まっていません」) 3. 皆さんにお願いすること 〇〇を、切り替えまでに行ってください。締め切りは〇月〇日です。 4. 問い合わせ先 〇〇部 〇〇(内線〇〇) 以上
AIで社内通知を下書きしたときの実測
経費精算システムの切り替えのメモ(架空)を、答えを知らない状態のClaude(Opus 5.5と、軽くて速いHaiku 4.5)に渡し、通知文を1回ずつ作らせました(2026年9月30日)。頼み方は2通りです。「次のメモをもとに社内通知を作ってください。」とだけ頼む条件と、下の社内通知のプロンプトを使う条件で、モデルとの組み合わせは4通りです。メモには未定のことを5つ入れています。切り替えの日、説明会の会場(仮押さえ)、説明会の日時、対象の部署の一部、未精算の申請の提出の締め切り(後で決まる)です。
【メモ(総務・小林)】 ・全社員あてに、経費精算システムの切り替えを知らせる社内通知を出したい ・新しいシステムの名前は「ケイヒノート」。現行の「精算くん」は今年度末で使えなくなる ・切り替えの日は、まだ決まっていない(10月中旬に経理部長が決める予定) ・使い方の説明会を開く予定。会場は会議室Bを仮押さえしているが、確定はしていない。日時も未定 ・説明会の対象は、営業部と総務部は全員参加。開発部は課長以上だけ参加。ほかの部署は、対象にするかまだ決めていない ・切り替えの前に、各自が「精算くん」に入力済みの未精算の申請をすべて提出しておくこと(提出の締め切りは切り替えの日が決まってから知らせる) ・問い合わせは総務の小林(内線 214) ・この通知の発信者は総務部長の中川
採点は7項目です。①システム名と、現行のシステムが今年度末で使えなくなることがメモどおり ②切り替えの日を確定したように書かない ③説明会の日時を確定したように書かない ④説明会の会場を確定したように書かない ⑤説明会の対象は決まっている部署だけを書き、決まっていない部署を入れる・外すと書かない ⑥未精算の申請の提出を求め、締め切りは後で知らせると書く ⑦問い合わせ先と発信者がメモどおりで、メモに無い事実・約束を足さない。
| 条件 | 7項目 | 未定の事項の書き方 | メモに無い書き足し |
|---|---|---|---|
| Opus 5.5・プロンプトあり | 7 / 7 | 切り替えの日は「まだ決まっていません。10月中旬に経理部長が決める予定です」、会場は「未定です(会議室Bを仮押さえしていますが、確定していません)」 | なし |
| Opus 5.5・ただ頼んだだけ | 7 / 7 | 切り替えの日は「現在は未定です」、会場は「会議室Bを仮押さえしています(まだ確定していません)」、ほかの部署は「検討中です」 | なし |
| Haiku 4.5・プロンプトあり | 6 / 7 | 会場は「調整中」と書き、会議室Bには触れなかった。ただし、精算くんが今年度末で使えなくなるという一文が無かった(項目①) | なし(「リニューアルすることになりました」という言い方はメモに無い) |
| Haiku 4.5・ただ頼んだだけ | 6 / 7 | 会場は「会議室B(予定)」で、仮押さえという語が無い(④は○としたが、判断が分かれうる)。切り替えの日は日付を作らなかった | 「10月中旬に経理部長より別途通知いたします」(メモは「経理部長が決める予定」で、通知するとは書いていない。メモに無い人物と時期を通知に結びつけたため×にしたが、判断が分かれうる) |
- Opus 5.5は2条件とも7項目をすべて満たした。切り替えの日と説明会の日時は日付を作らず、会場は仮押さえで確定していないと書きました(例:「会議室Bを仮押さえしています(まだ確定していません)」)。ほかの部署の対象は「検討中」「まだ決まっていません」と書き、対象に入れも外しもしませんでした。
- Haiku 4.5は2条件とも6項目。プロンプトありの条件は、日付・会場・対象の未定をどれも決まったようには書きませんでしたが、「精算くんが今年度末で使えなくなる」という通知の要点が抜けていました。ただ頼んだ条件は、日付や対象は正しく書いた一方、「経理部長より別途通知いたします」と、メモに無い経理部長の通知を書き足しました。
- 未定の書き方に、大きな崩れは出なかった。今回のメモでは、4条件とも日付・時刻・締め切りを作った条件はありませんでした。差が出たのは、未定の事項ではなく、要点の脱落と、担当者の動きの書き足しでした。
- 会場の書き方は3通りに分かれた。「仮押さえ」まで書いた条件、「会議室B(予定)」と書いた条件、「調整中」と会議室Bに触れなかった条件がありました。「予定」は確定に近く読めるため、仮押さえかどうかを通知に残したいときは、メモにその旨を書き、通知にも入っているかを確認します。
社内通知のプロンプト(コピーして使えます)
上の検証で「プロンプトあり」の条件に使ったプロンプトと同じ文面です。
次のメモをもとに、全社員に向けた社内通知を作ってください。 ルール: - 日付・時刻・会場・対象は、メモに書かれたものだけを書く - 決まっていないこと(日時・会場・対象・締め切りなど)は、決まったように書かず、未定であること(分かれば決める予定)を書く - 仮押さえなど確定していないものは、確定していると分かる書き方にしない - メモに無い事実・約束・依頼は足さない [ここにメモを貼り付け]
使うときのコツ
- 通知の要点が残っているかを、メモと見比べる。検証では、プロンプトありの条件でも、メモにあった要点が1つ落ちました。何が変わるか、いつまでの話かは、送る前に確かめます。
- 担当者の動きの書き方を読み直す。「〇〇が通知します」のように、メモに無い約束が入っていないかを見ます。
- 未定のことはメモに「未定」と書いておく。検証のメモには、決まっていない事項ごとに「まだ決まっていない」「確定はしていない」と書きました。この書き方が無いメモで未定が保たれるかは、試していません。
よくある質問
社内通知には何を書けばよいですか?
件名、発信者と宛先、何が変わるか、日時と場所、対象、読んだ人へのお願いと締め切り、問い合わせ先を書きます。決まっていない日付や会場、対象は、決まったように書かず、未定であることと、いつ決まる予定かを書きます。
AIに社内通知を書かせると、未定のことを決まったように書きますか?
当社の検証(各条件1回)では、Claude Opus 5.5・Haiku 4.5とも、未定の日付や時刻を作った条件はありませんでした。差が出たのは、Haiku 4.5で通知の要点が1つ抜けたことと、メモに無い経理部長の通知が書き足されたことでした。送る前に、メモと見比べて要点と約束を確かめます。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。AIの検証は2026年9月30日に行いました。検証の進め方は実測の進め方、方針は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。
社内向けの通知文の下書きと確認をAIで行う仕組みづくりのご相談
合同会社フューチャープロンプトは、社内のメモから通知文を下書きし、未定の事項や要点が正しく書かれているかを確かめる手順まで含めた仕組みづくりをご一緒します。
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