月次業務をAIに任せる流れ
請求書・経費・勤怠・給与明細の実測を、月の順に並べた一覧
業務の流れに沿って、当社が実測した読み取り・検算の記事を並べ直しました。新しい実測ではなく、各記事の結果を引いたものです。何日に何をするかは会社ごとに違うため、ここでは月初・月中・月末・給与の支給前という大きな区切りで並べています。
月初:取引先から届いた請求書・納品書・見積書
前の月の取引が書類になって届く時期です。読み取り、納品書との突き合わせ、金額の検算の3つを実測しています。
| 工程 | 記事 | 実測でできたこと | 人が確かめること |
|---|---|---|---|
| 受け取り | 請求書の読み取り(複数税率8%・10%) | クリーンな画像で抽出ミス0。複数税率の税区分の判断まで正確でした。 | 実物のスマホ撮影は別の結果になりえます。人の最終確認が要ります。 |
| 突き合わせ | 納品書と請求書の突き合わせ | 数量・単価・品目の食い違い3か所は、4条件すべてで見つかりました。 | どちらが正しいかの確認先を示したか、書類に無い推測を足していないかを見ます。 |
| 検算 | 見積書の計算ミスの検出 | 仕込んだ計算ミス2件を検出し、連動する修正も示しました。 | 最終的な金額は、表計算など確実な仕組みで確定します。 |
月中:経費精算のレシート・領収書
経費の申請はたいてい月をまたいで少しずつ届きます。読み取り、矛盾の点検、勘定科目の振り分けの3つを実測しています。
| 工程 | 記事 | 実測でできたこと | 人が確かめること |
|---|---|---|---|
| 読み取り | レシートの読み取り | 明細12行はすべて正解で、軽減税率の区分も正確でした。ただしHaiku 4.5にはトマトの金額の読み違いがありました。 | 実物の感熱紙や長いレシートは別です。合計金額の照合を併用します。 |
| 点検 | レシートの登録番号・曜日などの矛盾点検 | Opus 5.5は誤りを入れた5枚すべてを正しく指摘しました。Haiku 4.5は5枚中2〜4枚でした。 | 登録番号が実在するかは、国税庁の公表サイトで確かめます。 |
| 科目 | 領収書の勘定科目の振り分け | 社内ルールを渡さない条件の正解は、Opus 5.5が12件中11件、Haiku 4.5が10件でした。ルールを渡すと、どちらも11件でした。 | 会議費と交際費、備品費と資産の境目は、自社のルールで決めます。 |
月末:出勤簿の集計
月の締めで、日ごとの出退勤から実働時間を出す工程です。
| 工程 | 記事 | 実測でできたこと | 人が確かめること |
|---|---|---|---|
| 集計 | 出勤簿の写真の読み取りと実働時間の計算 | Opus 5.5とHaiku 4.5のどちらも、時刻・休憩の読み取りと、実働時間・週の合計の計算に誤りは0件でした。 | 各1回・きれいな画像での結果です。実際の出勤簿の写真で確かめます。 |
給与の支給前:給与明細の検算
支給の前に、支給・控除・差引支給額の合計が合っているかを確かめる工程です。この月次の流れの中で、モデルの差がもっとも大きく出ました。
| 工程 | 記事 | 実測でできたこと | 人が確かめること |
|---|---|---|---|
| 検算 | 給与明細の表起こしと合計の検算 | Opus 5.5は2枚とも合計の一致・不一致を正しく判定しました。Haiku 4.5は印字で合っている差引支給額を誤って「5円違う」と報告し、手書き風では500円の食い違いを見逃しました。 | 合計の検算は、AIの答えだけで終えず、表計算などで確定します。 |
11〜1月:年末年始の文書
毎月の流れとは別に、年末年始だけ増える文書があります。休業のお知らせ、お歳暮のお礼状、年始の挨拶状、年末調整の書類の4つを、当社の実測記事から引いています。この時期の年賀状そのものや、年末の締め日・仕事納めの段取りは、まだ実測していません。
| 工程 | 記事 | 実測でできたこと | 人が確かめること |
|---|---|---|---|
| 休業の案内 | 年末年始休業のお知らせ | 日付・時刻・電話番号は4条件とも一字も崩れませんでした。 | 曜日は暦と照らします。休業明けの出荷など未定のことを、決まったように書いていないかを見ます。 |
| お礼状 | お歳暮のお礼状 | 品名・送り主・届いた日・差出人を取り違えた文面は、4条件とも0件でした。 | メモに無い品や、別の取引先の名前が混ざっていないかを見ます。 |
| 年始の挨拶 | 年始挨拶状(取引先向け) | 会社名・休業期間・営業開始日などメモにある8項目は、4条件とも正しく書けました。 | Haiku 4.5の2条件は、前の年の実績を元旦付けの文面で「本年」と書きました。年の書き分けを確かめます。 |
| 年末調整 | 生命保険料控除証明書の転記 | 12件の項目を4回とも正確に転記し、取り違えは0件でした。 | 金額と名義は、原本と照らして確定します。 |
| 年末調整 | 扶養控除等申告書の一覧化 | 人の落ち、区分の入れ替え、所得の見積額の取り違えは、4条件とも0件でした。 | 扶養に入れられるかの判断や控除額の計算は、AIに任せず人が行います。 |
よくある質問
月次業務のうち、AIの答えだけで終えてはいけない工程はどれですか?
給与明細の検算です。当社の実測では、Opus 5.5は2枚とも合計の一致・不一致を正しく判定しましたが、Haiku 4.5は合っている差引支給額を「5円違う」と報告し、手書き風の明細では500円の食い違いを見逃しました。詳しくは給与明細の表起こしと合計の検算にあります。
経費精算のレシートは、AIにどこまで任せられますか?
読み取りでは、明細12行はすべて正解でした。ただしHaiku 4.5にはトマトの金額の読み違いがあり、合計金額の照合を併用する必要があります。勘定科目は、社内ルールを渡さない条件の正解がOpus 5.5で12件中11件、Haiku 4.5で10件でした。レシートの読み取りと領収書の勘定科目の振り分けで確かめられます。
請求書と納品書の食い違いは、AIで見つかりますか?
数量・単価・品目の食い違い3か所は、4条件すべてで見つかりました。どちらが正しいかの確認先を示したか、書類に無い推測を足していないかは人が見ます。条件は納品書と請求書の突き合わせに載せています。いずれも当社が作った架空のサンプルに対する各条件1回の結果です。
合同会社フューチャープロンプト(AIプロダクト開発・業務自動化/東京・渋谷)がまとめました。数字はすべて、各出典記事の採点表によるものです。Sonnetなど他のClaudeのモデルは試していません。検証の作り方は検証・編集・AI利用方針をご覧ください。